SASPL!!
特定秘密保護法に反対する学生有志の会! もうみなさん覚えたよね!
students against secret protection law で SASPL
ご存じない方は後でこちらで復習ね!
この記事もご参照。→SASPLの素顔&9日10日告知!!
民主主義の最前線~This is what democracy looks like!~SASPL!!
9日24時までカウントしながら、特定秘密保護法反対を叫んでいた彼・彼女たち。
10日になり、特定秘密保護法が施行され、泣いていた方もいました。
でも!!!
施行されても!!
別に世界が終わるわけじゃないし!
この法律は未来永劫、変えられないものじゃないし!
特定秘密保護法が施行された初日だって、「反対!!」を大声で叫んでやるんだよ!
ということを表すために、10日夜もSASPLは集まりました。
集結した学生たち!
関西の大学生たち、も深夜バスで来て参加してました、スゴイ!
「関東の学生たちだけじゃなくて 関西の、全国の学生たちも怒ってんねんぞということを伝えたくて来ちゃいました!
SASPLの蒔いた種は、全国の学生たちがこれから育てるんです、
めっちゃ大声で言います、私は、特定秘密保護法に、反対します!!!」
「今年、東京来るのは4回めくらいで、えー、何回東京こさせんねん!!
おい安倍、どこに遊説行ってるか知らんけど聞いとけよ! めっちゃ怒ってんねんぞ!」
そう関西組も飛び入りで吠えていました。
「辺野古にいる84歳のおばあちゃんが、
『今のこの日本は先の戦争が始まる前と似ている』と言ってました。
その言葉が脳裏に焼きついています。それってなんなんだよ!」
そう言っていたのは沖縄出身のICUの学生。
音響や事務方?をやっていた林田みっつの言葉も響きました。
「こんなことやってると就職先失う?そんな社会クソくらえですよ!」
ほんと、そう思う! 原発事故を取材してたら仕事無くなる社会なんてクソくらえだよ! 私のことだけどな!
『仕事したかったら原発から足を洗え』って先月言われたけど、『足を洗え』って何だよ、そんな悪いことかよー!
原発事故の被ばくについて素晴らしい論文書いた院生が研究職の就職先が無くなって、
「研究者になりたかったけど、日本の学界がこんなに偏っていると思わなかった、もういいです」だって。
こんな社会、ほんとクソくらえだよ!
みっつは、長崎出身で、ヒバクシャの方々の話もよく伺っていたと言います。
ここにみっつのスピーチ載せたよ→SASPLの素顔&9日10日の告知
10日のみっつのアドリブスピーチの最後の言葉はこちら。
「30年後、想像してみてください。
来年はアジア・太平洋戦争が終わって70年なんです。
それから30年後、わかりますか?
これから、みなさんと手をつないで、共に行動していきましょう、そして30年後、
100年間、戦争しなかったっていう、祝いの鐘を共に鳴らしましょう!」
そして、何度も何度も繰り返されるコール!
憲法守れ 生活守れ 自由を守れ 子どもを守れ 未来を守れ 命を守れ
言うこと言うこと言うこと言うこと 言うこときかせる番だ俺たちが
民主主義って何だ
民主主義ってこれだ
Tell me what democracy looks like!
This is what democracy looks like!
さやかちゃんのスピーチ
みなさんこんばんは。国際基督教大学4年生の山本早弥花です。
今日は皆さんに伝えたい事があるんで聞いてください、よろしくお願いします。
2013年12月6日。特定秘密保護法が可決しました。
そして今日、12月10日、施行されました。
この法案について報道され始めた頃に、私が抱いていた疑問は単純で、
「知る事ができない社会になってしまったら、一体どうなるのだろう?」と考えていました。
確かに、国家に秘密は必要なのかもしれません。
今公表することで悪用されてしまう恐れがある情報もきっとあるかもしれません。
でも、私達の目から遠ざけるに値する情報が具体的に何であるのかは、現行法の中でしっかり説明されていません。
「国民のための正しい政策立案」だとか、そんな曖昧で薄っぺらい大義名分で説明責任を果たしていると勘違いしている政府に対して抱くのは、強い不信感と危機感しかあ
りません。
あらゆる自由を保つ上で知るべき情報が隠された時、私達自身の力で自らの命や生活を守る術は残されるのでしょうか。
権力者が国民全体を統治する権利があると錯覚した時、私達1人1人の批判的思考が鈍ることを意味します。
本当の民主主義においては、政府は決して主権を握ってはいけない。
主権はあくまで私達自身のものであり、私達のためのものであるべきです。
特定秘密保護法では、あらゆる事が秘密になります。
それが意味するのは、権力者の意向について「Yes」か「No」か、自分の頭で判断する材料さえも奪われるという事で
だから、私はこの法律を絶対に許せません。
この法が「正義」だと今の政府が考えているのならば、それは間違いです。
使いようによってはいくらでも多くの人に一生消えない傷を残すことができます。
はっきり言います。
この法律は凶器です。
「秘密」が明るみにでるのは、最長60年間。
日本が戦争をしていた時代から今に至るまでと同じ位、長い長い時間です。
そして、戦争直後に公表するべき情報を政府が焼却処分した事は、戦争を経験した先人たちの証言によって明らかになっています。
私利私欲の為に権力を振りかざす人々を到底信用するべきでない事は、歴史が証明しています。
この国が戦争をしていた頃、私たちのおじいちゃんおばちゃん世代の人々は戦争に行きました。
沢山の人が死にました。沢山の人を殺しました。沢山の人が殺されました。
この国は、戦争の加害者であり、被害者でもあるという歴史を抱えています。
でも、日本の憲法には「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存ずることを宣言する」という一文が記され
ています。
それが何のために書かれたのか、今の権力者たちは考えたことがあるのでしょうか。
人の痛みを、自分自身の心の痛みとして感じた事はあるのでしょうか。
もし考えたのならば、こんな法律を到底容認できないはずです。
憲法の解釈変更など、集団的自衛権の容認などできないはずです。
特定秘密保護法、憲法の解釈変更、集団的自衛権の容認、進行する監視国家化も、すべては繋がっています。
「自分には関係ないからどうでもいい」と、不都合な現実から目を背けて権力に隷属した結果、
「気づいた時には戦争が始まっていた」みたいな事になってしまうのではないでしょうか。
警鐘を鳴らす人がどこにもいなくなってしまうのではないでしょうか。
こういった危機感と恐怖を、私はずっと抱いています。
今の社会やネットでは他国民に対する差別や、狂信的な愛国主義、排斥主義的な言論が蔓延し、街を歩くとヘイトスピーチを声高に叫んでいる人達も見かけます。
メディアはそれを報道しません。
「こんなの絶対に変だ、胸糞悪い」と思います。ずっと思っていました。
でも、私は10月25日の渋谷デモに参加するまで、具体的な行動は起こせませんでした。
よくわからない漠然とした不安に戸惑って、オロオロしているだけでした。
本当は、「何そんなに熱くなっちゃってるんだ、バカみたい」と人に言われてしまうのではないかと怖かったんです。
笑われるのが恥ずかしかったんです。
ほんのちょっと、勇気を出して行動を起こす事。
時間がかかったけど、ようやくできました。
思っていたよりもずっと、ずっと簡単でした。
今では行動を起こせずに尻込みしていた過去の自分が恥ずかしくてなりません。
そして実際に行動してみると、やっぱり笑われました。バカにされました。
正直、今でもしょっちゅう言われます。
「売国奴」とか、もっとひどい言葉も言われるし、「ヒロイックな気分に浸ってるの?」的な事も言われました。
でもそれ以上に応援してくれる人もいました。
あなたは間違ってない、がんばってねと声をかけてくれる人もいました。
何も言わずに肩をたたいたり、握手してくれる人もいました。
だから私は絶対にあきらめません。
そして今ではこう思います。
「何も行動を起こさずに現状を傍観し、行動を起こしている人をあざ笑う方がバカだ」と。
だから今日は、胸を張って言いたいことを主張します。
皆、「今」を生きるのに必死なのかもしれません。
仕事や日常に追われて、政治の事なんて考える余裕が無いのかもしれません。
でも、それではダメだと思います。
誰かが不都合な現実を変えてくれるのを待っているだけでは、何も変わらないんです。
私は戦争の加害者になる事も、被害者になる事も拒否します。
また、私の家族や友人、いずれはできる子供たちや孫たちが無意味な争いに巻き込まれる事も拒否します。
そして、無力なりに歯を食いしばって必死に行動し続ける人を嘲笑する側に回ることも拒否します。
もう黙ってはいられません。この国は間違った方向に進もうとしています。
安倍総理。そして秘密保護法の強行採決に踏み切った政府関係者の方々。
知っていますか?
この国は間違った方向へどんどん進んでいると私たちが感じ、今、あらゆる覚悟を持ち、必死に行動を起こしている事を。
聞こえていますか?
今日、ここに集うあらゆる年代の人達が思いを一つにして叫ぶ言葉が。
また、今この瞬間にも、私たちが見えていないかのように足早に通り過ぎるスーツ姿の皆さん。
いつまでそうしているつもりですか?
そして今日、ここに集まっている皆さん。
私達には、まだ、おかしい事にNoという自由は許されてます。
ならば、どんどん声を上げていこうではありませんか。
そうしないと、何も変わらない。
私たちがやるんです。私たちがやらなきゃいけないんです。
「今」を有効に使ってください。「今日」という日はもう二度ときません。
この場に立ち、行動を起こしているという事実に誇りをもって、強い心を持ちつづけてください。胸を張ってください。
覚悟を決めて行動を起こして、時に立ち止まりそうになっても、どんなにバカにされても、
顔を上げて前へ、前へと歩いていきましょう。
いつか私たちの子供や孫に誇れる国にするために。
皆さん。一度周囲を見回してください。
そして今日の光景を心に刻み付けてください。
今日家に帰った後も、思い出してください。
あなたは、決して一人ではありません。だって今、こんなに沢山の仲間がいます。
共に、歩んでいきましょう。
この先には必ず、明るい未来が待っていると、私は信じます。
2014年12月10日 山本早弥花
私は、特定秘密保護法に反対します。
桃李ちゃんのスピーチ
こんばんは、武蔵野美術大学建築学科1年の伊勢桃李です。
今回この場所をお借りして自分の気持ちを伝えたいと思います。よろしくお願いします。
今でも忘れません。
1年ちょっと前の12月1日、私はこの場所で、同じ年齢の友人数名で特定秘密保護法に反対するということを叫んでいました。
それは、この社会は大丈夫じゃないと気がついてしまった一つのきっかけでもありました。
同じこの場所なのに今とは全く違う景色で、仕事帰りのサラリーマンは私たちを全く無視して通り過ぎ、
ただ静かなこの場所に自分たちの声が響くだけでした。
何か問題を見つけて、それをどうにか自分が生きたい社会に近づけていこうとする中で、こんなにも自分の声がどこにも届かず小さいものなのだと痛感し、
とても悔しくて涙を流すしかありませんでした。
振り返ると私は全く政治のことなど興味も示さずに生きてきました。
私には全く影響がないものだと思っていました。
受験が迫る高校3年生のとき、初めて被災地の石巻・女川に訪れました。
横転した建物、グラウンドに立つ仮設住宅、そして津波に流されかけたことを思い出して言葉が話せなくなってしまったおばあちゃん。
それは私がこれまで見たことがない状況に対面し、なぜ私はこれまで無関心を装って自分のことにしか興味が持てない人間だったのだろうと恥じました。
そんなときに出てきたのが特定秘密保護法でした。
法案の中にある「その他」という言葉の多さ、そして強行採決されたこともそうですが、もしも原発のことまで国がしたいように隠されて、
自分が考えるために必要な情報を制限されてしまうのはイヤだと思い、反対しました。
その後、もっと特定秘密保護法の勉強をしなければいけないと思いました。
ですが、そこで気付くことは、やはり特定秘密保護法はおかしいということでした。
もともと無かったも同然の知る権利が、戦後やっと情報が市民の広い範囲にわたって閲覧できるようになりました。
それが現行の情報開示に関する法律だけで足りるはずなのに、
秘密の拡大解釈が可能な特定秘密保護法が通ることはこれまでの流れに反しています。
私が生きているのはなぜでしょう。
それは将来が見えるかもしれないと思うからです。
原発が無くても生きていける社会、戦争が無い社会、あまりにも話が飛躍しすぎでもっと現実を見なければいけないかもしれません。
ですが私や私の子どもたちに見せたい社会を作るとき、この特定秘密保護法はそれを危険にさらします。
そうなるのは私だけではありません。全ての人に言えることです。
特定秘密保護法は施行されます。
そこで、なんでも人のせい、政治のせい、国のせいにすることは簡単です。
ですが今こんな状況になっている原因は主権者である私たち1人1人が、自分の責任を放棄してきたことにあります。
私たちが何度もデモをしたって世界もこの国の政治もそう簡単には変わりません。
もしかしたら変わった姿を見たことがないから簡単にそれをあきらめてしまうのかもしれません。
でも私や私の仲間たちは想像ができます。
この活動を継続し、次の世代に引き継いでいけたら、
もしかしたらこの世界は何か変わることがあるかもしれないということを。
だから私たちは発信するんです。
もしかしたらこれはただのポジティブな話に聞こえるかもしれません。
ですが、今簡単に変われるのは1人1人の意識です。
自分が変わるしかないんです。1人1人の意識と考える力は、誰だって持っています。
それは歴史や現在そして未来までも軽視してしまう国には負けません。
今ここに立って、1年前にもここにいたことを思い出します。
安倍首相、聞いてください。
きっとあのときのショックも、それからここに至るまであった苦しいことも全て忘れません。
いつだって思い出します。
忘れられないからこそ、絶対に負けません。
私は一国民として政治を軽視し続けるしその目は緩まないと思ってください。
ちょっとでも国民にナメたようなことをするならば絶対に許しません。
2014年12月10日
私伊勢桃李は特定秘密保護法に反対します。
1年前のトホホな私。
彼女たちのスピーチを聞いて、去年の今頃、私は何をしていたっけ、思い出していました。
特定秘密保護法案が国会で通過されようとしていた頃ね、みなさんは何をされていました?
私は、国会で拘束されていました。どんな思い出やねん!!!(^^)
国会まわりで、今日と同じように、特定秘密保護法反対のアクションを数日取材し続け、そして、深夜の国会で傍聴をしていました。
まぁ、詳しくは、この記事で…ついでに再掲しておきますよ…
(あ、再掲がまだなので、リンク設置は後ほど!)
そして、どなたかがご丁寧に動画を切り出して、テロップまで貼ってくださったので、それもリンクしておきますよ…
取材してたら、国会は強行採決ばかりなうえ、ヤジが多くって、本当にガッカリしたんだ。
議論に関するヤジかと思っていたら、与党のヤジはイジメみたいな品が無いものだし、野党のヤジは不甲斐ないし。
声はこうやって使うんだぜ? このキャパならわたくしの声は響き渡るぜ? とばかりにやっちゃいました。
あとで国会の警備のエライ方に、事情徴収の際、
「私は長年、国会の警備を務めてまいりましたが、あんなに大きな声を聴いたことはありません。
しかし、実際にあなたを見ると、あんな大きな声を出す方とはとても見えませんね」と言われ
「何をおっしゃいますやら(^^)」と、褒められたと勘違いし(芸人だから通る声は褒め言葉だからね☆)違う、今、謝罪場面だ!と
慌てて、すみませんすみませんと謝りました☆
大昔の出来事と思っていたら、たった1年で驚きました、1年て長いようで短いね。
声を上げ続けること、それは本当にとても重要。
おしどりのイベントでは最近、声出し多め☆ 瞬発力重視。記者会見でもお役立ちです。
大声出すと、健康にもいいよ☆ でも、国会では大声出しちゃダメだよ、拘束されるからね☆☆☆
1年前のあなたは? 1年後のあなたは?
さやかちゃんのスピーチには「今この瞬間にも、私たちが見えていないかのように足早に通り過ぎるスーツ姿の皆さん」
桃李ちゃんのスピーチには「仕事帰りのサラリーマンは私たちを全く無視して通り過ぎ」とあります。
あなたはどんな感じの方ですか? 通り過ぎる方ですか?
特定秘密保護法を知っていますか? 彼女たちのように知ろうとして勉強しましたか?
でも私の記事を読んでくださってるマニアは、動いてる方だと思う。
けどさ、周りが! 無関心層が! とか弱音吐いてんじゃないよ?
できることを全力でやっていますか? やりつくして、もう、すべきことはないですか?
幸いなことに、私は、まだまだ! まだまだ! できることがあります!
具体的なことを一つ言うと、取材しまくったり勉強しまくったり記事書きまくったりしつつ、
周りの方々に読んでちょ☆ と送ってみたり。
昨日、初めて「読んだよー。相変わらずやねwこういう活動、やるんならとことんやった方がいいんやろうけれど、
単純に先輩芸人として、もう少し劇場ですれ違えるようになればいいな。これからもケンと仲良く。頑張ってねd(^_^o)」
と返事がきました。めちゃくちゃ嬉しかったぜ!!!
ちなみにその方は超売れっ子先輩芸人な!!!大好き!!! うん、劇場もがんばります☆
まぁ、敬遠されたり、説教されたりする割合の方が多くって「おしどりには仕事をやらない!」と言われる日々なんだけどね☆
でもさ! 本当にまだまだできることあるんだ、こんなもんじゃないんだ!!
友人にも知人にもすれ違う赤の他人にも、接する全ての人に影響を及ぼすことは、誰にでもできることなんだもん!
ブラジルの教育者、パウル・フレイレの言葉が、私は好きです。
「関わらないのは中立ではない。
力の無視は、世間知らずか、ずるさの証拠。」
さ、SASPLの記事はまだまだ続くよ! 張り切って読んでね!