おしどりマコの質疑部分文字起こし
おしどりマコ
まず災害発生状況の件で。
資料のスライド4(18ページ)のところで
「2014年度 1F作業経験年数別 災害発生数」のグラフがありますが、
これは先ほどのご説明で、「1Fの作業従事経験者という事で」。
というご説明でしたが、これは原子力作業の経験者とか建築関係の経験者が半年未満、
という集計の仕方ではないという事ですね。
1Fの作業経験年数という事ですね。
すいません、確認です。
東京電力川村氏
はいそうです、福島第一の経験年数です。
おしどりマコ
わかりました。
この災害発生状況をみますと。
一人作業をしない、高所作業中に落下範囲には入らないなど原子力作業というより、建築作業の基本が出来ていないと見受けられるのですが、これは1F作業ではなく別の集計の仕方はされて内のでしょうか。
何もかもがビギナー、という方がどの程度入っておられるかという事は調べてはおられない?
東京電力川村氏
あの福島第一の中でまあ、やってる作業ですね。
タンク作ったり配管を引き回したりをやっておりますのでそう云った作業をやるにあたって、どういった注意事項が必要なのかという観点で、福島第一としてのルールですとか、考え方みたいなものを皆さんにお示しするという事でやっています。
ですから以前の経験が何たらという事ではなくて、「福島第一で仕事をする上でこう云った事に注意してくださいよ」という注意喚起になります。
おしどりマコ
ありがとうございます。
目的は分かるのですが、質問の趣旨は作業経験。
1Fに限らず配管作業や建築作業などの経験があるかどうか、本当のビギナーかどうか。
と云う調査をされておられるかどうか。
と云う質問です。
この調査の趣旨ではなく、別の仕方の調査はしているのか?
と云う質問のお答えを下さい。
東京電力川村氏
していません。
おしどりマコ
はい、わかりました。
で、このグラフについての質問ですが、現在1Fで作業されている方々の、、。
お調べになられた1Fでの作業経験年数別の災害発生状況ではなく。
全体の作業員の方々の中で、半年未満の方々はどれくらい、2年未満の方々はどれくらいという調査はされているのでしょうか。
その比とこのグラフの比の分布が同じなのかどうかというのを知りたいのです。
東京電力川村氏
それは、昨年のアンケートの経過なんかも見ていただくと、あの経験、福島第一何年ですかというようなアンケートの項目に入っていますのでそこで答えていただいたものを集計したものはありますね。
おしどりマコ
わかりました。
では今の時点で、、。
あのその資料も見たのですが、半年未満や1年から1.5年未満などこの様な詳細な調査ではありませんでしたので質問したのですが、これと同様の調査、人口分布と云うのは見ておられないという事ですか。
東京電力川村氏
あの、今回まとめたのはこれが全てです。
4ページ目のところですね。
おしどりマコ
わかりました。
では、情報公開について。
先週、先々週から質問しておりました。
敷地内北側の瓦礫保管エリアの覆土式一時保管施設で、以前から定期的に地下水や空間線量を測定されておられますが、まあそれは今回公表対象にははいってない。という事で、このことを現場に取材しますと「以前漏えいがあった地下貯水槽と同じ作りなので、地下水の汚染が懸念される」という事ですが、それは公表されないのですか。
それと、以前から確認しておりましたが、この覆土式一時保管施設を作る時に、福島県の方から質問への回答として「地元自治体には測定結果は定期的に報告する」という事を発表されておられますが、その確認はしていただけましたでしょうか。
東京電力白井氏
覆土式のモニタリングにつきましては、現在確認中ですのでまとまった段階でおはなししたい、と考えております。
おしどりマコ
わかりました。
福島県の方に確認しますと、「東京電力からは覆土式一時保管施設のモニタリング結果の報告は受け取っていない」という事だそうです。
これは増設する計画の段階で福島県からの問い合わせ、指摘に対して。
「地元自治体に報告する」としていながらそのモニタリング結果は報告していない、という事についてご説明していただけますでしょうか。
東京電力白井氏
繰り返しになりますけれども、モニタリングをどのようにしていて、どのように報告をしてるか。
現在確認中ですので、纏まった段階で回答したいと考えております。
おしどりマコ
ええ、規制庁の方の資料にも福島県の資料にも今までの資料にもモニタリングは、
- 空間線量率を週1回
- 近傍の地下水の放射性物質の度を月1回
- 施設内溜まり水の有無、分析を週1回
- その他、4項目定期的にモニタリングする
という事が様々な資料に発表されておられます。
その結果を地元自治体に定期的に報告するという事になっていましたが、福島県に確認したところ。
「受け取っていない」という事なので。
これは、「纏まった段階でご報告」というのは何の事を指されるのでしょうか。
モニタリングの測定項目は既に発表されておられます。
東京電力白井氏
ですから、社内、、何回も繰り返しになりますが
「社内で今そう云った経緯、内容を確認してますので、それが確認できた段階でお話ししたい」
という風に回答申し上げております。
東京電力高橋氏
おしどりさん、申し訳ありませんがこれ以上同じ質問の繰り返しになりますので、この質問はこれで終了させて下さい。
おしどりマコ
わかりました、では以前から質問しておりますのでご回答をよろしくお願いいたします。
で、前回の3月の中長期ロードマップの進捗状況で質問していたのですが。
海に放出している放射性物質の総量。
海側遮水壁の未併合部分からどの程度出ているか。
というのを前々回の特定原子力施設監視評価検討会で発表されておられ、2013年度2014年度の分は昨年の8月11に発表されておられましたが、それにはセシウム134の評価が無く。
今年発表分にはセシウム134の評価が急に出てきましたので。
海に未併合部分から流出している筈のセシウム134の排出量の評価を、質問しておりました。
そのご回答をいただけますでしょうか。
多分しておられる筈ですので。
東京電力白井氏
まず、2013年等で説明、公表さして頂いてる時につきましては、あくまでも半減期が長いセシウム137を代表核種として評価して公表さして頂いております。
セシウム134につきましては、評価をしておりませんので公表しておりません。
おしどりマコ
わかりました、2013年度、2014年度。
昨年漁連の方々に説明会で作られた資料で、未併合部分から海に出ている放射性物質の量を評価した時は、セシウム134は出していない、計算してないという事ですね。
確認ですが。
では、何故今年の評価で急にセシウム134を未併合部分から出ている物として評価されたのでしょうか。
今年の3月に監視評価検討会で出されたものには、半減期が短いにもかかわらずセシウム134が同じ部分から海にどのくらい出ているかというのは、計算されておられましたが。
東京電力白井氏
他意があってやっている物ではありません。
セシウム134につきましても今回は評価をしたのでお出ししていると。
そう云ったものになります。
おしどりマコ
「たまたま去年まではしなかったが、今年からはした」という事ですか。
すいません、確認です。
東京電力白井氏
そのように理解していただいて結構です。
おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
最後ですが、「地下水バイパスの揚水井No.10の最高値が更新されていない」という事を前回に質問していて。
ホームページを見ますと訂正されてましたが、その訂正が。
「1,000と記載しておりましたが1,100の誤りでした」
というふうになっております。
数字だけではなく、日にちも違っていて最高値が更新されていない状態でしたので、数字間違えではなく正確に「どの様なミスであったか」という事を記載してください。
ミスの過小評価と取られますので。
これは要望です。
よろしくお願いします。