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TV会議動画

2012年8月、福島第一原発事故の発災当時のTV会議動画が報道関係者だけに限定公開されました。

TV会議動画とは、東京電力本店、福島第一原発や第二原発など複数の箇所を動画システムでつなぎ、リアルタイムで会話ができるものです。

東京電力は、2011年3月11日から4月12日だけを公開しました。

各メディアが希望した箇所をピックアップして、web上で公開されています。 https://photo.tepco.co.jp/cat3/0501-j.html

それぞれのメディアで記事になったり、ドキュメンタリーになったり、書籍になったりしていました。

しかし、それは一部のピックアップのみでした。

このTV会議動画には、様々な重要な情報が入っています。

東京電力が自ら全ての情報をwebに公開すべき、と私は要望していました。

そしてwebに書き起こしがあれば、記者だけでなく、事故発災時の情報を検証したい研究者、技術者、裁判の資料として使用したい弁護団など、様々な方々が利用できると思っていました。

動画を見て、書き起こす作業は大変です。どなたか資本と人材があるところがやってくださらないかな、と思っていました。

いつか完成したいと思いながら、少しずつ書き起こしたものを、まだ未完なのですが、公開していきます。

 

原発事故の情報が保全され公開されること、議論の材料となるよう共有されることは、

原発事故後、最低限、達成されるべきことだと思います。

 

注1:書き起こしの太字は、筆者が気になった部分に入れました。

注2:【本02】は2時間弱のため、3月13日分の書き起こしはまだあります、公開していきます。

 

【本02】2011/3/13 00:49-3/13 02:34

 
 

本店:

ちょっとお待ちしてます。
(電話に向かって)もしもし、今の水位計でみえてる所から差分を、容量で入れて行くとこの位の時間、っていうので、ざっくり出してみます、という事だそうですので。出してくれます。今これからささっと計算をしますから。ちょと計算する間待ってください

1F:

すいません、今待ってる間お時間いただいてもよろしいでしょか。

本店:

はい、結構です。

1F放管班:

私、放射線管理班の○○と申しますが、今日自衛隊の方が発電所に応援に来ていただきました。オフサイトセンターに戻りましたら4Bq以上の身体汚染を確認しているそうです。同事象が柏崎のメンバーにおいても、昨日手伝いに来てくれた方が柏崎に戻った際に4Bq以上の身体汚染等を含んで、まだ柏崎の発電所にいらっしゃいます。この原因としては一昨日の1号機の粉砕された、細かい粒子条放射性物質が満遍なく発電所内に飛散したものと思われます。どの辺まで汚染しているのかバックグランドが高くて今の所は確認出来ません。
もし明日以降ですね、多方面から応援に来ていただく方が、汚染させずに出すのであるならば、ある外側からの距離を持った、極端でございますがオフサイトセンターから出る際に、タイベック、プラス、チャコールマスク、プラス、靴、手袋等の厳重装備をした上で、汚染しても構わなトラックで入って来て、そのトラックについては1Fから出さないというような形になるかも分かりません。このようにしない限りは、せっかく手伝いに来ていただいている方の放射線防護上、汚染という形を守るという事は難しいかなと思っております。
線量については確実に担保しています。

1F:

○○さん、本店の安全グループさんて周りに居ますか。安全関係の方って

本店:

xxさんがいます

1F:

○○さん、xxですけども、
本来であれば注水してサブチャンの水位をベント管が埋没しない程度のレベルで、ようはベント機能を残した状態で、コントロールしながら注水するのが良いと思うんですけれど、今RPVとPCVの間に水が流れるラインが形成されている可能性が高いのと、サブチャンの水位が見えていないので、当面はPCVの中でRPVごと没水させて冷やすという事を考えているんですけれども、そうすると最終的には熱の逃がし場がなくなるんじゃないのという懸念は今言われていて、それってどうなんですか

本店(安全グループ):

実はそれってほとんど想像した事がないやつですね。普段だとやっぱりウェットウェルを残しておいて炉注に回してっていう事をやるんだと思うんですけど、だけど、いつか必ずサブチャン埋まっちゃうのでその時はしょうがないんでドライウェルベントを併用していくっていう形になって、だけど、それでもやっぱりどんどん水位が上がっていくので、いつかは埋没するんですよね。ヒートシンクが無くなるっていう事に関していうと、ここから先、私確認したこと無いですけど、ドライウェルの上部でどこか抜けるパスが ないのかと いうことなんですけどね。

1F:

はい

本店:

ない

1F:

ドライウェルベント?、サブチャン側じゃなくて

本店:

ドライウェルベントまでは、一応あり得ると思っていて

1F:

はい、そう思います。

本店:

ただドライウェルベントも、ちょっとエレベーション忘れましたけど、必ずしもそんな上の方じゃなかったんじゃないかと。

1F:

そうすると、MSラインみたいな所から抜く事を考えるか、今の・・・

1F吉田所長:

あのね、ごめんごめん。今の話をゆっくりすればいいんだけど、官邸がさ、満杯になるとりあえずの目安の議論をしてるから、その計算だけ先にしといてよ。

1F:

そうすると、ドライウェルの空間ボリュームは3000トンで、それを60トン/hで割ると、大体・・・・

1F吉田所長:

違う違う違う。ドライウェルベントまでいくんじゃなくて、要するに通水してるか分かんないけど、単純にベッセル満水、つうつうになっていないとしてベッセル満水までのボリュームに対してはどの位なんですかっていう質問だと僕は思ってんだけど今の質問は。

本店:

イエス。それでいいです。

1F:

であれば、120トンがベッセルの内包水なんで、そうすると60トン/hだと2時間で・・・

1F吉田所長:

もう本当ははいってるはずなんだよな

1F:

はい。水位がそんな水位になっていなくて、まだTAFぐらいなので。

本店(安全グループ):

すいません、その件はですね、はっきりしてないんですけど、元々今日の昼過ぎあたりから消防車で注水を始めた頃に水位上がらなかったじゃないですか。

1F:

はい

本店(安全グループ):

あれで変だなと思って、あれをいろいろ かんがえたんですけど、いくつかその可能性があって、ひとつは水位計がおかしいんじゃないかって思ったんですけどね。
もうひとつあるのは、あのレベルでどこかにその穴が開いているかもしれない。ベッセルに、ベッセルか、あるいはそのPLRか

1F:

はい、はい

本店(安全グループ):

そいいう状態だと、それ以上水位が上がらないっていう事になるので、だからマイナス1700でしたっけ、その位置に何かそのリークするようか箇所があるかもしれないっていう風に思ってるんですよ。つまり、いくら水入れてもそれ以上水位あがらないのは、みんなドライウェルに落ちてるんじゃないかと

1F:

それはわかるんですけども、今の質問はもしベッセルが埋没あるならいるなのという問いに対しては、120トンに対して60トン/hだから2時間ですと。ただし、2時間経っても水位が明確に回復していないので、もう少し満水操作を続けますと。じゃあそれはどの位なのと言われると・・・

本店:

すいません、なんかもうニュースで言っちゃったそうです。1時に圧力容器満水になりましたって。現実に満水になるの何時頃って事にしましょうか。後2,3時間って言ってたのはTAFですよね。

1F吉田所長:

今の話で言ってるように、容量そのものそんなに多くないからね。今の60トン入っているかどうかっていうのも若干流量計が無いからわかんないところあるんだけど、2時間だったら本当は満水になってるはずがなってない所なんです。それでだから今までだからちょっとあれで動かしてたつもりなんだけど、津波で現場を離れたんで、これからその分を取り返すんで、あと2時間程度まずやってみると、それぐらいだと思うんだけどな。

本店:

なるほど。そういう事ですね。実際満水になると分かるんでしたっけ。今回満水までやって。

1F吉田所長:

いやだから、さっきから言ってるように流量計も信じられないし、今○○さんが言ってるみたいに、ベッセルにどこかバイパスラインが出てると、水が全部ドライウェルに溢れちゃうから、ベッセルは満水にならない可能性もあるわけですね。

本店:

そうですね。

1F吉田所長:

だけど、とりあえずは水位計がおかしいのではないかという前提で、もうあのどんどんと水を入れていきますと、あと2時間は連続で入れたいと。こういう事だと思うんです。

本店:

そうするとあと2時間で満水ってイメージで良いって事ですね。そういう事か。

1F吉田所長:

あんまりね、満水満水って言うと、今のそのバイパスラインがあるっていう話とのバランスが分かんなくなっちゃうから、そこだけは気をつけて欲しいんだよ。

本店:

なるほど、わかりました。そうするとあれですね、今回の作業の一区切りっていうのは、あと2時間位じゃないかと思ってるっていう、そういう事か。

1F:

はい、それでお願いします。

本店:

とりあえず、はい。
 
 
00:10:07

本店:

1Fさん、本店○○ですけれども、官邸から、福島第一2号機、3号機のベントは許可になりました。

1F:

はい、ありがとうございます。

本店:

はい、ただし、ベントをするにあたっては、2号から先にやるか3号から先にやるのか同時にやるのかそれを教えてくれ、それからベントと言ってますので、今1Fさんは最後1弁残してラプチャだけにはしないと聞いてますので、まだ実際ベントする時期は未定という事なので、そういう風に回答しておいて良いですか

1F:

はい、お願いします。

本店:

はい、了解。
00:10:45
 
(no voice)
 
 
00:10:56

本店(安全グループ):

すいません、1F3なんですけど、サブチャンの水位のトレンド見たんですが、そのトレンド、当然そのまま延長していくと、サブチャンがですね今日のお昼位に満水になっちゃうんですよ。その原因は何かと言うと、CSTが第一水源で、サブチャン水位高で第二水源のサブチャンに変わるはずの所をたぶん電源が無くて変わってないと思うんです。

1F:

3号機でいいですか

本店:

3号です

1F:

はい、はい

本店:

なので、切り替えを早めに、やるべく、やったほうがいいんじゃないかと

1F:

はい、切り替えやる予定でいます。今これ質問されてるわけじゃないですよね?

本店:

質問じゃなくて、そういう風に気がついて動いているのがどうかが見えなかったので

1F:

はい、サブチャンの温度がわかんないんでまだ切り替えてませんけれども、そうなる前にきり変えます。

本店:

温度じゃなくて水位ね

1F:

分かってます。分かってます。
 
(no voice)
 
 
 
 
00:12:16

1F:

すいません、1Fサイト放射線管理班のほうから連絡します。国の方から質問がありまして、地震以降被曝した人数について要求されております。答えといたしまして、3月11日から12日の二日間で約320人の方が被曝している事になります。0の人は含まれておりません。被曝した人だけ入れました。しかしある人が、4階APDを借りて0.01ずつ4回被曝しても回数としては4回となります。これで集約しましたので、本店の方に贈りたいと思います。
(no voice)
 
00:17:40

本店:

1Fさん、○○ですけど。海水の注水再開してるかどうかなんて分かります?

1F:

今消防車のポンプで注水してますが、そのポンプを止めにいっておりませんので、ずっと注水しっぱなしだと思っています。それを今現場に確認に言ってます。

本店:

確認に言ってるね。まだ現場には着いてないのね。

1F:

もう言ってますが、まだ連絡がありませんので。

本店:

連絡ないね。じゃ連絡きたら教えてください。

1F:

わかりました。
 
 
(no voice)
 
00:20:50

1F保安班:

保安班から連絡いたします。モニタリングポストのサーベイデータを共有したいと思います。0時30分現在、モニタリングポスト4番近傍で44μSv/hでしす。また正門におきましては0時30分で3.14、MP8付近におきましては0時30分で4.5となっております。
 
(no voice)
 
00:33:50

1F:

本店さん、1Fです。本店さん。

1F○○さん

本店○○さん、本店○○さん、

1F??:

本店呼んでます
すいません、本店よんでいます

本店:

はい、本店です

1F:

1Fの○○ですけれども、さっきxxから、役所から聞かれている、1F1の注水は継続しているのか、それを確認したのはいつかと。で、継続しています。それを確認したのは先程連絡入りましたので、1時23分に回っていること を確認しています。

本店:

了解しました。これは地震があった時は、一度その時はもう動かしたままの状態でそれで地震があったので一回退避したと、そういう事でよろしいでしょうか

1F:

それで結構です。

本店:

はい、承知しました。

1F:

すいません、お願いします。

本店:

はい、ありがとうございます。
(no voice)
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