TV会議動画
2012年8月、福島第一原発事故の発災当時のTV会議動画が報道関係者だけに限定公開されました。
TV会議動画とは、東京電力本店、福島第一原発や第二原発など複数の箇所を動画システムでつなぎ、リアルタイムで会話ができるものです。
東京電力は、2011年3月11日から4月12日だけを公開しました。
各メディアが希望した箇所をピックアップして、web上で公開されています。 https://photo.tepco.co.jp/cat3/0501-j.html
それぞれのメディアで記事になったり、ドキュメンタリーになったり、書籍になったりしていました。
しかし、それは一部のピックアップのみでした。
このTV会議動画には、様々な重要な情報が入っています。
東京電力が自ら全ての情報をwebに公開すべき、と私は要望していました。
そしてwebに書き起こしがあれば、記者だけでなく、事故発災時の情報を検証したい研究者、技術者、裁判の資料として使用したい弁護団など、様々な方々が利用できると思っていました。
動画を見て、書き起こす作業は大変です。どなたか資本と人材があるところがやってくださらないかな、と思っていました。
いつか完成したいと思いながら、少しずつ書き起こしたものを、まだ未完なのですが、公開していきます。
原発事故の情報が保全され公開されること、議論の材料となるよう共有されることは、
原発事故後、最低限、達成されるべきことだと思います。
【本01】2011/3/12 22:59-3/13 00:49
00:00:00
本店武黒フェロー:
だいたい、まあ、その、首相補佐官とか、えー、その、副長官みたいな人が、あー、事前の仕切りをするんですね。で、ご承知のように、大変民主党政権は若い人たちがそういう役になってますから。んー、まぁ、その、非常に優秀なひとたちだとはおもいますけど、
まぁやっぱり、その、で、視野はもちろんそれなりに広さはあるんだけど、あんまり何かこう、十分な、こう、奥行きというか、ためというかって感じがどうかな、というのは正直なところありました。
えー、ですから、非常にまぁ皆さん、あのー独特な雰囲気なのかなぁ
あの、「イラ菅」という言葉があるけども、まぁ、とにかくよくおこるんだよね。
私も6、7回、あのー、どつかれましたけども。あれから比べると吉田君のどつきなんてかわいいもんだなってのは、あのー思いますけど。
まぁ、その、じゃあ、どんな判断の仕方するかというと、
こないだの、昨日も、退避、避難の区域を決めた時に、最初は管さんとかから言われて、どうすりゃいいんだ、どうすんだ、どうすんだって、こう言うわけですね。
で、私と斑目さんとで説明すると、どういう根拠なんだ、それで何かあっても大丈夫だといえるのかって散々ぎゃーぎゃー言うわけです。
で、まぁ、多少揺れたりするんですけど、結局の所何もやらないよりはいいかってんで、3キロの範囲になった。2Fはおかまいなしということに。それが今朝になったら、それが、あのー、夜になったら10キロになり、今日は20キロということですけども
まぁ、んー、やっぱり、考える軸が違うというか、スタンスが違うので、やはりその、まぁ、それなりに合理的に物を考えるとこうでしょ、という事に対して、それがもっている不確実さや危うさというようなものをすごく意識して、もしそれで違ってたらどうすんだと、ということで一翻や二翻ついちゃう、こういう感じでだいたい物事が決まるなぁっていう風な状況ですね。
それから、その、ですから、割合今回、皆さんも非常に熱心に対応して、今日の海水を入れましょうとか、昨日のベントをしましょうとか、避難区域を決めましょうとかいうことで、その方針について、私が官邸にいて、官邸の状況などを踏まえながら、そいれから私なりに得ている状況の中で、斑目なんかとと調整して言っていることと、あまりこの本部や幹部の皆さんとの認識や方向がずれなくてすんだなぁと思っているのは、たぶん皆さんのほうが非常によく考えてそういう取り組みをかなり懐深くやっていただいているせいだろうなぁという風に思います。
そういう点では、今回もまぁ大変、最後に、えー海水を入れるという思い切った判断、で一方、逆にそのー水素ガス爆発というのをまぁ結果的に起きたということと、この2つというのが大変今回の件では大きい重たいことだなぁという風に思います。ここら辺の事についていずれまた、少し時間がたって、当座の対応みたいなところからもうちょっと中長期的にモノを考えるときには、是非、改めて議論をしていただいて、今後の有り様みないなことについて皆さんで良く考えた、防災なり、日頃のリスク管理なり、エンジニアリングなりに活かしていっていただければなと思います。
まぁそんなことで、今回は図らずも色んな制度でも日頃と違う官邸の役人さんやいろんな政治家とお付き合いさせてもらいましたけども、やっぱり事業者としてのものの考えみたいなことをどれほどまでに相手から見て理解しやすい、受け入れやすい、あるいは説得出来るようなものを持つかというところというのは中々・・・それぞれ一筋縄では行かないんだけども。まぁ今回大きな官邸という非常に閉ざされたところであんまり情報が充分に伝わらない中で考えることと、こちらで皆さんが考えることにあんまりその大きな違和感を私は感じずに済んだということについては、改めて大変助かったという風に思いますし、皆さんの方からいろいろと受入れて頂いた事に感謝したいと思います。
同時に極めて隔離されてほとんど情報が入らないと、今日も3時半に爆発があったというのは5時半に菅さんの執務室のテレビ見てぎゃってびっくりしちゃったんだけれども、この辺はもう少し今後の事考えると上手い連携の仕方をしないと、ちょっと格好悪いなというのがあります。ここは個別にもまたお願いしていこうかとおもいます。やはり地震対応ってことを考えているとああいうことがどれほど全体として問題意識の中に浮かび上がった形で理解されて情報共有成り対応なりができるかっていうもう一つ今回改めて意識した事柄だったと思いました。ということで、大変冗長ですけども私の今回の印象ですけども、大変皆さんにとっても大きな大きな地震で会社にとっては大きな重荷を抱えてこれからまた取り組んでいかないといけないわけですけども、荷の重さに負けないでどうあるべきかっていうことをいつも考えながらやっていっていただければという風に思います。引き続き皆さんのご活躍を期待しています。ありがとうございました。
高橋フェロー:
まぁその、官邸との連絡は反省するところもあったし、それからさっき保安院長からの情報も余り来ないというコメントがあったので情報のあり方は明日少し改善しましょうか。
00:08:00
1F吉田所長:
あと一点、問題提起していいですか。問題提起
本店小森常務:
はい、吉田所長どうぞ
1F吉田所長:
あのー、ちょっと今、我々プラントの方に力いっているし、ま、もちろんNISAや官邸というところにあるんですけども。今避難しているひとたちの中から物凄く不満があって、東京電力が説明しに来ないというものですがね、いつまでこんな生活が続くんだと。こういうようなご不満が多々出てるようで、なかなかそれにこたえきれてないとな。今後のことを考えると、たぶんものすごい我々、今回のことで鼻つまみ者になっちゃうわけですけども、このタイミングで手を打っておかないと、ますますそういう感じがしてて、ただそこにあまり人をさけないという。今日も非常に困ったなという、そういうところがあると。
本店高橋フェロー:
はい、それはちょっと考えてはいるんですが、立地地域部の方の広報と、サイトの広報と、ちょっと相談して対応を決めたいと思うんですけども
1F吉田所長:
ただサイトの広報どっちかというと、県と役所対応というかプレス分対応でめいっぱいになているので、なかなかそこも地域住民の所に行ける余裕がないというのが実態なものですから
本店高橋フェロー:
行くのは本店で行くにしても何処に行っていいか分からないから、それは現場に聞かないとと思うんだけども
1F吉田所長:
もちろんそれはやりますけども、とてもじゃないけど今のこのメンバーじゃできないというところだけ
高橋フェロー:
立地地域部と相談しますよ
00:09:30
本店武黒フェロー:
あのー今のことに関連して、昨日から斑目さんと暇な時にしゃべっていていたんですが、今回地震、津波というか、東電の発電所の事で大変多くの人に不自由な避難生活を強いるということにもなったわけなので、我々として今後、先程いろいろ議論があった取組みあるいはシナリオをいろんな事の中に、こうした、不自由な避難生活をしている人たちの立場というか、避難生活はどういう風にしたら早く終わらせることができるか視野に入れて、どういう条件を作っていくことが必要かというようなことも視野にいれておいて、そして、その条件作りあるいは環境作りをなるだけ迅速に進めていくということも必要じゃないかな、という風に思いました。
本店小森常務:
いろんなランダムな意見があって上手くまとめにくいところがありますが、分担の話については最初に言ったようにエンジニアリングというか安全を含めてそういうチームを、まぁ復旧班が中核かなとは思うんですけど。そこをもう少し細分化して担当を決めるというのと、体外対応の分担を決めると。保安院と官邸とそれからメディアと。とりあえずキーマンを決めて、あと今日残る人を決めてってことかな。そんなとこでいいですか?
高橋フェロー:
遅くまでお疲れ様でした。もう皆さん疲れていると思うんで、こちらの残る人のリストを1Fと2Fに送ってこういう体制で残ってまるということで、後の人は明日のこともあるので早く帰ろう。1F,2F,オフサイトセンターよろしいですか?
オフサイトセンター:
はい。結構です。
本店高橋フェロー:
どうもお疲れ様でした。じゃあ、体制票だけだれかまとめて。1Fと2Fもちょうだいね、そういうの。この人に電話ちょうだいみたいな。
吉田:
それを今から作るのもしんどいんですけど。
高橋フェロー:
そんなにたくさんは作らなくてもいいよ。ここに電話くださいって吉田所長のだけでもいいです。
吉田:
わかりました。何か作ります。
高橋フェロー:
リストこちらで造りますから。小森さん、解散でいいですか。じゃあ、お疲れ様でした。
00:13:00
本店:
班長さんもう少しお付き合いください。今晩誰が残るかだとかそれちょっと相談しましょう。残らざるを得ない班もあったりうんぬんかんぬんなので、班長さん真ん中に座りませんか。
吉田:
あのですね、1F、2Fもそうかもしれないけど避難区域が20kmだからみんなどっちみち帰れないんですよ。寝てるか起きてるかだけの話なんで。比較的起きてそうな人の名前だけを出しまときますが、中あって必要時は起こして使えばいいとそんな状況なんですけどね、実際的には。
00:14:00
あの手続きはとめないんですか。
いる人に丸と。内線がないので持っている人は内線を。
で、最後の間の説得だけ相談したつもり。2から出してもらえると、ダメだったら相談します
(以上)
本店:
残らざるを得ない班っていうのは、例えば復旧班なんかは当然残らざるを得ない?完全に?保安ももしかして、ひょっとしてそう?やppりそう・・・。その半分さんたちはこことか、あるいは隣にいたりします?それとも・・・。基本的にここ?交代で寝たりするよね?それはするよね?了解。ちょっと保留させてください。電通さん、どうもありがとう。裏方でありがとうございました。テレビ会議はつなぎっぱなしにしといてくれてテレビの画面が出ててくれたら電通さんいなくてもいいよね?OK?OKね。今の会議にも突き当てもらってありがとうございました。テレビ会議は3サイト声がでるようになってればいい?いいね。ちょっと不自由でもいいよね。じゃぁ3サイト声がでるようになってて、テレビの画面が今みたいに横になってる画面のままで引き上げてもらって。申し訳ないけど明日の朝9時からのやつまただれか付き合ってもらっていいですか?大丈夫ですか?じゃぁうちの●●君とちょっと陣容の相談をしてもらっていいですか?ご苦労かけます。すいません、お願いします。そしたら残ってて何かあったとき・・・・
00:16:25
無音
00:16:40
2F増田所長:
あれ?あの純水タンクはどうですか?水の量は・・・
2F:
純水タンクは現在レベルが無い状態でポンプは取り組む状態ですけど、今深井戸のバックアップラインまでNo.3まででしたけど。今度NO1も設定ングOKに成りましたので、これを今度直接濾過水タンクの前処理のほういにつないで運用するようにしたいと思って今進めてます。
2F増田所長:
わかりました。ありがとうございます。
○○さん、現場の下の散らかりようってどんな感じなのかな。
2F:
見に行ってるんですけど暗くてダメなので。照明車も4台か5台入ってもらって、うちの人間と配電の人間とで。
2F増田所長:
みんな一緒にいってくれてんの?ありがたい
2F:
はい。今それでやってます。
2F増田所長:
折角、人がいっぱいいて機材があるのに今まで段取りが悪くて無駄が多かった気がするのでちょっとすいませんけど仕切ってもらって。
00:18:20
2F増田所長:
○○さぁ、1号のラプチャーの破損の時期が相当早まったじゃんか。これって何?水をけちってるって事なの?どうすっか、これだと、ちょっと、モーター間に合わないかもしれないよね・・・・
2F??
(所内の会話)「これ、みんなとまる」
(所内の会話)「そりゃそうです・・・」
(no voice)
1F:
今日のテレビ会議は終わりましたけれど、復旧班とか発電班とか個別にやってもらってるんで各班もそれぞれの今日のまとめと明日の今後みたいな話をやってもらってそのまま解散ということにしたいと思いますのでよろしくお願いします。
2F増田所長:
はいったまま?赤枠で入ってる、まだ入ってるじゃないか。
///
00:19:20-無音-}
00:31:34
「ぱらにして・・」と一瞬
00:40:36-
音再開
///
00:40:36
1F:
復旧班、今から3号の計装関係の復旧に中操へ行きます・。
//
再度無音}
//
音再開}
00:41:15}
1F:
発電班からですけども、プラントの情報ですがこれから毎正時に1,2,3号パラメータの連絡をしますね。ちなみに1号機、2号機、3号機とも前回から特段変化ありませが、(奥で緊急地震速報?) あー地震きますね
00:41:50から無音。
00:42:22音再開。}
すいません、続けさせていただきます。
パラメータの大きな変わりはありませんが、1号が今注水をしていない関係で水位が若干下がって-175cm。RPVの圧力の方は若干上がって3.75MPaぐらいになってます。というので正時にご連絡いたします。
1号}
水位 -175cm (1750mm)
RPV圧 3.75MPa
作業の方は、夜の1号の給水・注水の復旧とホウ酸を入れる件。あとはパラメータの監視と保全さんで復旧するのに一緒に合わせてポンプを回したりという形になるとおもいます 。以上です。
00:43:22
00:43:35
1f保安班:
モニタリング情報を共有。
23時でMP8が4.3マイクロ/h、正門で2310に3・29マイクロ/h、MP4で49.3マイクロ/h。また部屋(1F緊対室)で70マイクロ/hが加算。特に1号の方が高いので線量削減からも休まれる場合は北西の角が一番低いと。しかし1号に近くなると上がるのでやはり70マイクロ程度なので認識を。
保安班ですけれども、周辺監視区域モニタリング結果の情報がありましたので情報を共有させていただきます。MP8付近での23時現在ですが4.3μSv/h。正門でございますけれど23時10分3.29μSv/h。MP4でございますが49.3μSv/hでございます。尚、皆様にご周知いたしたいと思います。得に本エリアよりも1号側のほうが若干高くなっているのが事実でございます。休まれる方、できるだけ線量を削減すえう上でもまず北西の角がこの部屋では一番低いと思われます。やはり1号の方に近づくと線量が少しあるということでこの部屋全体としては70マイクロぐらいでごじます。この部屋にいるだけで1時間あたり70マイクロの被曝をするということになりますので御認識をお願いします。よろしくお願いいたします。
45:18から再度無音
/////
00:46:50
1F-a:
○○さん、1号の海水の注水をどこかの時点でまた始めていきたいんですよ。それでさっき地震ありましたから、今すぐにではないですけども、どっかでどういう風にしましょう。
1F-b:
えーっとね、止めてきてないはずなんですよ。とまっちゃったのかな
1F-a:
わからないから、誰か操作できる方と一緒に行って我々もホウ酸入れてというタイミングをどっかで決めないと
1F-b:
で、今xxがですね、次の順番を今マネジメントでやってますんで
1F-a:
とりあえず、もうちょっと待って12時過ぎに波のデータ見て決めましょう
1F-b:
了解しました
00:47:51
再度無音
//////
50:22ハウリング?
///
50:55}
音再開
00:50:50
1F復旧班:
復旧班ですけども、本店のxxさんから電話がありまして、ドライウェルのベントを2号、3号のやるやり方については、保安院長ならびに内閣官房の了解が得られたと。ただ、ベントをやる時、これやる時っていうのは今、残してある最後のバルブを開けるときという解釈で合意しましたけどもその時にはプレスをするということを要求されています。
00:51:20
本店:
1F緊対室誰かきこえますか
1F:
聞こえます。
本店:
今、海水注水は津波が来ないかどうか待っているところですか?
1F:
えーとですね、えっとですね、比較的大きな津波がある前に人の交替をするために一旦人があがってます。その時にポンプは止めてないそうです。
本店:
止めていない
1F:
いない。で、その後、大きな地震があったので津波がくる可能性があって近づいていない。なんで、動いているかどうかこれから確認に行きます。
本店:
何かもう官邸から、もう今回の津波で大きな津波は来ないって気象庁が断言してるっていうので、また現場進めてほしいって話がきました。
1F:
あー。。。そうですか、ただここの近傍で今も、あの、かなり大きな地震が、緊対室でも大きいなという地震がきているので、少し注意しながら行きますので・・・あの、行きます。
本店:
分かりました。じゃぁ、また状況が分かったら教えてください。
1F吉田所長:
あの、現場は津波情報すごく欲しいのよね
本店:
うん。
1F吉田所長:
気象庁がこう言ってるとかさ
本店:
今入ってきたんで
1F吉田所長:
昨日もさ、それでこっちで中断中断しながらやってたからさぁ。そんな情報がもうちょっとこう、円滑にもらえるようになると有り難いんだけどねぇ。
本店:
了解。努力します。
1F吉田所長:
お願いします。
00:53:20
1F:
今12時過ぎにでかけるように人の調整やってますんで
本店:
了解です。
(no voice)
00:54:10
本店厚生班:
仮眠用の毛布を対策室の入口付近に積んでおきますので適宜御使いください。また脇に明日の朝の返却場所も用意しておきますのでそちらの方に御持ちいただけたらと思います。よろしくお願いします。
00:59:09
再開
本店○○:
1F吉田さん、○○ですけど、聞こえますか
1F吉田所長:
はい、聞こえます。
本店○○:
官邸から今の情報をお伝えしたのですが、現時点で海水注水が何時ごろに終わるだろうかって見積もれますますか?って話がきてるんですけど。
1F吉田所長:
海水なんで量がはっきり量れてないよなぁ。タンクから入れてるなら1タンク40トンってぱっとでるけど。だいたい今までのからいって1トン/minという時間で見てるだけなんで。まだせいせい6,70トンぐらいかな。1時間半。90トンくらいかな。やっぱりもうあと2時間ぐらい・・・
本店○○:
2時間ぐらいかかりそう
1F吉田所長:
うん
本店○○:
オーターだとそんなとこね
1F吉田所長:
うん、ざっくりね
本店○○:
ざっくりでいいです
1F吉田所長:
うーん
本店○○:
じゃぁ、2,3時間ぐらいって感じですか
1F吉田所長:
そうですね
本店○○:
了解。ありがとうございました。
(no voice)
01:26:40
-60:30}
//////////////
無音}
72:オフサイト、消える。
///
86:45-音再開}
本店○○:
1Fさん、本店○○ですけど聞こえますか?
1f:
はい。
本店○○:
今ちょっと本店からおしえてほしいって言われてるんですけど、1Fの3号、今HPCIで炉水位を確保してますよね?
吉田:
はい
本店○○:
ずっとCSTで送ってます?何かサプチャンの水位が高くなりすぎてないかって今言ってきたんですけど。
吉田:
ちょっと確認します
本店○○:
はい、お願いします。
-87:35}
//////////
//////////
88:45-
1F○○:
3号機はですね、やっぱりHPCIのCSTからかな?ずっとやってるんで。サプチャンに水源切り替えしようかなって話してます。ちょっと今2号確認中です。
本店:
本店了解しました。ありがとうございました。
1F○○:
ごめんなさい、2号はもう切り替えました。
本店:
はい、了解しました。
-89:50}
/////
(no voice)
01:40:00
本店:
1Fサイトさん
1F:
はいはい、
本店:
今ちょっと役所から質問が来てるみたいなんだけども、注水をずっと1号継続してTAFクリアして注水していった時、ずっと注水してって例えばSR弁とかどっかでバイパスしてるので格納容器と均圧になってると思うんですが、そっから格納容器に溢れさせてどんどん格納容器にも注水するってそこまで考えていらっしゃるかどうか
(( 本店から、1fの3号、HPCIでの炉水位を確保か? ))
1F:
格納容器の水位と格納容器の圧力がわからなくて、適正な制御が今できない気がしてまして。計器が生きるまではPCVで水没させようと思ってます。
本店:
計器が生きるまではPCVに、水
1F:
ええ、満水に、どんどん、
本店:
PCV満水な
1F:
満水を考えています。それで途中でサブチャンの水位がもし生きれば、ベント管まで没水させる必要ないので。
本店:
サブチャンの水位までで終わると
1F:
そうです。それもベッセルの水位とドライウェルの圧力とサブチャンの水位とコントロールできる状態、見れる状態だったらもうちょっと考えますけど、でなければ全部
本店:
でなければ格納容器満水までもちょっともって行くと
1F:
はい
本店:
了解
(no voice)
01:42:20
1F保安班:
保安班から環境モニタリング結果の情報を共有いたします。
モニタリングポスト8判付近24時で5μSv/h。
正門におきまして24時で3.16マイクロ、
モニタリングポスト4番におきまして45マイクロ。
全体的に見まして大きく振れるようなことはなくい高値安定というようなところもございます。以上です。
01:43:30
本店:
ちょっとすいません。本店ですけども割りこませてください。今ほど固有xxさんの圧力容器満水までもっていきますよの圧力容器満水って時間的にはイメージとして今夜中に行くよってイメージなんですか?名時頃までのイメージでしょう
1F:
ちょっとそこまでは計算してないですけど、今入れてるのが1m3/minぐらいで入れてますから、そんなすぐ満水にはならないと思うので、なのでちょっと水位をその間に早く生かせて、生き返らせて、と思ってますんで、そこまでまだ計算してません。計算しておきます。
本店:
そうだね。時間が何時ってあんまりイメージしてないみたいですね。
1F:
最初の時にはですね、もともと連続注入できなかったので、ポンプに積んでるだけ入れてしかも地震がおきたら退避してってやってたんで。3分注水して15分また次の給水に行ってにたいなことだったのでそういう時間管理してませんでした。
時間管理っていうか何時ぐらいにこうなるっているのが。。。
本店:
じゃあ、ちょっと目安はまだあんまり計算してないけど、この調子でいけばいつぐらいっていうのは評価すればだいたいいつかっているのは分かるっていう。
1F:
と思います。
(no voice)
本店復旧班:
(携帯で電話中)
01:46:17
本店○○さん:
了解。○○さん○○さんよろしいですか?聞こえてますか?
1F:
はい、聞こえてます。
本店:
何かね、官房だか官邸だかの方で、プレス発表でもともと1時頃に目標までいくよという風に聞いていたもので、1時頃に終わるよって行っちゃいそうなんだけど、今の話だとどのくらいまでかかります、かかって満水にしますってことだから、その数字をエイヤで計算してこんなもんって言ってあげないとなんとなくこのままだと1時に圧力容器満水になりますっていうふうにプレスでしゃべってしまいそうな勢いらしいんです。正しい数字は・・・
1F:
逆に、助けてほしいんですけど、1時っていうのはどっから・・・多分うちから出てるんですよね?
本店:
1時っていうのは多分官邸の中でいろいろ武黒さんが話をしてる中で出てきた目安みたいな数字なんだと思います。TAFのつもりでいったのかもしれない。
本店:
TAFかもしれない
本店:
満水って言ったんだって
本店:
じゃあ違うね
本店:
満水が1時ぐらいじゃないかって話してたのが頭の中に残ってるらしい。そうすると、満水何時頃って分かりますか?
1F:
先程も言ったように、どっちでいくかっていうのも明確にはまだ水位計が生きてないから決めきれなくて・・・・ただあの、ルール上というか約束事としては、ベント操作が必要とされるような時はこうしろとかCCSとかシャットダウンクーリングの復旧の見込みがない場合は満水にするとか・・・
本店:
正確に決めるのは難しいんだったら釜を満水にするのに必要な容量に対して今1平方位で入れてるから所用時間何時間で何日とかそのぐらいの感じでもいいんですけど
・・(携帯電話)・・・・
満水になるのね。皆待ってるんだって。あの、官房とか大臣、官邸とかで、だからエイヤとこんなもんですって・・・
1F吉田所長:
今も言ってるけど、今の水位が完璧にいくらか分からないから何時というのは言えないんですよ。だから、いまのやつがマイナス170を前提として何トンで満水かと言うことをざっくり出して60トン/hで割るというのをちょっと出してみますから。
本店:
ええ、そういう前提でいいと思います。