3行まとめ
・11月7日、タンクの建設工事中に鋼材が落下、3名の作業員が負傷。
・うち1名は一時意識不明となる。(現在は意識回復)
・9月20日もタンクの建設工事中に鉄パイプが落下、背骨の骨折の事故があった。
・9月20日もタンクの建設工事中に鉄パイプが落下、背骨の骨折の事故があった。
50代作業員1名は一時意識不明
11月7日午前11時23分頃、J2タンクエリアにて、建設工事中に金属製レール(長さ25m、重さ390kg)が高さ13.2mから地面に落下したあと、跳ね返って作業員3名に当たった。
その3名のうち50代作業員1名が意識不明、ドクターヘリで福島県立医科大に搬送されるが、その搬送中に意識を取り戻す。
その3名のうち50代作業員1名が意識不明、ドクターヘリで福島県立医科大に搬送されるが、その搬送中に意識を取り戻す。
40代2名は、骨折などの怪我をし、いわき市立総合磐城共立病院へ搬送された。
同様の事故が9月20日も発生
9月20日もタンクの建設中に鉄パイプが落下し、協力企業の40代作業員が負傷した。タンクの底板の溶接部分の非破壊検査の実施中、鉄パイプ(長さ1.5m、重さ4kg)が高さ13mから落下し、下にいた作業員の背中に当たった。
福島労災病院に搬送され、第3胸骨の棘突起骨折、全治1ヶ月と診断されるも、22日午後は事務作業はできるとされ不休災害となる。
当時、事故について筆者が取材すると、東京電力は「なぜそこまで単管(鉄パイプ)が落ちてきたのか、現在、確認中である」とのことであった。
当時、事故について筆者が取材すると、東京電力は「なぜそこまで単管(鉄パイプ)が落ちてきたのか、現在、確認中である」とのことであった。
確認・検証はきちんと行われたのであろうか。 安全面がおろそかになるような無理なスケジュールではないのだろうか。
1ヶ月半後に、同様の事故が発生ということで、きちんと検証し、対応策を練って頂きたい。
1ヶ月半後に、同様の事故が発生ということで、きちんと検証し、対応策を練って頂きたい。
【東京電力からのご連絡】福島第一原子力発電所での作業員の負傷者発生について
本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた だいた方にお知らせしています。 ○平成26年11月7日午前11時23分頃、福島第一原子力発電所J2タンクエリアに おいて、タンク建設工事中に鋼材が落下し、作業員3名が負傷し、そのうち作 業員1名に意識がないとの連絡が緊急時対策本部にありました。これを受けて、 11時35分に救急車を要請しました。 ○負傷者3名のうち重傷者を除く2名については、午後0時33分に福島第一原子 力発電所を出発し、その後楢葉町にて消防防災ヘリに乗り換え、いわき市立総 合磐城共立病院へ向かいました。 ○重傷者1名については、救急医療室にてドクターヘリの医師による処置を行っ た後、午後0時51分に救急医療室を退室し、現在ドクターヘリにて福島県立医 科大学へ搬送しております。 ○当該作業員3名に身体汚染はありませんでした。 ○本メールには返信できませんのでご了承ください。 以 上