3行まとめ
・延岡市東小学校でサッカーゴールではなくハンドボールのゴールポストに放射性物質による汚染(表面線量38μSv/h)があった。
・11月29日に分析結果が出たところ、ラジウム、鉛、ビスマスが検出された。
・児童の被ばく線量などの調査は計画されていない。(市は年100mSvという誤った考え方で問題はないとしている)
目次
小学校の「サッカーゴール」で毎時38マイクロシーベルト
「人の健康に影響を与えるとされる国の基準は、1年間の累積で100mSv以上」
延岡市教育担当課に取材
「人の健康に影響を与えるとされる国の基準は年100mSv以上」の文言についての聞き取り
原発事故後の放射線影響に関する統一的基礎資料
原発事故後の除染の目安は0.23μSv/h
余談:延岡市は情報開示請求を住民以外、受け付けない
11/29に分析会社が延岡市に報告書を提出
規制庁への取材「無知が一番怖い」
サッカーゴールではなく、ハンドボールのゴールポストだった!
延岡市東小学校とハンドボール
たくさんの目による監視、そして情報公開を
小学校の「サッカーゴール」で毎時38マイクロシーベルト
11月8日、延岡市から「サッカーゴール」の汚染が発表された。
表面線量が38μSv/hと非常に高い線量である。
(注:これは実はサッカーゴールではなく、ハンドボールのゴールポストである。後述)
小学校で見つかったわけではなく、廃棄物処理業者が、学校から搬入されたと思われるサッカーゴールから放射線を検出し、教育委員会に連絡。その後、県保健所が測定。
・物質表面 0.038mSv/h(38μSv/h)
・物質から2~3mのところ 0.014mSv/h(14μSv/h)
その後、延岡市は県保健所と原子力規制庁の助言を受けながら、ゴールポストを一時的な保管場所として火葬場に移送。ゴールポストがあった付近は念のため立ち入り禁止区画に。
ゴールポストがあった付近、その周辺の表面の土や地中20cmの土を測定したところ、放射線の検出は無し、放射性物質は残存していないと考えられる。
サッカーゴールはゴールキーパーが常駐する。ましてや小学生が使うものだ。線量が高すぎる。
「人の健康に影響を与えるとされる国の基準は、1年間の累積で100mSv以上」
筆者が気になったのは、延岡市のプレスリリースにあるこの文言だ。
1年間の累積で100mSv以上が人の健康に影響を与えるという「国の基準」など聞いたことがない。
日本の国内法では、一般公衆の線量限度は1年に1mSvとなっている。
職業被ばくであっても、成人で5年で100mSv(5年平均で20mSv)、
単年度で高いときがあっても50mSv/年という線量限度が電離放射線障害防止規則である。
1年で100mSvなど放射線管理区域で働く成人でもありえない。
いったい、何を根拠にこんな文章が、延岡市のHPに掲載されているのか。
延岡市教育担当課に取材
このサッカーゴールはいつから置かれていたのか。
同じようなサッカーゴールは他校にもあるのか。
サッカーゴールはゴールキーパーが常駐するが、児童の被ばく線量など過去の調査をするのか。
どういう放射性物質が検出されたのか。
そして、1年間の累積で100mSv以上が人の健康に影響を与えるという「国の基準」 とはいったい何なのか。
延岡市に複数回取材したので、その結果をまとめる。
・ゴールポストの内部に物質が詰められており、それが線量が高い。
・その物質の核種分析については専門業者に依頼。(どこの業者?→非公開)
・サッカーゴールは既製品ではない。手作り。どこから持ち込まれたか調査中。→結果は持ち込み主は不明。
・他の同様のものが存在するか調査中。→結果は他に同様のものは無い。
「人の健康に影響を与えるとされる国の基準は年100mSv以上」の文言についての聞き取り
ーー国の基準とは具体的に何か
「教育担当課がこの文言を考えたのではない」
ーーではどこの課か
「それは公表できない」
ーー国の基準て具体的に何なのか? そのような国内法は存在しない
「担当課が環境省のHPなどを見て文章を考えた」
ーー市のHPに掲載されてる文章の論拠を説明できない?
「ちょっと待ってください(時間経過)」
「環境省の『原発事故後の放射線影響に関する統一的基礎資料』から、と回答することになっている」
!!! その資料であれば、筆者は、熟読している。
ーーその資料で100ミリシーベルト以上で健康影響というのは『国の基準』ではない。
ICRP、国際放射線防護委員会で100ミリシーベルト以下は、放射線による健康影響か自然発生か切り分けられないというだけで、ICRPで100ミリシーベルト以下でも健康影響はあるというLNTモデル、直線しきい値無しモデルを否定していない。
「そのようなご指摘はいくつも頂いている」
ーーどこから?
「お電話でいくつも」
ーーではなぜ文章の検討をしない? 文責はどこ?
「担当課が違う」
ーーHPでは担当課は教育委員会となっているが…
「この部分を担当した課は違う」
ーーどこ?
「公表できない」
(筆者は原発事故を取材しているので当たりがつく。どの自治体も、放射線汚染は危機管理課か、生活環境課である。)
ーー危機管理課?
「違う」
ーー生活環境課?
「いや、その…公表できない」
ーー生活環境課ですね?
「…いや、その、担当課に公表していいかどうか確認してから連絡します」
(時間経過)
「生活環境課です。もうこれでいいですか?」
原発事故後の放射線影響に関する統一的基礎資料
環境省の 『原発事故後の放射線影響に関する統一的基礎資料』 の恐らく下記の資料から延岡市生活環境課は文言を作成したのではないだろうか。
原発事故後の取材の中で、幾度も幾度も目にする資料である。
そしてこの図面の下にはこう書いてある。
なお、人への健康影響が確認されている被ばく線量は、100ミリシーベルト以上であると考えられています
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/r1kisoshiryo/r1kiso-02-05-13.html
この資料は、環境省のサイトにあるが、これは国の基準でも何でもない。
図の下にも書いてあるが、ICRPの勧告などを元に、放射性医学研究所が作成したものである。
また筆者が延岡市学校教育課に指摘した「職業被ばくは100mSv/5年、50mSv/年」もちゃんと図面に書いてある。これが日本の国内法における成人の職業被ばくの線量限度である。
延岡市のHPでは、年100mSvと年1mSvを勘違いして書いたとも思えない。
ご丁寧にこう書いてあるからである。
人の健康に影響を与えるとされる国の基準は、1年間の累積で100mSV以上とされていますが、今回の数値は1年間毎日7時間密着して接し続けていないとその基準には達しませんし、2m離れた所では1年間毎日20時間居続けないとその基準には達しませんので、問題のない水準と考えられます
https://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/soshiki/59/7773.html
https://archive.ph/14ppW
今回の数字、表面線量38μSv/h、2m離れた場所で14μSv/hで計算してみる。
38μSv/h×7時間×365日=97,090μSv=97mSv
14μSv/h×20時間×365日=102,200μSv=102mSv
お分かりだろうか。延岡市は「年」で100mSvを、本気で検討していたのである。
原発事故後の除染の目安は0.23μSv/h
ちなみに、原発事故後の除染基準は0.23μSv/hとなっている。
原発事故後の情報を追っている方なら、当たり前の既知のことであろう。
自然放射線の国内平均を0.04μSv/hとし、原発事故による追加被ばくを加えても年1mSv(1000μSv)に抑えるために、
屋外に8時間、屋内(遮へい効果0.4倍)に16時間滞在すると仮定した場合、
その追加分を0.19μSv/hとすれば、年1ミリに抑えられる、という考え方である。
これは、同じ環境省の 「原発事故後の放射線影響に関する統一的基礎資料 」にも掲載されている。
こちらこそ、延岡市は参照すべきなのだ。
原発事故の影響のない、日本の国内では毎時0.04μSv/hという数字が使われる。
延岡市のサッカーゴールの表面線量38μSv/hという数字は、約1000倍である。
2~3m離れたところの14μSv/hという数字でさえ、通常の350倍という高さである。
繰り返しになるが、「1年の累積で100mSv」などという間違った考え方で計算して、「問題のない水準」などということを、児童の健康に対して言うべきではない。
余談:延岡市は情報開示請求を住民以外、受け付けない
筆者は11月に延岡市対して情報開示請求を行おうとしたが、市のHPに要綱が無かったため総務課に確認した。
すると、延岡市は、延岡市住民か、延岡市に勤務する人間以外の情報開示請求を受け付けないということだった。
筆者は、様々な自治体に開示請求をしているが、自治体の情報公開条例で「何人も公文書の開示を請求することができる」となっている自治体しか知らなかった。(そうではない自治体も存在するらしい)
ちなみに三重県などは海外からの開示請求も受け付けている。
(開示請求権)
http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000837338.pdf
第5条 何人も、この条例の定めるところにより、実施機関に対し、当該実施機関の保有する公文書の開示を請求することができる。
〔解釈及び運用〕
1 何人も
条例の目的から言えば、開示請求権を行使する主体は県民が中心になるが、これを県民に限定する積極的な意義に乏しく、他の都道府県民との相互主義の観点からも、また海外からの請求も含め、「何人」にも開示請求を認めている。
自治体に納税していない住民の開示請求を受け付けないということは、行政の運営として当然、ではない。
広く開示請求を受けること、情報公開することによって、ひいてはそれは住民の利益となるのである。
住民以外、全国の報道機関や学術機関だけでなく、様々な人間の監視の目があることは、住民の利益である。
11/29に分析会社が延岡市に報告書を提出
この間、原子力規制庁にも何度か取材している。
原子力事業者を規制する原子力規制庁だが、実は、この小学校の汚染の物質がどういう核種かによって、規制庁が所管する法律に基づいて監視するものかどうか変わる。
トリウムやプルトニウムなどの核廃棄物や、セシウムやコバルト、アメリシウムなどのRI(ラジオアイソトープ)は原子力規制庁所管の法律で規制される。
なので、11/8に延岡市から汚染の報告を受けた原子力規制庁は、核種分析の報告が出てくるまで、助言のみである。
「核種分析の結果をいつまでにするように、というスケジュール感もないのか? タイムリミットもないのか?」と問うた。
「とくにリミットは無い。延岡市からの報告を待つしかない」とのことであった。
児童の被ばくの可能性がある問題にしては悠長すぎないだろうか。
11月29日に延岡市に分析会社から報告があがり、それが数日後に規制庁に渡ったと確認した。
延岡市に取材したが、調査結果は非公表。規制庁に再調査の指示を受けたので、
方針が定まってから「どういう形で公表するかどうか、今後、検討」とのことであった。
いつからサッカーゴールが置かれていたのか、児童の被ばく線量を評価するのか、と問うと
「専門家の意見を聞いて考える」との回答であった。
「年100mSv」のHPの文言も訂正はなく、間違った考え方に基づいているのではないだろうか。
規制庁への取材「無知が一番怖い」
規制庁に、延岡市の11/29の報告を取材した。
・人工の核種は検出されていない。恐らく天然由来のもの。
・天然由来のものを人為的に生成したのか? 調査中。
・天然の鉱石かどうか情報が少ないので、今後の対応が定まらない。なので追加の調査を延岡市に依頼。
どういう核種が検出されたのか、と問うと
「226Ra(ラジウム)、214Pb(鉛)、214Bi(ビスマス)」とのことであった。
ラジウムより下の核種しかなかったのか、と筆者が問うと、
「ウラン系列で説明すると…」と言われたので、
ちょっと待ってください! アイソトープ手帳のウラン系列のページを開きます! と伝えた。
すると「では私も同じページを開いて説明しますね」とのことで、そのときにメモしたページを公開する。
核種分析で見つかったのは、226ラジウム、214ビスマス、214鉛(赤で囲んでいる核種)
量的には226ラジウムが「50MBq/検体」とのこと。
(50MBq=5×10^7Bq=5000万Bq)
226ラジウムの上位、234mPa(プロトアクチニウム)(黄色で囲んだ核種)は、今回見つからなかった。
ウラン系列の中で、234mPa、226Ra、214Bi、214Pbは、γ核種で、今回はγ核種の分析をおこなった。
(α、βは分析していない)
γ核種を調べて、234mPaがあれば、その上位の238ウランもあったりするのだが、今のところ234mPaは無かった。
234mPaもあり、226ラジウム以下の鉛やビスマスもあり、その割合を見て放射平衡していれば、
親核種のウランもあるであろう、と推測できるが、ウランの存在を示す234mPaが無い。
また、分析を請け負った業者は、目視だが「どうも天然鉱石のような見た目」という報告があったとのこと。
「そして、世の中にはラジウム鉱石というものがありまして、親のウランが入っていなくて、ほぼラジウム以下の娘核種の鉱石があります。非常に珍しいものですが。
今回のゴールポストの中に詰まっていたものが、その天然のラジウム鉱石かどうか、確定するためにどのような分析を今後できるか、規制庁でも検討しております。
最終的には、α核種やβ核種を調べたり、ウラン系列だけでなくトリウム系列も調べないと、ダメ押しにはならないでしょうが…」とのことであった。
天然のラジウム鉱石であれば、規制庁の規制にかからない。
台湾や秋田の玉川温泉などでも存在する北投石などがそれにあたる。
自然起源の放射性核種を含む物質を自然起源放射性物質(NORM) は健康に影響が全く無いわけではない。
筆者は「でも小学校の設備で38μSv/hなんて高すぎるじゃないですか!」と声をあげた。
規制庁「そうなんですよねー…」
ーーなんで、天然由来のものでこんなに高くなるんですか?
「量が集まれば高くなりますね。今回はゴールポストの中に敷き詰まっていたそうです。」
ーーなんのためにそんな線量高いものを敷き詰めたんでしょう?」
「これは私の個人的な推測ですが。一般的に、このような鉱石は土や鉄より比重が大きいです。重いのです。
手作りのゴールポストだったということで、風などで転倒しないよう、重りとして中に敷き詰めたのではないでしょうか…」
ーー……悪意の無いのが一番恐ろしいです。転倒防止のために、被ばくする結果になるなんて…
「無知っていうのは怖いですね…」
原子力規制庁の担当者ははっきりとこうコメントした。
また、このゴールポストを持ち込んだ人物は、延岡市は特定できていないとのこと。
「人物の特定ができれば、その意図や、物質なども分かるのですが…」
筆者は繰り返した。
ーー小学校のゴールポストに表面線量38μSv/hは高すぎます。2~3m離れても14μSv/h。ゴールキーパーは、ゴールポスト周辺に滞在します。練習なども考えると、特定の児童が長時間、ゴールポスト周辺に滞在していた可能性が高い。
被ばくした可能性の高い児童の調査はいったいどこがするんですか?
「そこなんですよね…」
溜息を吐きながらこう続けた。
「一般公衆の被ばくということにフォーカスしたら厚労省でしょう。けど学校が現場なんでそれだと文科省になるかもしれません。規制庁は放射性物質の規制ですが、ご存知のとおり、規制庁では規制対象外の核種ですね。放射性廃棄物の管理となると環境省になります。縦割り、というご批判はそのとおりだと思います…」
天然由来の放射性物質、自然起源放射性物質(NORM)といっても、健康影響が無いわけではない。
「ICRPでも一般公衆をどうやって防護するか話し合われていて、国内法でもどう取り入れるか検討しているところです、放射線審議会などでやっております」
「規制庁でも、この件をどうやってゴールに導けるか、延岡市にどういう助言を与えられるか検討しております」
とのことであった。
サッカーゴールではなく、ハンドボールのゴールポストだった!
筆者は「こどけん」(こどもたちの健康と未来を守る情報マガジン)に連載している。そこにこの件を原稿にまとめたあと、こどけんの石田伸子編集長から校正がきた。
「原稿にサッカーゴールとゴールポストが混在している。延岡市のHPを見るとゴールポストになっている。統一した方がよいだろうか」
筆者は驚いて延岡市のHPを確認した。サッカーゴール、とあったはずだ。
そして自分の取材メモを見ると、12月以降のメモが「ゴールポスト」という聞き取りになっている。
延岡市のHPは12月にリニューアルされた模様だが、「サッカーゴール」という5か所の表記が全て「ゴールポスト」に変更されている。
しかし、その他の文言は何も変えられていない。
( 「人の健康に影響を与えるとされる国の基準は、1年間の累積で100mSv以上 」はしっかり残っている!)
イヤな予感がして、筆者は延岡市に確認する前に、規制庁に取材した。
「延岡市からは、サッカーゴールではなく、ハンドボールのゴールポストだったと聞いている」
これを踏まえて延岡市に取材した。
ーーなぜHP上のサッカーゴールからゴールポストに文言が変わった?
「どうやらサッカーゴールでないらしいということが分かった」
ーーでは何?
「ゴールポスト、ということで。」
ーー規制庁からはハンドボールのゴールポストと聞いている
「あーー……どうやらその可能性が高いということ」
ーーハンドボールのゴールポストと発表しないのか
「マスコミさんへの発表はまだ」
ーー市の発表を受け、サッカーゴールと既に報じているメディアばかり。このままでは誤報を放置になる。HP上のリリースの文言が変わったのに、その変更の説明はしないのか?
「説明を加えることは考えていない」
サッカーゴールの汚染と既に報じている例
延岡市東小学校とハンドボール
筆者は、サッカーゴールではなく、ハンドボールのゴールポストだったと知り、思い当たったことがある。
手作りのサッカーゴールがいつ寄贈されたのか、東小学校のHPから年度ごとにたどってみようと、写真を丁寧に調べていた。するとハンドボールの写真が多いな、この小学校はハンドボールに力を入れているのかな…と感じた。
今年の東京オリンピックで活躍した女子ハンドボールの主将が、この小学校の卒業生なのだ。彼女がハンドボールを始めたのは、東小学校3年のときだという。
ハンドボールに力を入れている学校で、だからこそ、手作りのハンドボールのゴールポストが寄贈されたのかもしれない。そして延岡市の誉だからこそ、市はハンドボールのゴールポストの汚染の公表に後ろ向きで、サッカーゴールから訂正すらしないのだろうか。
しかし、情報公開は問題解決の第一歩である。悪意が無かったとしても、万が一の健康被害に備えて、調査をすべきだ。子どもの健康を守ってほしい。ハンドボールのゴールポストはサッカーゴールより小さく、そしてゴールキーパーはそこに常駐するのだから。
たくさんの目による監視、そして情報公開を
今回、サッカーゴールではなく、ハンドボールのゴールポストということに気付けたのは、筆者が書いた原稿に対して、こどけん・石田編集長の指摘があったからだ。
多くの眼があるから、多くの気付きが生まれ、それが監視になる。
また、規制庁担当者は、取材の中で「無知というのは一番怖い」「悪意の無い無知は恐ろしい」と、
「無知」という言葉を繰り返した。
「昔の人はあまり何も考えずに使っていたのだろう」という言葉もあった。
知らなかったとしても、被害が生じれば、「知らない」ということで免罪にはならない。
常に知る努力はすべきだ。身を守るためにも、加害者にならないためにも。
そして、様々な問題に対して、関心を持ち、監視を続けることもまた、社会を作ることである。
どんな問題も情報公開すべきと声を上げ続けましょう。
そして、監視の目を増やし続けましょう。
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