【資料】
大洗研究開発センター燃料研究棟における汚染について(続報3)→https://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17061301/
もともとの吸い込んだ核物質の組成というのが出てきてないのですが、
プルトニウム239とアメリシウム241組成比はどのくらいでしょうか?核燃料のです。
安全・核セキュリティ統括部次長 西川信一氏(西川次長)
今回の点検したものの中に入っているものですか?
おしどりマコ
中に入っていたものです。
西川次長
これは出かけ、主にプルトニウムとウラン部分でございまして、
その組成比はですね組成比というか具体的な重量はお伝えさせることができません。
おしどりマコ
伝えられない?
西川次長
はい。
おしどりマコ
わかりました。2月9日の資料も見ますと、
プル1とプル2のプルトニウム最大取扱量が220 gとあるのですが、
これはどの程度のプルトニウムか、ということも公表できないということですか?今回。
西川次長
今おっしゃっていたのはこの参考資料の話ですか?
おしどりマコ
いえ違います、ここの資料の中にでてくる2月9日の規制値をの面談後です。
そこにはプル1・プル2で不適切な管理であるもの、として最大取扱量が
プルトニウム230で20グラㇺとあるのですが、今回のものはどれぐらいか
という事は公表できないのですか?
西川次長
今回のものは容器の容量としては、 300グラムです。
おしどりマコ
容器容量のみで、燃料の容量が言及できないということですか?
西川次長
はい。
おしどりマコ
で、不適切な管理にある核燃料物質はプル1で181プル2で10あると
今年(2017年)の1月26日の段階で原子力規制庁と面談されており、
その後分類1・2・3に分けて対策を打つ。
ということだったのですか、その後の対策は打っていなかったという
ことなのでしょうか?未実施だったのかどの様な状況にあったの
でしょうか?お話しから察すると。
西川次長
それは今現在と言うことでしょうか?
その破裂したものは。
西川次長
今回破裂したのはですね、まったくこのプル1とは別のセンターの大洗での事象でございます。
すいません!わかりました、勘違いしておりましたありがとございます。
では、このビニールバックの膨れは、含有性有機物の放射性分解ガスだ、
というのですが、そうであるならば、これはほぼ99%水素ガスということですよね?
それもまだ公表しない、確定はしていないということでしょうか?一般的にです。
曽我知則 安全・核セキュリティ統括部 技術主幹(以後 曽我技術主幹)
ガスの発生がある事は確認したのですが確か、ガスの分析はなかったと思います。
おしどりマコ
ガスの分析は無い?
曽我技術主幹
はい。
おしどりマコ
通常ビニールバック、ポリエチレンなど放射線照射されると成分としては
ほとんど水素ガスになるけど今回は分析していないということですね?
わかりました、では鼻スミアを直後に取られた際の詳細なスミア
資料の分析はされるのでしょうか?
西川次長
はい、その結果が鼻スミアで何ベクレル3人から優位な値が出ました
ということで、それはすでに発表させていただいておりまして、
6月の9日(金)のプレス発表で。その前から発表させていただいて
ますけど、3人から3~24ベクレルの優位な値が出ております。
おしどりマコ
それはアルファ核種で、詳細なプルトニウム、アメリシウムなどの核種分析は。
西川次長
詳細な?
おしどりマコ
はい。エネルギーピークを見て、吸い込んだもののアルファ核種の内容は核種組成は調べてないのですか?
鼻スミアから。
西川次長
これ、詳細なって出るんですか?(別の説明者に対して)
ちょっとこれ分かります?
何か一般的な話として。
中川貴博 安全・核セキュリティ統括部主査(以後 中川主査)
鼻スミアからの核種分析はしません。
おしどりマコ
しないんですか?
中川主査
はい。
おしどりマコ
でもそれは、一応できますよね?
アメリシウムのみのピークが見られていて、プルトニウムはない、と。
肺モニターでのプルトニウムの検出限界値が高いので。
鼻スミアの通常数十倍の肺への内部取り込みがありますので、鼻スミアの
アルファ核種を詳細分析すれば体内に入ったプルトニウムやアメリシウム
の評価は鼻スミアから想像はある程度できるのですが。吸い込んだものを「α核種」だけでなく性状など詳細を調べなければ内部被ばく評価はできませんよね?
中川主査
ご質問の趣旨としては、鼻スミアの結果から内部被ばくを推定したいという事ですか?
おしどりマコ
いや、違います、単純に。鼻スミアから、吸い込んだ物質の詳細分析はしないんですか?
一応技術的に可能ですがしない、という事ですか?
中川主査
技術的には分析をしようとすればできますが、今回の、、。
西川次長
今回の、あの、現時点ではしておりません。
おしどりマコ
はい、今後される予定は?
その鼻スミアの、直後の鼻スミア試料というのは、保管されてますよね?
西川次長
恐らく、はい。
曽我技術主幹
廃棄にはなってない。
西川次長
そこは、言語の全体の原因究明の中で総合的にまあ、
やるやらないを含めて考えていきたいと思います。
おしどりマコ
分かりました、その肺モニターのプルトニウムの
検出限界値が10の3乗から4乗という高いものですので、
鼻スミアからどの程度プルトニウムやアメリシウムがふく
まれているのか。どのような性状のものを吸い込んだのか、というのは非常に重要な情報だと思いま
すが、それはされないのでしょうか?
いや、その必要性を含めて今後、計画を立てていきたいと思います。
おしどりマコ
分かりました、ありがとうございます。
曽我技術主幹
それから、バイオアッセイ、測るかと思うのですが。
おしどりマコ
バイオアッセイ。
バイオアッセイはもう結果は出てきましたか?
キレート剤の効果とかはまだですか?
曽我技術主幹
まだです、これからです。
内部被ばくの評価をするという意味では、これまでもご説明して
いる通りバイオアッセイの結果が一番性能が高いと考えてまして。
おしどりマコ
わかりました。
でも、肺取り込みをした場合は、尿中や血中に出にくい場合もあると。
過去のプルトニウムの吸入被ばくをした作業員の方々の論文
でそう出ているんですよ。吸入した場合
は血中・尿中には出にくいものもあるという事ですが。しかし、亡くなってから解剖したら肺から出てきたという事で。なのでこれは鼻スミアでどんな性状のものを吸い込んだかというのは重要な情報だと思うのですが、されないという事ですか?バイオアッセイに頼ると。
曽我技術主幹
えっとー、鼻スミアによらず現場には飛散した物とか、そう
云った物があるのでこれから、どういう調査をするかという
のは今後決めていくという事になります。
おしどりマコ
とりあえずスミア試料は保管されてるのでしょうか?
曽我技術主幹
はい。
おしどりマコ
分かりました、ありがとうございます。