おしどりマコ
なぜ堆積物の詳細の会見がこちらの本店では無いのでしょうか?
1号機PCV内部調査の件です。
東京電力木元氏
詳細というのは、実際堆積物をサンプリングしたのが、金曜日に上手くいったと、いうところまでしか今情報がない状況なんですね。
その後現場の方では、本日堆積物の除去の作業から元の温度計の設置の作業の方にシフトしているという状況にあります。
堆積物回収という調査は作業を1度終えているという状況ですので、その現場の方が1段落した段階でとられた情報、今回ですと堆積物のX線の簡易分析ですとか線量というのをまとめている作業に今後入って行くという事ですので、一切そこでご紹介できる事があればですね、データとしてお出しできるかなと言うふうには考えております。
おしどりマコ
7日に資料を発表されておられますが、本日それをお配りして、今お持ちの口頭でご説明されたものも紙ものでいただければ良かったのではないかと思うのですが。
線量など。
サンプリングをした時の写真?
おしどりマコ
そうですね。
東京電力木元氏
失礼しました、写真はすでに、はいホームページでちょっと紹介させていただいたので特に今回はお配りはしませんでした。
おしどりマコ
はい、内部調査に関しては調査をする前は常々こちらの会見で、木曜会見ではなくこちら(東京本店)から(福島などに)繋いだりなど、結構、公表体制はきちんとされておられました。なのに堆積物の調査があまりうまくいかなかったような状況では情報は出さない。ということではないですよね?
金曜日の福島の方での記者さんへのご説明ではですね。
さして頂いているので。
おしどりマコ
そうです、なので質問の趣旨は。
なぜ本店の会見で常々発表されていたのにされなくなったのか?
ということです。
おしどりマコ
では、こちらで。
特に理由がなければこちら本店でも資料をお配りして説明をしてください。要望です。理由がないのであれば、お願いします。
おしどりマコ
はい、写真をお配りしてその資料に関してきちんとご説明をしてください。
内部調査に関してです。
要望です。
おしどりマコ
よろしくおねがいします。
堆積物に関しても蛍光X線の調査をかけるということですか?
おしどりマコ
解りました。
これは蛍光X線ではかけられなかった、というのは内部調査の時の話で、堆積物はまた別にということですか。
東京電力木元氏
いえ、堆積物をいちど取ろうとして、先週トライをして少ししか取れなかったという状況で再トライしてるわけですね金曜日に。
ですので、最初取ったときは少ししか取れなかった状況があったので、金曜日に改めてとって上手く撮れましたというような感じですね。
おしどりマコ
わかりました。
蛍光X線をかける元素は大体どれくらいまでみられるのですか?
今回は、、、。簡易型ですか?
東京電力木元氏
簡易型ですね。
古い資料もご覧になられているかと思いますが以前、TIP(ティップ)の案内管のところから入れた時の会員分析のエックス線と同じですのでチタンからある金属の部分のいくつかの範囲の分析ができるというふうに聞いています。
おしどりマコ
なるほど、定性と定量で元素が違いましたが。
これはTIPの時の蛍光X線と1号機内部調査をする前にお示しいただいたものとでは若干、元素番号が違いましたので、どこまで調べられるのか、というのも事前に分かれば教えていただきたいのですが。
東京本店木元氏
了解です。
細かく確認しますけども、ほぼ同じです、同じはずですね。
おしどりマコ
分りました、よろしくおねがいします。
で、排気筒に関して伺います。
原子力規制庁の方から、「3 ・ 4号機の排気筒についても、破断がないかどうか同様の事例がないか調査をするように」ということが指示されてますが、いつこれは実施されるのでしょうか?
東京電力木元氏
えっと、3 ・ 4号機についても目視の点検はしているというふうには聞いておりますが、報告はどうなっているか確認をさせてください。
排気筒という意味では同じですけれども、1 ・ 2号機のスタックのほうはやはり1号機の爆発でかなり損傷を受けて見た目にもかなり破断のカ所が見えたということで重点的に今までやってきたという経緯があります。
で当然3 ・ 4号機についても経年的に保守点検・再塗装とかそういうものをしておりませんので順番にやっていくことにはなると思います。
今まではリスクが高いということで、1 ・ 2号機を重点的に見ていたということです。
おしどりマコ
はい、あの1・2号機の破断が見つかった時も3 ・ 4号機と5 ・ 6号機のチェックをされたのは存じております。
今回御社が破断を見つけられなかった。
ということで、新たに3 ・ 4号機も確認をするようにという指示が出ていますので、その臨時点検のあとされているんですか?
されていないのですか?
もう数日経ちましたが。
おしどりマコ
はい、今回の調査結果を踏まえた耐震安全性の再評価をするようにということも紀勢町から指示がありますがこれはいつぐらいにされるご予定ですか?
結果はいつぐらいに出てきますでしょうか?
東京電力木元氏
はい今、しているという風に聞いておりますので出来次第報告ということになると思いますー。
おしどりマコ
はい、あとですね、こちらの破断を45メートル部分の肌をなぜ御社の現場社員が見つけられなかったのでしょうか?
今回の発見は東京新聞の方が取材で見つけたということですが。
東京電力木元氏
そうですね、まずは今までの調査の場所ではタービン建屋の海側の方からカメラを向けていたので、タービン建屋自体が影になってしまって見えない部分があると。
一方で他の3方向から狙っていましたので、そこの部分でカバーできる範囲もあるけどちょっと見えきれてない部分も多分ありますねと言う話をしていたというのが1つ。
ただその見えない部分があってもですね、実際その評価をしている段階では大きな損傷があったとしても、他の3方向がしっかりしているので主材のほうは確認は出来ていると言う意味で、いずれ線量が下がってきて確認できる段階になったら詳細の方は順次やっていこうと言うふうに考えた所ですね。
おしどりマコ
はい、東京新聞さんの取材の時も海側ではなく山側の高台から撮影したものということですので。
今のご説明は、ご説明になっていないと思うのですけれども。
他の3方向からの望遠でも破断をつけられたということなのですが。
おしどりマコ
なぜ見つけられなかったのかということを聞いてます。
東京電力木元氏
ですので、東京新聞さんの方からご指摘を受けて「これは破断ではないのか」ということでご指摘を受けた。というのは確かなんですけれども。
当然それが我々のカメラの中で見て、はっきりそれが破断かという確認は出来てなかったです。
同じような画角で見えるところも当然あったわけですけれども、まだ確証を得てそれが破断している・していない。
というのははっきりわからなかった。
ただ、ちょっと繰り返しになりますけれども、タービン建屋側に登って人が入れるような線量までがれき撤去したりして下げているという状況がだんだん整ってきたので、人が今回は上がって近くまで行って確認をすることができた。ということになります。
ですので、写真上ではもしかしたらその破断ではないかというような傷が見えたかも知れませんけれどもそこははっきり確証できていない。
今回も近くまで行って、破断の確認をしっかりとすることができたということになりますので、今後は当然そういったやり方をやっていくわけですけれども、そこは破断があってもなくても今までの耐震影響に安全上の問題があったかというとそれは主材はしっかり大丈夫だという確認はしていたので、そこで担保をしていたということになります。
おしどりマコ
はい、過去の1 ・ 2号機の排気筒の調査。
過去4回2013年8月・2015年1月・15年9月・2016年9月
の4回されてますが、その際山側からもしくは違う方向からの写真で提示点検で破断が見つかった部分というのはどのように見えていたのですか?
東京電力木元氏
申し上げございません、破断を見えていたというのはその、、。
おしどりマコ
45メートル部分です。
今回新たに見つかった部分、山側から見た場合はどのように見えていたのでしょうか?
東京電力木元氏
今回の部分というのはだから他の3面の影というんですかその、4方向がある手前から奥を狙っているわけですので、その影の部分で陰になったり、見えたりというところが当然あったというふうに思いますけれども。
おしどりマコ
いやいや、あの東京新聞さんは同じように山側からでも破断を確認できたと言うことで、同じ地点なのにこの破断が経年劣化で破断したのか、2011年の事象で破断したのか現時点ではわからないということで、追加の確認はされておられないのですか?
過去御社が持っている写真では、過去はどのような状況だったか比較検討はされていないのでしょうか?
東京電力木元氏
その部分はちょっと情報が来ておりませんけれども、そういった部分も以前は見えたかどうかも確認はできるかもしれません。
東京電力木元氏
ただその部分は過去いつから、というふうに今の段階で分かったとしても別に評価に影響するというわけではないので、今までの評価の中で数字は変わりますかどうかも今の評価になりますけども、いつの時点で新しい評価になった可能性があるというようなところまでしか分からないという事ですね。
おしどりマコ
あの質問の趣旨は評価ではなく、経年劣化なのか、2011年の時点での破断なのか、というのは今後破断箇所が増えるかもしれない、ということで御社が過去の写真で当該の部分を比較するというとても重要な情報だと思うのですが。
これはまだされていないのか、木元さんが情報を把握していないのかどちらですか?
おしどりマコ
わかりました、では情報をお調べしてご回答をよろしくお願いします。
東京電力木元氏
ただ申し上げておきますと過去に戻って点検を、まあ点検というかデータを見てもそれは実際に今の評価、新しく今度は見るということが出来るようになりましたので、そこを見て新しく評価は当然上書きをしていきますので、、。
おしどりマコ
あの質問の趣旨はですね、排気筒の評価もさることながら、なぜ毎日敷地内に入っておられた御社が見つけられず、年に1回の取材で入った新聞社が見つけたのか。
というリスク管理の観点からもなぜ把握できなかったのかというのがすごく重要な問題だと思います。
ですので排気筒の耐震性の評価からの破断の話ではなく、御社のリスク管理の情報把握の観点での質問です。
東京電力木元氏
あのその部分に関しましては、やはりそのやり方をもうちょっと工夫すれば見えたのかな、ということがあるかもしれませんけど、やはりはっきりそれが見えたかどうか、というのは今の状況から解りません。
ただ、実際に今回のご指摘をいただいて近くで近づいて確認することができて初めて「破断をしていたね」ということが確認できているので、やはりいろいろもうちょっと工夫はあったのかも知れませんけれども2011年当時、から何回かトライをして、線量の高い中トライをしてみてきた。という状況には変わりありませんのでそれは随時できるはいのことはやっていきたいと思っています。
おしどりマコ
はいありがとうございます。
で、この件に関して、前回質問しておりましたことの回収をしたいのですが。
現在の排気筒の耐震性の評価に関して、40年の経年劣化を含む耐震評価というのはされてますでしょうか?
東京電力木元氏
はい実際に40年たってどういう風に部材が変わっていくかという評価は非常に難しいので、その部分については今ある部材を破断しているところはないと、繰り返しのご説明になっちゃいますけども。
おしどりマコ
あはいくり返しだったら結構ですのですいません。
新設当時の耐震性評価しかされていないと思いますので、新設当時のもので斜材がなかった場合の耐震性評価しかされておられませんので、新設当時ではなく、40年の経年劣化ではないということですよね?
新設当時の耐震性のみということですよね。
東京電力木元氏
あの40年だけど言うふうに腐食でしたり部材が経年劣化をするというモードがハッキリしない以上ですね、その過程が凄く難しいと思います。
東京電力木元氏
出来ない、正確には出来ないだろうと思います。
おしどりマコちゃん
わかりました、ありがとうございます。
で、あともう一件回収なのですが。
東京電力木元氏
すいませんあともう一つ、先程の3 ・ 4号機の排気筒の件なんですけれども、今の点検の仕方を含めて検討しているところ、社内の方で検討しているところになります。
先ほどお話しがあったとおり、ご指摘を(規制庁から)受けているので今点検について検討しているというところです。
おしどりマコ
ありがとうございます。
で、2013年から原子力規制庁の方から排気筒が倒壊した場合のリスクを評価しろという指示が出ておりますが、これはなぜ4年たってもされていないのか。
ということについてのご回答をお願い致します。
東京電力木元氏
やはり倒壊するというリスク、先日もお話しした通り繰り返しになっちゃいますけれども、きちっとできてないというか、、、、してないのは事実です。
ただ、リスクがあるというのはわれわれも十分把握をしているわけですので、そのどういう風にどう壊れてゆくか、ということを一生懸命考えるよりも、どう壊してリスクを下げていこうかということに今一生懸命考えているというところがメインかなと考えております。
おしどりマコ
はい、規制庁の方から2013年11月に「排気筒倒壊に伴うリスク評価をしろ」と、そして先日の監視評価検討会でも更田委員が「排気筒が横倒しになったらどういうことが起こるか、どれくらいダストが舞い上がるか、などきちんと答えていただきたい」ということをずっと4年間おっしゃってるんですがこれは御社としては規制庁が「出せ」と言い続けている評価はしなくてもいいというお考えなんでしょうかね?
東京電力木元氏
すごく仮定をしたりいろんな仮定が入っていますので、そういったところも議論があるのかなとおもいますけれども。
おしどりマコ
はい、その「仮定も含めこれを出してもらわないときちんとしたリスク評価ができない」ということを、「今福島第一でどういうリスクがあるのかという評価ができないのでするように」ということを前回の監視評価検討会でも改めて更田座長からご発言があるのですが、やはりこの発言があってもされないということなんでしょうかね。
難しいのでしないというご回答でしょうか?
東京電力木元氏
する・しない、という議論はしてないと思います。
そういったご意見を踏まえてできるところはいろいろ、「こうやったらできます」「こういうことをはどうでしょうか」という議論をさせていただこうかという事になると思いますが。
おしどりマコ
する・しないというご回答はされていないのですが、「検討します 」と言い続けて4年経っているということに関してはどうですか?
東京電力木元氏
なんだかの難しさはあるのかなと言うことと、当然リスクの検討と並行して解体する検討もしていてそれはご報告もさせていただいてるわけですので、ですので両方をいっぺんに書く事が難しかったのではないかと、、、。
おしどりマコ
いえ、解体の計画ではなく、倒壊のリスク評価をしろと。
解体の計画とは別に、「倒壊した場合のダストの舞い上がりなどの評価をしろ」と言うことを私ではなく規制庁の方から指示が出ているのですが。
それは、、、。
すいません前回の質疑と繰り返しになるのですが、解体の評価をしているので「倒壊のリスク評価をしなくてもいい」というお考えでは無いですよね?
なぜしないのかなぜそこを説明されないのか
東京電力木元氏
当然あの宿題があって、前回のご発言を踏まえて福島第一の全体のリスクを評価する。ということの意味合いは変わっていませんので、その中で排気筒のリスクが非常に大きいとということがどうか。ということに関してはお答えをすることになると思います。
おしどりマコ
解りました。
では、規制庁のこの指示は難しすぎるので手がつけられないという理解になってしまうのですが。
いや、何らかの理由があると思いますので、、。
おしどりマコ
ではその何らかの理由を教えていただきたいのですね。
東京電力木元氏
そこは規制庁なり、監視評価検討会なりで徐々にそういったご報告ができるようになるのかなと思っています。
東京電力木元氏
やはりそのいろんな順番があるでしょうし、当然、、。
それは順次やらさして頂いてるという風にしか回答は出来ないと思います。
おしどりマコ
解りました。
規制庁の指示を4年受けられないという事に関しての明確なご説明がない。という事ですね。
わかりました。
では別件で、地下貯水槽について伺いたいのですが。
地下貯水槽の先月のドレン孔・漏洩検知孔と観測井のAシリーズが最高値を出してから2017年4月の頭、漏えい検知孔は3月31から4月4日まで。
観測井は4月1日から4月3日まで。
測定されていないのですがそれはどうしてでしょうか?
おしどりマコ
測定の課題についても伺いたいのですが、まず、測定が数日間なかったことに関して伺いたいのです。
通常のサンプリングのタイミングがあると思いますので、観測は4日に一度のサンプリングと思います。
おしどりマコ
それも全部存じているのですが、Aシリーズも漏洩検知孔も何かしら測定結果が順番に出てきますよね。
それで、毎日どこかしらは測定はされているので今回は数日測定がなかったのはどうしてかなと思い質問しました。
東京電力木元氏
ちょっと調べてみないと私の手元にも近々のものしかないので特にサンプリングタイミングを変えたという話は聞いてませんので。
おしどりマコ
そうですよね、年度末にかかろうが2016年、2015年と毎日どこかの測定はされておられるんですね。
おしどりマコ
はい。
で数日間どこも全く測定していないということはありませんので、お調べしてご説明していただければと思います。
東京電力木元氏
観測孔のサンプリングタイミングについて確認をします。
おしどりマコ
はいお願いします。
で、地下貯水槽のNo.3ですが、漏えい検知孔が3月30日は全ベータが5,000Bq/L(ベクレルパーリットル)でしたが、4月6日の直近の測定では33,000Bq/Lになっています。
A1シリーズの観測井戸や近い漏洩検知孔などがやはり全ベータの値が1桁もしくは2桁前回の測定よりこの3月4月で上がっているのですがこれはこれはどう評価されていますか?
東京電力木元氏
はい、今までと同じですね。
観測孔のデータは継続してやらさせていただいてますけど、原因についてはこれというものが分かっておりませんのでここは継続して観測をしていくと。
当然、近隣の作業で特別な作業があるかどうかということも上昇値を見てますけども、そういった作業はないということも並行して確認はしています。
おしどりマコ
これは、去年Aシリーズの地下貯水槽の値が上昇した時は、毎日とか、2日に一度と結構マメに測定をして傾向を調べる、毎日測定をする。
と言うことをされていたのですが、今年最高値を出したにもかかわらず4日や5日に1度の測定のままというのはどうしてなのでしょうか?
東京電力木元氏
当時はいろんな可能性があるということを踏まえて評価をして、日々変わっていく現場の状況で何か上がるもの(要素)があるかということを抑えようとしたわけですけれども、実際には1年近くやっていたと思いますが、変化が見られず下がっていく一方、たまにこうやって上がるときはありましたけれども。
ということでどうも因果関係というのかわからないという状況になりました。
おしどりマコ
だけどわからないので図らないということになったんでしょうか?
東京電力木元氏
わからないというか定期的なサンプリング、もともと漏洩したときにかなり頻度を高くしていたものもしばらくは落ち着いて来ているという状況から下げた、という経緯があったかと思います。
ですので、今回も特に上げることがなく今までの下げた状況のサンプリング、それでも4日に一度だと思いますけれどもそのサンプリングで継続・監視していたということですね。
おしどりマコ
なるほど、昨年Aシリーズが10の2乗程度、220Bq/L、490Bq/L
程度に成った時点で毎日の測定を追加されていましたが、今年2,200Bq/Lという2013年から計測をされておられますが、飛び抜けた最高値が出たにもかかわらずマメな測定はしない、という判断で、これも4日に一度、5日に一度で行くというのはこれは傾向が分からないというか、測定したところで何も情報がつかめなかったのが昨年ですので。
測定しなくてもいいということなんですか?
東京電力木元氏
あの、この判断は非常に難しくて、強化をするということも当然あると思うんですね。
ただ、今までの調査結果や新しい作業やっていないというところから見るとやはり、可能性が高いのは過去漏洩したものが地下水の上がり下りによって漏洩が広がっている。
それがたまたま観測井のほうに入ってきたんではないかというところのシナリオ以外はなかなか出来てない。
おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
それも昨年に何度も聞いたのですが、しかし半年以上水を引っ張っているもの(汚染濃度の値)が上昇し続けるということは何かしら汚染源が供給され続けているということで。
一旦は下がったのですが、今年は去年よりも最高の濃度になったにもかかわらず。
あの、質問の趣旨は、測定を強化しないのは測定したところで昨年何も掴めなかった、という結果から測定を強化しないということなのですか?
測定を強化しない理由です。
東京電力木元氏
測定を強化しない理由というよりは、今までの変動範囲というか、たまに高くなったり下がったりしてしまうので、、。
おしどりマコ
いや、NDの部分が2,200Bq/Lというのは、変動の範囲内ではないですよね?
御社は25条通報までされていますよね。
東京電力木元氏
通報は当然毎回その手入れのサンプリングの結果はしています。なので、継続した観測を続けるということになります。
おしどりマコ
はい質問のお答えを頂けますでしょうか。
測定を強化しない理由です。
2013年から測定し続けて通常の値から10の2桁程度高くなったにもかかわらずNDだったものが2,200Bq/Lにもなったにもかかわらず測定を強化しないという理由を教えていただければと思います。
東京電力木元氏
測定を強化しない理由というのはすごく難しいのですが、定期計測をしていた状況からもうちょっと長い目で見る必要もありますし、測定の強化をしてるにあたって作業関係とか特別なことをやっていたかということが確認できなかったのでこれは継続してやっていくしかないだろうという判断ということになります。
おしどりマコ
では、質問の回収をしたいのですが。
月末にお示しいただいている作業員の方々の被曝線量の評価で、外部被曝線量・水晶体の等価線量・皮膚の等価線量が、高い作業の方々の最高値の線量以外の主な作業内容を全てを示しください。
東京電力木元氏
ちょっと待ってください、線量の評価は個人線量の評価ということになりますので、個人個人の線量での最高値というか、1mSv~5mSv 5mSv~10mSv というようなバウンドで示してます。
前回お話しした通り、個人でどういう作業があるかというのは個人線量の被曝とは別に作業管理の中から作業員の方が携わった中で、主な作業として報告というかご紹介をさせて頂いているということで、改めてその集計作業をお願いをして出させていただいてものがちょっとありますのでそれをご紹介する形になります。
今ご質問いただいたやつが、2月の外部被曝の線量というところですと、最大値の方が最大というか10mSv~20mSvの方が2人いてその作業というのが
1号機のタービン建屋内の滞留水の排水設備の設置ですとか除却工事に関係したもの。
お二方ともそうですということになります。
一方で、皮膚水晶体関係ですけれども、こちらについても前回お話しをしたH4・H2タンクエリアの基礎設置工事ですね、除却工事。
後は1号機タービン建屋の今の排水設備の設置除却関係の工事ということになりますけれども。
東京電力木元氏
はい、でそのプラスしてタンクの減容保管委託というものが一件あるということになります。
おしどりマコ
はい、ありがとございます。水晶体の方とあと1月の確定値の分もよろしくおねがいします。
水晶体も同じですね。
2月の水晶体は同じです。
確定値の方は今話をさせていただいたとおり、放射線防護の枠組みとして個人線量で確定している評価をしているところから作業管理のほうに1人ひとり照らし合わせて作業を確認するということになりますので、1月のほうは前回報告をしていただいたところ、外部被曝線量は最大値が11ミリシーベルトの方でタービン建屋地下1Fの除染業務に携わった方。
というのは変わっていない、これが1つ。
で後はどうしても最大値以外の方の集計がなかなか手間がかかってできないということで、ざっと見た工事でですと、1月の速報値と同じ1号機のタービン建屋の排水設備の設置ですとか除却工事ということになります。
こちらを改めて評価をしようとするとですね、我々の持っているデータベースからいっこいっこ一人一人引っ張り出して集計をしていただくという作業が現場とか、協力企業の方の作業に関わってきますので。
おしどりマコ
はい存じ上げていますが、以前はご回答を全ていただいていたのですが。
東京電力木元氏
以前もう確認しましたけれども、その部分は最大の方しか出していないんですよね。
おしどりマコ
いえ、すいません何処まで確認されましたか? 2013年の今泉さん小野さん2014年の白井さん小林さんあたりは確定値の主な作業まで全部お示ししていただいておりました。
そこまでご確認いただけましたか?
東京電力木元氏
はい、その確定値もですね1月の速報値ベースになっているなっているんです。
おしどりマコ
そうです。
速報から確定値で大きく上がったもの。
例えば1、月の水晶体は速報値では10~20mSvの方が一でしたが、確定の段階で10~20mSvの方は55名に。
そして、20~50mSvという、もう1段階上がったクラスで15名おられたという。
大量に60名程確定値が速報から確定の段階で大きく増えたんですね。
そのような場合など特に「確定値で大きく上がった作業はどのようなものだったか」というのはお調べしてご回答をいただいておりました。
全部読み上げましょうか?
過去いただいたものをどういうふうに、、。
東京電力木元氏
あそうですか、そこはもうちょっと確認をしますけれども。
現段階でお答えをできるるのはこの範囲でしかありません。
ちょっと難しいねということにはなっています。
ただ、誤解して頂きたくないのは当然ご理解頂いている通り、被曝線量の分布は個人被曝の線量です。
で、作業管理上の放射線被曝に対するどうやって作業管理上被曝線量を下げるか、という防護の最適化の部分は、遮蔽とか時間とかをalara会議にかけてそういったもので被曝の、、、。
おしどりマコ
存じてます。
ですので、過去2013年2014年にはご回答いただいておりましたので、速報値から確定値に関して大きく線量が上がったもの、それはまあ、リングバッジの値などが反映されたものだと思われますが。
それがどのような作業だったのかというのは、以前はきちんとお示ししていただいておりますたので。
まぁリングバッジを使うような作業、汚染水を扱う作業・タンク解体作業が主なものでしたが、それがどういった作業だったかということはお示しいただいておりました。
そして以前はalara会議にかかるような計画線量が高いものは計画の段階で木元さんにもお示ししましたが、計画の段階でもそして作業実績としても最高線量がどのくらいで平均線量がどのくらいという事は紙の資料で2012年まではいただいておりました。それがなくなった段階で「月末の被ばく線量評価が出た段階で質問をしてくだされば全てご回答します」ということを、増田さんにも白井さんにも当時ご回答いただいておりますので、会見者が代われば過去の約束がなくなり、質問の回答が出なくなる、出て来なくなるということは情報公開の後退ですので、会見者が代わろうが以前と同じご回答をください。
よろしくおねがいします。
東京電力木元氏
あのそこはちょっと検討させてください。
あの以前の…。
東京電力木元氏
ご指摘のところは大体おっしゃっているところはよく解りますけれども。
放射線の防護という面から見て、べつに情報後退をしているというふうには考えていないんのですね。
おしどりマコ
でも過去の情報からはでてきていないですよね?
あのお示ししましたが。
内部調査は何人・計画線量がどれくらいで最高線量がどれくらい。
というのは毎日速報でもお出しいただいていたものが出てこなくなってますよね。
東京電力木元氏
ですので例えば、高い線量のもの、たとえば放射線管理上重要だと言われている全体の作業の中で1シーベルトを超えるものとか、そういった会議をかけて防護しないといけないものが当然いくつがでてきていますけれどもそういったものについて例えば、個別に日々の放射線計画とか概ねご紹介していますし個人線量と行こ行こ紐付くというところになるとなかなか難しいでしょうね。
おしどりマコ
すいません木元さん。
質問のご回答いただけますでしょうか。
alara会議も放射線防護も全て存じております。
で、防護対策ではなく現在の作業と被曝線量がどのようになっているのか情報を公開して欲しいとそれを要望しております。
ですので、alara会議で福島間県の廃炉安全監視協議会の労働安全衛生部会の方でもどのようなご説明をされているのか、どのような情報が出ているのかという情報も存じた上で質問をしています。
以前、ご回答をいただいていた内容は、年月が経とうと会見者が変わろうとご回答ください。
それだけです。
東京電力木元氏
ご意見はよくわかりました。今できることはしっかり回答したいというふうに存じますので、そこは確認を私の方でしますけども今私が申し上げたとおりですね、被曝線量の個人と作業の管理というのは紐付けが必要ですので、そこはご理解いただいきたいというふうに思います。