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冒頭のマコちゃんの質問への回答 |
東京電力木元氏 11月22日の地震の際福島第二で使用済燃料プールの冷却している燃料プールの方の水漏れがありましたご報告をしていましたが。 先日の質問の中で、福島第二の不適合管理の情報、ホームページに載っている情報から全ての漏えい量が把握できない。というご指摘(ここがマコちゃんの指摘!)を受けましたので改めてお調べしました。 結論からいいますと。 全ての不適合に関しては、・・・・の方のデータの方に挙がっている事が確認できました。 具体的には、今回の地震に関する不適合に関しては。 こちらの不適合管理、今で言うパフォーマンス向上会議と呼んでますけども。 毎日開かれている会議の中で、11月24日と28日の審議に掛かっております。 24日との審議を確認をしたところ、2号機に関して原子炉建屋の排水配管において、配管詰まりがあったために、逆流がありましたということで。 件名が「漏えい」という風にダイレクトに書いてなくて分かりにくかったという事がわかりました。 実際に2号機で記載された不適合の中身について確認をしたところ。 2ヶ所において水漏れがあったという状況になっています。 口頭で恐縮なんですが、その不適合の中の状況を確認すると。 2号機の中、原子炉建屋の3階のFPC 漏えい量 52.5リットル 2号機の中、原子炉建屋の3階のFPC 漏えい量 388リットル 殆んどの量が隠れてしまっていた不適合の中にあった事が確認できました。 これを改めて先日不適合を既に出している量と合わせて、あと漏えい量との見直しもありましたので、こちらを改めて評価して先日全ての11ヶ所で485リットルとお知らせしてましたが。 評価をしたところ478リットルと若干減っておりますが、合計で478リットルの漏えいが有ったという評価になりました。 減った理由は、先ほどのポンプ室の漏えいを部屋の中にある、ポンプが設置してある堰、こちらを面積全部で漏えいの評価をしていた、ということになるんですが。ちょっと保守的な評価になりますので、実際にポンプが設置してある真ん中の堰の真ん中に設置してあるポンプのエリアを取り除いた値。 という事で正確に出した値が478リットルだった、という評価になってます。 大変失礼いたしました。 こちらの方は訂正さして頂きたいと思います。 |
◆マコちゃん質問部分◆
おしどりマコ
確認なんですが東京電力御社とされましては、廃炉費用は現段階では2兆円でこと足りる、という見解なのでしょうか?
東京電力木元氏
まかなうことができる、現段階での試算では2兆円で廃炉を終えたいという意味で2兆円を用意しているという伺いいただきたいと思います。
当然、先ほども申し上げた通り、今後状況で万が一上振れするようなことがあれば、必要な作業ですとかそういったものは、当社がしっかり用意をして廃炉に向けて作業していくという姿勢は変わらないという、、、になります。
おしどりマコ
先ほどの質疑を伺っていて疑問が浮かんだのですが。
7月28日にこちらで、「激変する環境下における経営方針」という記者会見を社長自ら開かれまして、その中で廣瀬社長は「廃炉にかかる費用は、2兆円では足りずさらに膨らむ」ということをおっしゃって、そのような、事実を出されました。
で、「激変する環境下における経営方針」という、御社が出されたものを受けて、東京電力改革1F問題委員会が立ちありました。
その委員会が今回の上方修正の数字を出してこられた訳ですが、その件については何もコメントがなく、「一応2兆円用意していて、8兆円はなんとも言えない」という事では。
御社が依頼して開かれた委員会ではありますので、少し評価のされ方が不思議だと思ったのですが。
「2兆円では足りない」とおっしゃったのは御社なので。
東京電力木元氏
あのー、、。
東京電力広報司会の方
あの、広報の方から補足をさせていただきます。
ちょっとですねあのーすこし、内容の行き違いがあったかと思いますけれども。
我々今の時点でまぁそのデブリの、工法とか形状とかわからない状態の中で、まぁスリーマイルと等のことも参考にして、現時点で我々として考えうる合理的な計算として1兆円。
或いはプラスもう1兆円と。
それは今の我々の持っている情報の中でこういうような想定は している。
ただ、おっしゃるとおりそれが絶対的な数字ではもちろんなくて。
色々な状況が分かってきましたら上振れする可能性は、ありうると。
その上振れした時に一括して債務認識とかをすると、先ほどから申し上げたように倒れてしまうというリスクもあるので、制度的な措置をお願いさせていただきます。
ということなので、あくまでも今の時点で7月もそうですし、今現在も変わらないのですけれども、我々の持っている情報の中では合理的な数字としては2兆円という数字。
正確には1兆円 +もう1兆円 ですけれども。
でありまして、それで足りるというものではない。
ということでその辺はちょっとニュアンスがなかなか先ほどから伝わらなくて申し訳ないんですけれども。
はい。
おしどりマコ
なるほど。
今の段階では廃炉費用2兆円という見積もりがされているということなんですね?
東京電力木元氏
そうなります。
おしどりマコ
それで足りると。
この7月末の会見のリリースや書き起こしを読み直しているのですけれども。
その中では、2兆円では足らずさらに膨らむと広瀬社長はおっしゃってるのですが。
東京電力木元氏
まぁ広報から話がありましたとおり当然上振れする可能性をお示しさせて頂く、それは大きなリスクになりますので、当社の経営環境を踏まえてそういったリスクを発言させていただいたというふうにご理解いただきたいと思います。
当然その積み上げの中で今後何兆円増える可能性があります。
という性差をしているわけではなくてですね、この2兆円というのは、繰り返しになりますけれどもスリーマイルとうの過去のデータから出してる数字です。
それゆえに上振れする可能性を示させて頂いた。
という事になります。
おしどりマコ
わかりました。
過去5年が4,600億円ほどだと計上しているということですが。
2011年に出された「中長期ロードマップ」から遡って今、見ていたのですが、使用済み燃料プールの取り出しなど1号機・2号機など、3年後に全てずれ込んでますよね?
で、「中長期ロードマップ」がどんどん、どんどん、毎回、毎回後にずれ込み 。
そしてデブリの取り出しも一旦スケジュールが切られていたものが、計画ができないということで、計画から取り出されたりと、このような状況で。
一応2011年当初は、廃炉の完了が30年から40年後という事だったのですが、まあもろもろ全部先送りになっておりますので、もっと年月がかかることが予想されます。
そのような年月も含め2兆円でいけると踏まれたのでしょうか?
東京電力木元氏
当然当時の試算になりますので、そこは2兆円という数字を示させていただいたということになります。
おしどりマコ
なるほど。
5年で4,600億円で、少なくとも40年で2兆円ですか?
後半はお金がかからないといいますか、そういう試算なんでしょうか?
ちょっとこれがそもそものスケジュールが全然うまくいってないにもかかわらず、お金がかかっているということで。
今後も同程度かかるような想像は、そしてデブリ取り出しの方がよりかかりような気もするのですが。
東京電力木元氏
繰り返しになってしまいますけれども、実際今後どういった作業があるかということを見通せてない。
というところも当然あります。
この5年間というのはやはり、事故後の処理の非常に大きな時期でしたので、汚染水処理なんかもタンクを作ったり、浄化設備を次から次へと作るというようなことにより大きなリソースを割いていたという5年間でもあります。
ですので、今後は当然平穏ではないのですけれども、平穏の平坦な道ではないのですけれども。
そういったデブリにようやく注力できるような段階に来たというのは今の段階だと思っています。
今後それに向かって、デブリの状況を確認したりですとか。
どういった設備を使ってどういった作業するのか、という中でもう一回精査をする時期があるかもしれません。
そういったものが来れば、改めてお示しをしていく必要があるかなと言うふうには考えております。
おしどりマコ
はい、わかりました、、。
その、わからないんですけれどもその試算が。
そうですね、予想外のもの汚染水処理で。
効果があったかどうかわからなかったアパタイト壁や、護岸エリアのガラス壁やフランジタンク解体の高線量作業での人件費など、予想外の費用が最初はかかったとは思うのですが。
当初の予定だと3号機のSFP取り出しは、去年度から行われているはずでもう終わっているはずですが、まだ取り掛かれてもいないということで。
その、計画から言うと何も手がつけられていないものというのはわりとありますよね?
当初の計画から言うと。
それは含まれていないにもかかわらず4,600億円かかっていて、まあ2兆円でまかなえるというのが中々疑問に思う数字なんですね、やはり。
まあ、でもいいですちょっと水掛け論になるので。
すいませ長くなるので。
では別件で。
先月11月22日の地震の際の福島第二での漏えいの追加報告をありがとうございます。
24日の不適合管理の資料を見直したのですが、漏えいという事は書いておらず、配管詰まり・排水が排出されず逆流が認められた。
という表現がありますが、これが漏えいに当たるという事ですね?
東京電力木元氏
はい、そうです。
おしどりマコ
ここが2ヶ所だという事になりますね?
東京電力木元氏
そういう事になります。
おしどりマコ
で、52.5リットル・388リットルという数字は記載がありませんが、これがこの分の漏えいだと。
東京電力木元氏
この分の漏えいだという事です。
おしどりマコ
わかりました。
29日にも4ヶ所の漏えいのことが記載されていて、計6ヶ所なんですが。
会見では口頭で「2号機の漏えいは8ヶ所あった」という事で、未公表がまだ2ヶ所あるんですね。
あと4号機の漏えいも29日の不適合管理で1ヶ所のご報告があるのですが、会見では2ヶ所だった、という事で、4号機も1ヶ所未公表の部分があります。
そして不適合管理の中ではサイトバンカー建屋の記載はされていないですよね?
これも違う形で書いてあるということですか?
東京電力木元氏
いまご指摘の2号機の漏えい。
あと4号機のサイトバンカー。
こちらは今不適合という扱いにはしておりません。
おしどりマコ
なるほど。
東京電力木元氏
理由は、堰と云いますか、フェンスを設けてるわけですね。
使用済燃料プールの周りに、新潟の地震の後にフェンスを設けてる。
そのフェンスがちゃんと機能してフェンスの内側で多少水がこぼれたという評価をしましたので、ちゃんとフェンスの内側で止まったと。
いう事で不適合扱いにはしなかったという事で不適合管理の中には至ってない。
という事になります。
おしどりマコ
わかりました。
で、数字が小さくなって、478という事ですが、これ全部足し算してみたんですが。
サイトバンカー建屋の40リットルは入っていないですよね?
東京電力木元氏
はい。
おしどりマコ
2、3、4からのSFPからの。
478プラスサイトバンカー40リットルという事ですよね?
わかりました。
サイトバンカー建屋の漏えいの40リットルは、濃度が18,600bq/Lですよね?
これは規制庁に確認しましたが。
これはちょっと高濃度のものが40リットル堰内といえど漏えいがあったという事で、これはサイトバンカー建屋に濃度が高いものがあるだろうと、予想はされますが、これの核種は大体何ですか?
放射性物質としては。
東京電力木元氏
他のプールの分析のほとんどがコバルト60だったと、記憶してるんですが。
確認できましたら、おしらせします。
おしどりマコ
分かりました。
2号機の漏えいも汚染があって、11月29日の発表では4ヶ所中3ヶ所除染したという事ですが。
こちらも濃度をどの位か教えていただけますでしょうか?
東京電力木元氏
2号機の濃度は、プールダクトですとか、ダクトの下部になりますと。
オーダーで申し上げると、
10マイナス1乗bq/ccというレベルからマイナス2乗というレベルが確認されています。
こちらはプール関係のダクト下部から出てきたもの関係です。
おしどりマコ
わかりました、10の2乗bq/リットルレベルという事ですね。
東京電力木元氏
リットルで、はい。
おしどりマコ
わかりました、これもコバルト60?
東京電力木元氏
確かそういった記載がどこかで、ちょっとすみません。
そこはもう一回確認させて下さい。
コバルト60が主だったという風に記憶しております。
おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
では、未公表のサイトバンカー建屋4号機1ヶ所、2号機2ヶ所の地震の際の漏えいというのは、不適合管理には当たらないという事でしたが。
紙ものでの発表はないという事何でしょうか?
すみません、やはり地震の時の漏えいの件ですから紙もので、どこの場所でどの程度、どの濃度のものが漏えいがあったのかということを一覧にして出していただければ。
一応、まとめてはいますが、その未公表の2ヶ所、1ヶ所、計4ヶ所が具体的に何処か、という事をお示し頂けたらと思うのですが。
東京電力木元氏
紙ものという事となると。
先ほど申し上げた通り、不適合の扱いではないと、当社ではそう判断しましたが。
データだけは今口頭で宜しいですか?
口頭ではお示ししてましたか?
おしどりマコ
いや、無いです。
東京電力木元氏
サイトバンカーが先ほどの40リットルの漏えいに対して。
2号機の1ヶ所が燃料プールの北西側に0.5ccというのが1ヶ所。
あと4号機で、同じく使用済み燃料プールの6階一番上のキャスクピット付近、レールの所に。
90ccと。
量は大した事なかったですけど、漏えいがあったという事です。
おしどりマコ
なるほど、ありがとうございます。
2号機もう1ヶ所ないですかね?
東京電力木元氏
2号機は後は全部お示しをしておりまして。
先ほどの24日に報告してるのが2ヶ所。
おしどりマコ
あと29日に4ヶ所。
東京電力木元氏
29日に5ヶ所実はあります。
細かく実は分かれておりまして、申し訳ありません。
口頭で申し訳ないですが。
2号機原子炉建屋の5階、南西側のプールダクトに1リットル。
同じく南西側プールダクト下部、殆んど同じ位置で場所がちょっとズレてたという事だと思いますが、そこに4.5リットル。
こちらの二つを合わせて5.5リットルになりますが、これを1ヶ所という風にしていたというのが一つです。
おしどりマコ
なるほど、では不適合管理では、4ヶ所6.2リットルとありますが。
5ヶ所6.2リットルという事だ。
という事ですか?
東京電力木元氏
そうです、細かく言うと5ヶ所あったという事です。
エリア的には4ヶ所という事ですね。
おしどりマコ
はい、前回の会見で、これは口頭ではややこしいので紙もので出します。
という事を福島第二の方が仰って下さったのですが、結局出てこないという事ですか?
東京電力木元氏
申し訳ありません。
現在では紙ものというところでは整理はしていないです。
今お知らせした通り、一部不適合じゃ無いものの確認ができた事。
あと、不適合としては公表、数字はちょっと書いてなくて件名だけになってしまいますが、件名だけお知らせしてその中身についてはこちらの方で細かくお知らせをさして頂きたいという事で考えています。
おしどりマコ
なるほど。
では、前回、地震の際に関しての情報発信が。
コミュニケーション・情報発信に関しては◎(丸)だと前回の記者会見で資料として出てきましたが。
それはその方針で変わらないという事でしょうか?
東京電力木元氏
そうですね、先日木曜日の会見とも繰り返しになりますが。
お知らせするという所については、機能的にはお知らせが出来たという意味で◎をつけさせて頂いた。
ただ、メール発信時刻、時間についてはバッテンがついてるという風に二つに分けたという風に理解していただければと思います。
おしどりマコ
はい。
では福島第一の冷却装置が先週止まった件で。
一週間経ってもまだ、聞き取りの資料がまとまっていないというのは、ちょっと疑問に感じます。
時間が経てば経つほど記憶というものは薄れますので、今の段階で何もまとまっていない。
何故ポンプの冷却が止まっている事に30分間気づかなかったかという事が。
まだ判明していないということは中々きけんなことだと思うのですが。
東京電力木元氏
仰る通り、人が介在するという所でヒアリングはかなり丁寧に行なって整理をしたいとかんがえています。
時間がかかって恐縮なんですけど、しっかりまとめてそちらの方は報告をしたいと思います。
おしどりマコ
いつぐらいに出る?つぎのかいけんでとか、来週だ、などの目処は?
東京電力木元氏
なるべく早くとは思ってますが、今の段階ではいつというのは申し上げられません。
おしどりマコ
別件ですが。
前回の会見で、御社での原発事故の賠償に関して担当の社員の方々が東京では7割が派遣の方々だと。
社外の方だと、いうことをご回答頂いたのですが。
この数字の母数としてはどれくらいなのでしょうか?
何人中の7割が派遣の方なのか、という事を伺いたいのですが。
東京電力木元氏
派遣業務に携わっている東京側の人間の母数という事ですかね?
おしどりマコ
そうです、そうです。
東京電力木元氏
手元に無いので確認をさせて頂きます。
おしどりマコ
わかりました、またご回答をよろしくお願いいたします。
あと、派遣の方々が入ってこられた時期は大体いつ頃なのか。
当初から派遣の方々が担当しておられたのか。
それとも、ここ最近の事なのか、という事もご回答頂けたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
東京電力広報司会の方
わかりました。