3行まとめ
・淡水化装置から汚染水が漏えい。
・漏えいした放射性物質の総量
セシウム134:3万3000ベクレル
セシウム137:19万8000ベクレル
全ベータ :1億3500万ベクレル
・漏えい原因は調査中。
福島第一原発汚染水漏えい詳細
【時刻】11月1日午前6時35分頃、「RO設備漏えい監視装置異常」の警報が発生
【場所】淡水化装置のRO膜を洗浄する水を貯めるタンクの空気抜き配管より水が漏えい
【漏えい範囲】約30m×10m、深さ1cm
【漏えい量】約3t
【汚染濃度】
・セシウム134:1.1×10^1 Bq/L
・セシウム137:6.6×10^1 Bq/L
・全ベータ :4.5×10^4 Bq/L
【漏えいした放射性物質】
・セシウム134:1.1×10^1 Bq/L×3000L=3.3×10^4=33,000Bq(3万3000ベクレル)
・セシウム137:6.6×10^1 Bq/L×3000L=1.98×10^5=198,000Bq(19万8000ベクレル)
・全ベータ :4.5×10^4 Bq/L×3000L=1.35×10^8=135,000,000Bq(1億3500万ベクレル)
(1t を1000Lとした場合)
【東京電力ホールディングスからのご連絡】福島第一原子力発電所構内における淡水化装置からの漏えいについて(続報)
東京電力からのメール13:31
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東京電力ホールディングスからのご連絡
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報道関係各位
本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。
○漏えい箇所について現場確認を行った結果、淡水化装置のRO膜を洗浄する水
を貯めるタンクの空気抜き配管より水が漏えいしていたことを確認しました。
○また、漏えいした水はRO膜の洗浄水(RO処理した後の水)であり、漏えい
した水の放射能分析結果は以下のとおりです。
・セシウム134:1.1×10^1 Bq/L
・セシウム137:6.6×10^1 Bq/L
・全ベータ :4.5×10^4 Bq/L
○なお、漏えいした水について、本日(11月1日)午前11時47分に回収作業を開
始しました。
○お知らせしました漏えい範囲について、詳細に調査したところ「漏えい範囲は
約30m×10m、深さ1cm。漏えいした水の量は約3t」とわかりました。
○漏えい原因等については、引き続き調査しております。
○本メールには返信できませんのでご了承ください。
<以下、お知らせ済み>
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○本日(11月1日)午前6時35分頃、免震棟集中監視室において、淡水化装置か
ら漏洩したことを示す「RO設備漏えい監視装置異常」の警報が発生しました。
このため、淡水化装置に廃液を供給する移送ポンプを停止しました。
○その後、当社社員が現場状況を確認したところ、淡水化装置付近からの漏えい
を確認したところから、午前6時58分頃、淡水化装置(RO3-3、3-4)
を停止しました。
○また、当社社員が午前7時25分、漏えいが停止していることならびに堰内に
留まっていることを確認しております。
○なお、漏えい範囲は、30m×15m、深さ1cm。漏えい量は、約4.5t。
○現在、漏えい状況及び原因等を調査しており、状況等が分かり次第お知らせし
ます。