7時54分、モニタリングポストNO.2近傍のダストモニタの高警報(警報設定値:1.0×10^-5Bq/cm3)が発生。
モニタリングポストNO.2は下記。
警報発生時の風向きは西、風速2.5m/s (発電所の外から中へ)
警報発生時は構内での作業は無し。
筆者感想
今年1月、MP-7付近のダストモニタの高警報が発生した際の原因は、付近の道路をダンプが3台通過し、そのときにダストを巻き上げたことが原因とされている。
福島第一原発敷地周辺は、今もなお、高濃度の放射性物質が土壌表面に付着していることを意味する。
(敷地外は、除染をしていない、と当時、東京電力は説明していた。)
今回のダストモニタ高警報も、
①1F構内で作業が実施されていないこと
➁風が敷地外から中へ吹いていること(敷地周辺のダストの影響を受けやすいこと)
から、敷地外の汚染の影響が考えられると筆者は感想を持った。
もしくは、ダストモニタの機器不良。(それが理由ということを、東京電力はこれまでたびたび説明に使っている!)
福島第一原子力発電所敷地境界付近のダストモニタ1箇所における高警報の発生について
(東電からのメール 8:47)
──────────────────────────────────── 東京電力からのご連絡 ──────────────────────────────────── 報道関係各位 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた だいた方にお知らせしています。 〇本日(6月1日)午前7時54分頃、福島第一原子力発電所敷地北側境界付近のモニ タリングポストNo.2(以下、MP2)近傍に設置しているダストモニタにおい て、ダスト放射能濃度の上昇を示す「高警報(警報設定値:1.0×10^-5Bq/cm3)」 が発生しました。 なお、警報発報時、構内において作業は実施しておりません。 〇当該モニタ以外の発電所構内のダストモニタおよび敷地周辺モニタリングポスト の指示値に有意な変動はありません。 ○同日午前7時50分時点の風向および風速は以下の通りです。 風向:西、風速:2.5m/s なお、風向については、発電所の外から発電所方向に向かって吹いていたもので あることを確認しております。 〇今後、当該ダストモニタの警報が発生した原因を調査します。 ○本メールには返信できませんのでご了承ください。 以上 東京電力サイト http://www.tepco.co.jp/press/mail/2016/1294893_8708.html
参考資料
* モニタリングポストNO,2は、福島第一原発敷地内のMPで、もっとも線量が高い。
(東京電力から12:50のメール)