おしどりマコ
HTI建屋の漏えいについて。
PE管の切断作業についての確認です。
これは変更認可申請で以前出ていた、既設配管の高温焼却炉建屋1階取り合いから、高温焼却炉建屋1階東取り合いまでのPE管を切断し、新設配管2本と接続する。
この作業に伴う切断と考えて宜しいでしょうか?
東京電力川村氏
あ、そうですね、はい。
おしどりマコ
わかりました。
では、ここに含まれている水がHTI建屋の滞留水と同等ということで。
このHTI建屋の滞留水は、他に、トリチウム、ストロンチウム、プルトニウム238、プルトニウム239、プルトニウム240
などが存在していますが、それらの各種の測定は今後されますか?
東京電力川村氏
これ以上の追加測定の測定、計画があると云うのは聞いていません。
おしどりマコ
コバルト60やトリチウムは計らないという事ですか?
東京電力川村氏
これは、水がどこから来たのかを確認するために分析したもので、詳細なところまでの計画は無いと考えています。
おしどりマコ
参考として、以前のHTI建屋滞留水のプルトニウムなどの濃度を参考にしてもよいという事ですか?
東京電力川村氏
水のサンプリングなんですが、どこから採ったかを聞いた所、今日お配りした写真の中で、配管を切ったところに、ビニールをかぶせてますが。
そのビニールの中から水を採っているようなんです。
それはつまり、ビニールを突き抜けてあふれた水がみんな床に広がったわけですが。
床からスポイトか何かで取ったのではなくて、このビニールの中に残っているものを採ったと聞いています。
ですから、全体的に薄まったものというよりも、ボトルに取りやすいところから採ったということなので、これがどの位、何 対 何 ぐらいで混ざったか、という事も結果的によくわからない。
ということになると思いますね。
おしどりマコ
すいません。
では結果的に、プルトニウムやトリチウムが、どの程度含まれているかは分からないし、測定はしない。
という事ですね?
東京電力川村氏
あの、もうまざってしまっていますので。
おしどりマコ
すいません。
なぜ、測定をされないのですか?
東京電力川村氏
あの、建屋の、建屋の滞留水の測定ではなくて。
今回、こういった水を漏らすという、トラブルを起こしてしまったその水がですね。
どの、どの、なんの水かという事を推定するために、今回は分析したわけです。
ですからそのセシウム吸着塔から出てきた水そのものなのか。
あるいは何かが混ざったものなのか。
という事を見るために、分析をしまして推定原因にあるように、残った水にセシウム吸着塔のものが混ざったからだろう。
という推定をしているということになる訳です。
そのために使っ、、。
おしどりマコ
あの、建屋内の漏えいといえど、高濃度の汚染水が5300リットル。
Cs-134、137の全βだけでも数十億レベル のものが、10の9乗程度のものが5300リットル漏れていることは。
INESの事故評価尺度でいってもレベル2や3に相当するものと考えられますので。
まあ今、レベル7が継続中なので意味はありませんが。
プルトニウムやトリチウムは測定して、どの程度の汚染水が漏えいしたのか。
漏えいの事故の評価をすることは必要ではないですか?
どの水が漏れたかを同定すれば、何が、どれだけ漏れたかと云うのは評価しなくていい。
というお考えですか?
東京電力川村氏
これはあの、建物の中にとどまっておりまして、回収して殆どのものは地下に戻してるんですね。
おしどりマコ
あの、ご存知と思いますが。
建屋内にとどまっていれどINESの事故評価尺度は適用される。
おしどりマコ
なので、何がどれだけ漏れたか、という事は評価しなくてもよい。
というお考えなのでしょうか?繰り返します。
東京電力川村氏
あの、いまはまだ原因ですとか、再発防止っていいうものは検討中ですので、今の時点で、良いも、ダメも、私が言うのは適切ではないと思います。
調査する中で追加の分析がいり用ならばしますし、要らないという判断になればしない事になります。
おしどりマコ
わかりました。
今の段階では、プルトニウムやトリチウム、コバルトなど、おそらく漏れただろう核種の測定は、今のところ計画上にはない。
という事ですね。
東京電力川村氏
私が聞いている範囲では計画にはありません。
おしどりマコ
わかりました。
では、この付近の漏えい水の表面線量・空間線量などはどれぐらいでしょうか?
東京電力川村氏
ちょっとお待ちください。
えっとね。手元にデータがありませんので。測っているか、測っていないかも含めて確認させて下さい。
おしどりマコ
すいません。
あの、木野さんの質問と同じ要望ですが。
漏えいの情報を公表される度に、それにまつわる回収をした作業員の被ばく線量などは、同時に公表して下さい。
そして、表面線量・空間線量などは、汚染水の漏洩事故がある度に、第1報で今までは報告されていました。
しかも今日ではなく、昨日の漏えいですので、表面線量・空間線量などは回収した作業員などの被ばく線量の指標になります。
今までは公表されておりましたので、情報公開が後退しておりますので、きちんと情報の公開を要望いたします。
よろしくお願いします。
東京電力川村氏
、、(沈黙)、、、。
おしどりマコ
よろしくお願いします。
東京電力川村氏
あ、ご要望の内容はわかりました。
おしどりマコ
はい。
あ、要望の内容というより、以前までは、汚染水のが漏洩の度に、空間線量・表面線量などは公開していたという事はご存知ですよね?
ですので、今回は「ない」という事なのでよろしくお願いします。
要望ではなく、 情報公開が後退してますので。
これは改善して下さい。
お願いします。
東京電力川村氏
あの、ケースバイケースだと思いますけども。
測定している、してないとうのは。
100%だとは思っていませんけども。
おしどりマコ
いやいやいや、 あのっ!回収する作業員の方の安全のために、表面線量・空間線量は測定しておられますので。
取材しております。
ケースバイケースではなく、空間線量が分からない所に、吸着マットなどで作業員が作業する事はありません。
よろしくお願いします。
で、前回キュリオンを作動したのは。
先月2月18日から2月26日までですが、その際に弁の「開・閉」確認はされているのですか?
東京電力川村氏
運転の状態については、繰り返しになりますが。
今、調査をする中でその確認もなされると理解しています。
通常はこれ、閉まってるところですので。
おしどりマコ
繰り返しになるのですが、通常は「閉まっている」ということで。
では確実に「閉まっている」ことを確認した日付けが現時点でわからないという事なんですね?
前回のキュリオン運転時にもわからない。
通常は「閉まっている」という段階で。
その際に確認作業をした、という記録が残っているわけではないんですね?
東京電力川村氏
ですから、現場がどう変化していくか。
昨日1日だけでなく、やはり、このバルブを使ったのはいつか?とかですね。
この配管に水を通したのはいつか?ということも、遡ってきちんと調べて行かないといけない事になります。
おしどりマコ
すいません、質問の趣旨は。
前回のキュリオン起動時、2月18日から、2月26日までに、当該弁の「開・閉」を確認したということは、記録として残っているのか。
それとも今現在では通常は「閉まっている」という、推測の評価しか無いのか、どちらですか?というのが趣旨です。
東京電力川村氏
あの、作業すると必ず記録は残ります。
その間に何らかの作業なり、何らかの手順の変更があれば、それは遡って記録を見ることができますので。
そういった事も含めて、今回調査を引き続きすることになります。
おしどりマコ
すいません。では、先月の記録の作業手順の確認は今のところは、「されていない」という事なのか、「わかっているが公表はしない」ということなのか?
東京電力川村氏
ごめんなさい具体的にどういう中身の確認をしているのか。
何を聞き取っているのかというのは、申し訳ないですが、私は情報を持っていません。
ただ、何回も申し上げてますけども、現場がどんな風に変わってきてこの漏えいに至ったのか。
という過去からの流れは調査しないといけませんので、その2月の何日ってのは、調査の日付の範囲に入るかどうかはわかりませんけども。
遡った調査はすることになります。
おしどりマコ
はい、わかりました。
では、PE管の切断と新設をする元請けと、キュリオンの起動を担当している会社は別ですか?
東京電力川村氏
この配管の工事の元請けは東芝さんなんですが。
運転の方はうちの運転員の筈ですね。
起動や、停止とか、そういったものは。
おしどりマコ
ですよね。
東芝さんがPE菅の切断をするという事で。
キュリオンは滅多に使いませんが、23日から運転に入っていて、その日に切断したという事で。
疑問なのが2月27日から、3月22日まではキュリオンは全く動かしてませんので。
なぜ、その間に切断作業をしなかったのか?という疑問が残るのですが。
東京電力川村氏
ですから、色いろな方が登場しますので。
もちろん当直だったり、元請けの東芝さんの話も聞いて、なぜこの水が漏れたのか?という所については、調査をしていきます。
おしどりマコ
わかりました、今はまだ何もわからない、という事で。
では要望として、表面線量・空間線量と回収に当った作業員の方々の被ばく線量。
そしてプルトニウム、HTI滞留水に含まれていると、過去検出されていたプルトニウム・トリチウム・コバルトなどの測定結果の公表をよろしくお願いします。
以上です。