3行まとめ
・29日20時35分、免震重要棟から西側へ向かう道路の側溝から発煙。
・側溝内のケーブル・ホース類が約5mの範囲で損傷。
・状況・原因は現在調査中。21日の出火についても原因はまだ調査中。
発煙の詳細
時系列
20時35分 発煙の連絡が緊急時対策本部へ。
20時39分 双葉消防本部へ連絡。
20時43分 火元確認のため、東電社員(火元確認者)が現場へ出向
20時46分 自衛消防隊に現場出動を要請。
20時57分 東電社員(防護本部員)による消火器での初期消火。
21時1分 東電社員(火元確認者)現場到着、側溝上の鉄板隙間からの発煙を確認。
21時26分 発煙停止。
21時45分 公設消防による現場確認、発煙は無し。
22時10分 公設消防が発電所構内から退構。
→初期消火から、発煙停止まで、30分かかっていることがわかる。
因果関係は不明だが、地絡警報も発生
20時5分 5,6号機の起動用変圧器にて地絡警報発生。(電圧は異常無し)
20時41分 電源の遮断器解放、地絡警報は解除
現場の線量に関する情報
現場周辺の雰囲気線量は 5μSV/h
ダスト放射能濃度 検出限界未満(検出限界値は8.2×10^-5Bq/㎝3)(21時30分測定)
福島第一原子力発電所構内道路脇の側溝付近からの発煙について
30日4時29分 福島第一原子力発電所構内道路脇の側溝付近からの発煙について(続報)
29日23時20分 福島第一原子力発電所構内道路脇の側溝付近からの発煙について
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東京電力からのご連絡
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報道関係各位
本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。
○昨日(3月29日)午後8時35分頃、福島第一原子力発電所免震重要棟から西側
へ向かう道路脇の側溝付近からの発煙に関する続報です。
○午後9時45分からの公設消防による現場確認においても発煙がないことを確認
しています。なお、公設消防については、午後10時10分に発電所構内から退構
しています。
○その後、当社にて側溝上に敷いてある鉄板を退けた上で側溝内を確認したとこ
ろ、側溝内を通っている複数のケーブル・ホース類が約5mの範囲で損傷して
いることを確認しました。損傷状況等については、夜明け以降に調査します。
また、今後、発煙の状況について公設消防にて判断するとのことです。
○なお、現時点において、発電所構内ダストモニタおよびモニタリングポストの
指示値に有意な変動はありません。また、午後9時30分現在、現場周辺のダス
ト放射能濃度を測定したところ、検出限界値未満(検出限界値:8.2×10^-5Bq
/㎝3)でした。(現場周辺の雰囲気線量は5μSv/h)
○本メールには返信できませんのでご了承ください。
<以下、お知らせ済み>
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○3月29日午後8時35分頃、福島第一原子力発電所免震重要棟から西側へ向かう
道路脇の側溝付近において、側溝内から煙が出ているとの連絡が緊急時対策本
部に入りました。
○午後8時39分に双葉消防本部へ連絡し、午後8時43分に火元確認のため、当社
社員(火元確認者)が現場へ出向するとともに、午後8時46分に自衛消防隊に
対して現場への出動を要請しました。
○現場に到着した当社社員(防護本部員)によって、午後8時57分頃から消火器
を用いた初期消火を開始しました。午後9時1分に当社社員(火元確認者)が
現場へ到着して確認したところ、側溝上に敷いてある鉄板の隙間より発煙があ
ることを確認しました。午後9時26分、発煙は停止し、引き続き現場確認を
行っています。
○また、発煙が発生したこととの因果関係は不明ですが、午後8時5分頃、5,
6号機にある起動用変圧器にて地絡警報が発生しました。直ちに関連パラメー
タを確認したところ、電圧に異常がないことを確認しています。午後8時41分
に発電所構内の水処理建屋*へ供給している電源のしゃ断器を開放したところ、
地絡警報は解除されました。
*:発電所構内で使用するろ過水を作るための建屋であり、汚染水は扱っており
ません。
○なお、発電所構内ダストモニタおよびモニタリングポスト指示値に有意な変動
はありません(午後8時50分現在)。また、現場周辺の雰囲気線量を測定した
ところ、5μSv/hであり、通常時の値と同等でした。
○発煙および地絡警報の発生により、現時点で関連パラメータに異常はなく、け
が人等は確認されておりません。
以 上