おしどりマコの質疑部分文字起こし
おしどりマコ
ミュオンについて伺いたいのですが。
この結果が東京電力が公表しているものと基本的に一致、
と度々書かれていますが。
では、細かいところですが何か相違点があったとしたら、そこを教えていただけますでしょうか。
東京電力川村氏
すいません相違点といいますと?
あ、この外壁ですね。
今の 26日間の速報ですと、「真ん中になかったね」ということが分かったぐらいで。
全てのことが東京電力の解析結果の全てをミュオンで説明する事は出来ないと思います。
おしどりマコ
わかりました。
では、 1号機は透過法で2 号機は散乱法だと思うのですが。
今までの資料では、 2号機のミュオンの測定は 10月からと言うことでしたが。
先程のご説明では繰り上がって 8月からという事になるのですか。
東京電力川村氏
あ、大変失礼しました。
訂正をさしていただこうと思ったのですが、私の説明が間違っていまして。
2015年度中に測定を開始する、あるいは測定をすると訂正させて下さい。
夏と言ったのは私の勘違いでした。
申し訳ありません。
おしどりマコ
ではその、以前の計画の 10月から。
というのも、これも未定になったという事ですか。
東京電力川村氏
、、、、、、、え、来年ですね。来年です。
あ、ごめんなさい。
来年度、来年度。
おしどりマコ
わかりました、過去の資料では 2号機は10 月から測定という事だったのですが。
それ時期未定ということですか。
来年度中ということで、、。
東京電力川村氏
1月に人身の災害があってですね、現場工事を止めた期間が半月ぐらいありましたので。
その関係で、現場工程を色々と見直しをしております。
従いましてこの 2号機のミュオンの測定につきましても詳細な工程という意味では、検討をしていく事になりますので。
2015年度中ということでお願いしたいと思います。
おしどりマコ
わかりました。
先程、福島会場との質疑の中で。
「地下のものはミュオンでは見ることは出来ない」と仰ってましたが。
地下坑道にミュー粒子の検出機を設置して、名前は忘れましたが、地下用のミュオンの検知器で岩盤などの調節をしてみることは可能ですよね。
その計画は今のところ無い、という事ですか。
東京電力川村氏
計画はありませんけれども、仰る通りで原理的には測定は可能ですから、何らかの土木工事をやったりという事も必要になると思いますが。
これは検討すべき課題だと認識しております。
わかりました。
先程からご説明の東京電力の評価と基本的に一致しているというところで。
MAAPとの評価を度々仰っておられるのですが。
シビアアクシデントの解析コードは MAAPではなく、メルコアの評価のほうが詳細で正確だったということだったのですが。
メルコアの評価は現在使っておられないのですか。
MAAPは汎用コードでメルコアの方が状況に即した測定値を入れられるのだと思うのですが。
東京電力川村氏
当社は MAAPでやってるようです。
おしどりマコ
メルコアの結果は用いていないという事ですね。
東京電力川村氏
はいそうです。
おしどりマコ
わかりました、一旦 2011年6月に出たメルコアの評価というのは。
その時に MAAPでも評価されていたと思いますが。
その後、また新たに MAAPで評価はし直したのですか。
2011年6月の評価のままなのでしょうか。
東京電力川村氏
、、、、、。
おしどりマコ
すいません、質問の趣旨は。
メルコアの評価の方が古く、 MAAPで最新の値を入れて、常々東京電力が評価されておられるのか。
それとも同時期に出した MAAPとメルコアの評価のうち、 MAAPを使用しているのか。
という質問です。
東京電力白井氏
すいません、本店の白井からお答えしたいと思います。
私の記憶ですと、当社で使っている解析コードは MAAPでメルコは使ってなかったかな、という風に記憶しています。
また MAAPについては、確かに1回解析した後に、もう一回解析をして、その結果、 1号機と3 号機もそうだったと思いますが、そのほとんどが圧力容器の中から、外に溶け落ちている可能性が高いと。
そういった事を、確か公表さしていただいたかと思います。
で今回、それと同じような結果が出たということで、解析とほとんど同じになってますので、解析に今のところ大きな誤りはない事は確認出来た。
という事になるかと思います。
何か一つ分かる毎に、細かく MAAPで細かく解析しているかどうかという点につきましては、その担当部署に聞かないと分かりませんけれども。
新しい知見等が解析等で得られた場合には公表さしていただいてるかと思います。
ですので、そういった新しいのは知見はないんだという風に理解して良いかとは思います。
わかりました。
仰る通り、メルコアは保安院がクロスチェックでしたもので。
そちらの方が MAAPよりずっと詳細で正確だったという事なので、 MAAPの評価結果をずっと用いられている事について少し疑問があったので聞きました。
MAAPでその後も評価していたという事ですね。
ありがとうございます。
では、 G-1の測定値トリチウムが急上昇した事について伺い倒いのですが。
NDが続いていたにもかかわらず、トリチウムが急上昇した。
という事について何か上流側の変化というのがあるのでしょうか。
東京電力川村氏
仰る通りで、 G-1で少し値が変化しています。
ただ、 G-2、G-3には変化が無いという事もあり、 G-1については再度サンプリングをするという事にしていますので、今サンプリング結果はまだ出てきていないので、その結果を見た上で考えていきたいと思います。
おしどりマコ
G-1の部分も、今回資料に出てきている H4エリア外周堰内の高線量が見つかった部分も同じく山側で。
底の横のラインに暗渠の排水口が流れていたと思うのですが。
そこの部分の寄与は何か考えられないのでしょうか。
東京電力川村氏
排水口の寄与ですか?
おしどりマコ
いや、排水口だったのか。
何か過去に漏えいがあって暗渠にした部分の、溝があったはずです。
U字溝を暗渠にした部分が。
2012年、2013 年だったと思いますが。
東京電力川村氏
タンクの C排水路のことだと思いますが。
おしどりマコ
すいません、 C排水路ではないです。
C排水路も同じように1度暗渠化しましたが、それではなく。
すいません。
では、漏えい事象を今確認して出します。
では、今回、 H4エリアの周辺の線量の上昇が、過去の漏えいの高線量土壌が寄与していた。
という現在の結果が出たという事で。
では、過去の漏えいの汚染土壌の撤去が不十分だったという事ですか。
東京電力川村氏
その可能性があります。
おしどりマコ
わかりました。
では、過去地下貯水層で各地で漏えいが見つかった際に、汚染土壌の撤去を行う予定でしたが。
先月、平成 27年2月で完了予定でした。
これ、実施期間が延長になっていいますが。
これは地下貯水層の汚染土壌撤去の目処は何時でしょうか。
東京電力川村氏
繰り返しですが、工程が少し半月ぐらい止った事もありますし、
後は実際に測定しながら進めている作業ですので。
今の時点で何月終了という事をお示しする事は難しい状況です。
おしどりマコ
あの、これは半月遅れてましたが、これは平成 26年6月から汚染土壌を撤去して、当時から平成 27年2月に完了予定と言うことだったので。
その半月の遅れが考慮にならないぐらい長いスパンの撤去計画だったのですが。
東京電力川村氏
、、、無言、、、。
東京電力白井氏
本店の白井から回答さしていただきたいと思います。
地下貯水層から漏れた水の影響という事で、実際に地下からボーリングしてコアの様な形で抜いて、その抜いた土の表面線量等を計って、どれぐらい汚染が広がっているかという事を確認しながら作業をしています。
で、そういった汚染の確認をしながら作業しているという事で、抜いては計り、いう事を計画してますのでまだ完全に除去出来たと。
まだ判断は出来てないので作業が終わっていないといった状況です。
また、その装置を使うに辺って。
上部にある送電線を撤去するですとか、その他の干渉物の作業についても、当初時間がかかっていましたので、そういったこともあってまだ作業は終わっていないと考えていただければ良いかと思います。
おしどりマコ
ありがとうございます。
では、抜いては計りという事は、当初の想定より汚染土壌の量が多かった、汚染水の量が多かったという事ですか。
東京電力白井氏
汚染の量とは関係ないかと思います。
どういう風に広がっていったかと云った事になると思いますので。
作業をしていく時間の中で、どこまで広がっていた、沢山出ていたから、という風には必ずしも、そういった物ではなくて、何処まで広がっていたかといった事になるかと思います。
おしどりマコ
わかりました。
では、当初の想定より広がっていたという事ですか。
東京電力白井氏
、、、えーとあの、その当初の想定との比較については、私の方では存じてませんけれども。
きちんと確認をしながら、一つずつ作業しております。
そういった事もあって時間がかかっている状況です。
おしどりマコ
わかりました。
では、この H4エリアの高線量部分に寄与していた、
過去の高線量の土壌部分。
というのの撤去計画を教えていただければ。
東京電力川村氏
あ、え、、、。
東京電力白井氏
すいません。
今の質問の趣旨は、過去に漏れた影響の残っている土の撤去計画はあるのか。
とそういったご質問ですか。
おしどりマコ
そうです、すいません。
質問が飛んでしまって。
地下貯水層についてついでに聞いたのですが。
これは H4エリアの上流部分の高線量の土壌の、 H25とH24年の漏えい時の汚染土壌撤去というのは。
今回の対策に含まれていないのですが、これはされないのでしょうか。
東京電力
、、、無言、、、。
おしどりマコ
H4エリアにおける対策のみで、ここに高線量土壌という言葉も書いてあるのですが、これの撤去というのは特にはないのでしょうか。
東京電力川村氏
今の時点で直ぐに撤去する予定はありません。
おしどりマコ
撤去はしない。
わかりました。
これ撤去はされなくていいのでしょうか。
環境中に出ているものに関して。
東京電力白井氏
すいません白井の方から回答さしていただきたいと思います。
先ずは、土壌の影響が外に出ないように、という事で、フェイシングしたり、或はカバーをかけたりと云った事を行っているというのが本日の公表の対策になっています。
現在、 H4エリア自体については、このフランジ型タンクを解体をして、その後、汚染土壌等の撤去等をして、それから新しくタンクを設置するという事で計画をしている。
ですので、その新しいタンクを設置するための土の回収とか、
300トン漏れた時の土の回収等もございますので。
その際に併せて土壌の回収は考えて行く事になると思います。
おしどりマコ
わかりました。
最後に少し細かい事なのですが。
福島県で廃炉安全監視協議会の報告書、 2月27日分が上がっているのですが。
御社の報告で、 K排水路の測定が2014 年からというご説明をしされているのですが これは福島県での説明という事で。
K排水路の測定は2013 年からですよね。
少しここの部分が正確な説明をされておられないのでは、と思うのですが。
すいません、ご確認の上回答を頂けたら。
2月27日の廃炉安全監視協議会で、 K排水路の汚染水漏えいに関して、委員の方々に御社がご説明されている協議会の報告書です。
東京電力川村氏
今手元にないので確認しています。
おしどりマコ
はい、よろしくお願いします。