おしどりマコの質疑部分、文字起こし
おしどりマコ
K排水路について伺いたいのですが。
増田さんが先程、「皆さんが欲しがっている情報だと思わなかった」仰っておられましたが、私は2013年から「K排水路の測定値を公開して欲しい」と要望しておりました。
私が知る限り、K排水路の測定値が新規採取点として規制庁に報告が上がったのが2013年11月からで、サンプリング採取して測定し始めたのは11月の6日からです。
その時点で、海に流れている排水の全ベータの値などは、告示濃度限度に限りなく近かったですので。
「海に流れている汚染水として測定値を公表してください」
と2013年から要望しておりました。
で、2014年6月16日の東京電力の定例会見にて。
白井さんにはっきりと「今の段階で知らせることはない」と言う回答を頂きました。
まぁ、その間ずっと公開を要望していたのですが。
すいません!以前から私はケK排水路の測定値の公開の要望をお願いしていたのですが、それが全く公開されなかったという事について。
欲しがっていたのですが、なぜ公開してくださらなかったのでしょうか。
すいません、質問がたくさんありますので端的にお答えいただければ。
東京電力増田CDO
すいません、今の質問は我々がなぜ、情報を公開してなかったのかというところですか。
おしどりマコ
そうですあの、海水に、、。
「海に放出する汚染水として告示濃度限度を超えたものを放出していた」と、
すでにいくつか公開されていましたので。
「定期的にこの値を公表して欲しい」とずっと要望していたのですが。
「知らせる段階にない」と。
少なくとも昨年の6月には何度も断られております。
K排水路の測定値です。
東京電力増田CDO
はい、えーと。
ですからそこについては、去年の3月の監視評価検討会の席上で「1年かけてしっかり清掃しろ」と言う指示を規制庁からもいただいてますので、それに取り組んでいたというところです。
おしどりマコ
はい存じております。
あの、「皆さんの欲しがっている情報と思っなかったので公開しなかった」
とおっしゃられましたので、、。
欲しがっていたが、公開されなかった。
という事に関してです。
東京電力増田CDO
はい、私達はそのK排水路の出口の所の外の海のところのモニタリングデータを公開しています。
私はそれで充分だというふうに認識していたという所があります。
おしどりマコ
わかりました。
すいません、海水に出ている時点では海水に希釈されていますので、そのご回答ですと排水の告示濃度限度という概念をご理解していないと思うのですが。
希釈された時点での測定値ではなく、環境中に排水していい告示濃度の限度なので。
どのような水を放水しているか。
ということが重要ですので、「そのデータを公開して欲しい」とずっと要望しているのですね。
すいません、希釈して環境中に出た時点での測定値でいいのなら、排水の告示濃度限度という概念自体意味がないですよね。
東京電力増田CDO
それで、去年の監視評価検討会の席上で「早く清掃してそういったものが守られるようなレベルまで、あるいはそういった議論できる、そういった管理ができるレベルまで下げなさい」と云うのが監視評価検討会からの指示だと思うので、、、。
おしどりマコ
わかりました。
では少なくともこのグラフを見ますと、昨年4月から週一で測定しておられるように見えますが。
この測定値というのは具体的にどこで公表されていますか。
サンプリング採取した時間や、このグラフのでの値ではなく正確な数値を知りたいのですね。
この「2号機原子炉建屋大物搬入口屋上上部のたまり水調査結果K排水路放射能濃度」というグラフですね。
この詳細な測定値というのは、どこに公表されていますか。
東京電力川村氏
すいません、ちょっとお待ちください。
おしどりマコ
はい、ご回答お願いします。
では、お調べしていただく間に別の質問を。
先程、雨水、、。
東京電力広報ヤマト氏
すいません、ご質問を簡潔にお願い致します。
おしどりマコ
はい、えー。
東京電力川村氏
よろしいですか、今のやつ。
どこで公開されていたか。
一昨日、24日が初めてです。
おしどりマコ
分かりました。
24日が初めてと云うことで。
グラフではなく具体的な測定値、採取時間の公表も要望します。
といいますのは、K排水路というのは地下水バイパスでの放出口になっておりますので。
地下水バイパスの排水での希釈も考えられます。
ですので、どのタイミングでK排水路の汚染水を測定していたのか。
という時間を知りたいのです。
正確なサンプリング採取時間とサンプリング値、測定値を公表してください。
よしくお願いします。
情報公開されるとおっしゃいましたので。
続いての質問ですが、先ほどの質疑の中で「雨水と判断したので好評区分にはあたらない。」
と仰ったのですが、昨年、2014年6月2日に4,000トン群の漏洩があった際に、
「当初、雨水が流れ出たものと判断しておりましたが、過去の漏洩で雨水の放射能濃度が高くなっておりその後、保安防護規則の18条規則にあたるものだった」と後から報告対象だったと原子力規制委員会に報告をされ、会見でも発表されておられます。
雨水と言えど、排水の告示濃度限度を超えたものを排出した場合は、過去の例から言いましても会見で発表する対象になっているのですが。
これは何故発表されなかったのですか。
東京電力増田CDO
、、、、。(無言)
おしどりマコ
雨水と判断したが、その後、保安防護規則、、、、。
東京電力ヤマト氏
すいません、ご質問がちょっと分らないのですが。
質問は簡潔にご質問いただけますか。
東京電力かんの氏
おしどりさん。
先程言った言葉のところをおしどりさんは言ってると思うので。
「雨水」という言葉を使ったのは、この排水路が雨水を流すための排水路だったので、「汚染水が流れて、管理しなければいけない」という対象には入っていなかった。
という認識が一つあったと言うことです。
雨水と判断したから、公表しなかったということを申し上げた訳ではございません。
先ず一つ理解頂けたらという風に思います。
おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
では、雨水といえど、K排水路から海に流れている排水が告示濃度限度を超えていたと把握した時点で、これは保安防護規則18条報告の対象になるものですよね。
何故4月の段階でそれを公表されなかったか。
という事に対しての回答をお願いします。
東京電力会見者一同
、、、、。(無言)
おしどりマコ
雨水の排水路と云うことは理解しましたが。
東京電力会見者一同
、、、、。(無言)
東京電力かんの氏
すいません。
あの、少し言葉が足りなかったと思います。
先程から増田が申し上げましてる通りで、確かに濃度が他の排水路に比べて高いということはあったのですが。
何故、その濃度が下がらなかったのか。
と云うことの調査に執着してしまい。
報告しなければいけない。
という所まで、あのー、頭が回らなかったという状況です。
その点に対しては非常に申し訳無かったという風に申し上げさして頂いている所です。
おしどりマコ
すみません。
「調査に執着して報告対象ではなかった」と仰られますが。
当時の、昨年の4月、5月、6月も常に「0これは18条に触れる物ではないか」
と私は質問していたのですが、実際触れていた報告対象だったという事ですね、これは。
東京電力会見者一同
、、、、。(無言)
おしどりマコ
保安防護規則の18条報告に該当する物だった、という事ですよね。
調査に終始していたので、気付かなかったが。
そういう事ですね。
東京電力会見者一同
、、、、。(無言)
東京電力川村氏
あのー、すいません。
ちょっと昔の話しなのかも知れませんけども。
これは報告する、しない、というのはやはりその、設備ですね。
配管ですとか、容器であるとか、タンクから漏れれば、或いは配管から漏れれば。
これは当然そういう事になるのと思いますけど。
これは排水路が壊れたわけではなくて、まあこれは、繰り返しになってしまって詫びをするしかないんですが、雨水が流れるというただのそのあの筒というか、トンネル、だったものですから、そういったところに、思いは至ってないし。
公表はしなかった。
いう事だと思います。
おしどりマコ
わかりました。
では、何故、わたしが2013年からK排水路について常に聞いていたか。
「壊れていたわけではない」と仰っしゃいましたが。
2011年原発事故発災当時のテレビ会議動画に、2011年3月25日と4月7日に2号機の大物搬入口から、枝排水路を通って、K排水路への汚染水の漏えいが会話されています。
水路が乾いた段階で表面の雰囲気線量が、
3月25日で40mSv/h 。
4月7日で50mSv/h。
この超高濃度汚染水の漏えいが2011年のテレビ会議の動画に会話されています。
それに関して常に質問していたのですが、ご回答は。
「テレビ会議動画の中で発話は認めるが、その後の調査はしない」
という回答でした。
ですので、配管は壊れていなかったかも知れませんが、「原発事故の高濃度汚染水の漏えいが影響して、この部分から常に海に汚染水が流出しているかも知れない。」
ということで、2013年から質問していました。
配管は壊れていなかったかも知れませんが。
確実に、原発事故以降超高濃度汚染水の漏えいが、この部分で確認されています。
それは「発話も認める」という回答も頂いております。
その部分であるにもかかわらず、雨水であった、ということで、排水の告示濃度を超えても、保安防護規則の18条の報告対象でなかったと。気付かなかったとおっしゃいますか。
東京電力会見者一同
、、、、。(無言)
東京電力川村氏
あ、申し訳ありませんちょっと2011年の話しは、いま… あの、あの、確認が確認というか、理解がちょっと出来てませんので、その話は、、。
おしどりマコ
すいません、じゃあ理解されてる方にお答えて頂けますか。
かんのさんは、常に私、会見で質問していたので、ご存知だと思うのですが。
東京電力かんの氏
はいあの、テレビ会議の発話のことをおしどりさん言ってるんだと思いますが、そこに対しては、あのー、建物の中で水漏れがあって、その水漏れが建物の外に出たと云う事実が中々確認出来なかったと一度お答えしているのではないか。
と理解しているが。違いますか。
おしどりマコ
いえ、そのお答えはないです。
「発話はみとめるが、調査しない」という回答です。
音源も残っております。
ぶら下がりでもご回答をいただいたので。
東京電力かんの氏
、、、、。
おしどりマコ
テレビ会議の中では、枝排水路を通って、太い路に出て、
K排水路に汚染水が流れ出た水が後がある。
と、表面線量は乾いた段階で50mSv/h だったと。
そう言う会話が様々残っております。
御社の2011年の汚染水の漏えいは[4月2日に見つかり、4月6日に止水した]
と言う報告のみです。
ですので、この3月25日、4月7日は、現在、公表されている汚染水の漏えい以外の件ですので、これについて調査をして、情報が欲しいと要望しております。
そして現在、このK排水路の汚染、2号機の大物搬入口周辺の汚染は。
この2011年 3月25日、4月7日と全く同じ部分ですので、その後調査をされているのか。
なぜ、調査をされないのか。
ご回答を宜しくお願いします。
東京電力増田CDO
すっ、すっ、すいません、その2011年の時に、何処からどういうふうに漏えいがあって、たかが、ちょっと定かではないところはありますが。
今仰るような、枝管を通して排水路に行ったと云う意味では、今回と同じかも知れません。
ただ、今回の事象で我々が確認してますのは、大物搬入口と呼ばれる、原子炉建屋の入り口の所にトラックを寄せるような、所の建物の屋上の所に汚染があったという事です。
これは、3号とか1号がおそらく爆発した時の影響で、フォールアウトが大物搬入口の上にたまったところに雨水が降って、そこで、ええー瓦礫の中を通して汚染が、こう、ええー枝管の方に行ってるんだと思います。
ですから、そういった意味では今回は調査をしてそれを探し出したというところだと思っていますが、そのーすいませんご趣旨が私が理解出来てないのかも知れなませんが。
我々は、何処にそういったK排水路の清掃しても下がらない汚染源が何処かにあるはずだという事で、色々探してきてその中から今回、大物搬入口の屋上というものが、汚染源としてみつかりました。
というご報告をしたと思っています。
これからも順次探していけば、またあの、新たな場所が出てくるかもしれませんが、
そういった所を潰していくというのが我々のやるべき仕事だと思っています。
おしどりマコ
わかりました。
「K排水路の汚染源が、2013年から分からなかった時点で。
何故、K排水路に高濃度汚染水が漏えいしたのを調査しないのか」
という質問だったんです。
もういいです。
では、この排水路の清掃。
ということで、暗渠化されている部分は、中に作業員の方々が潜って作業をされていますが。
かなりの被ばく線量が予想されますので、その計画線量、作業実行線量なども公表をお願いします。
で、以前から質問をしてるのですが。
1、2号機の排気筒の線量。
2013年時点で、25Sv/h、15Sv/hだった地点の測定値を、2月18日に規制庁に報告されてますが、公表はしていただけるのですか。
東京電力増田CDO
質問が幾つかあったと思のですが、先ず、排水路の中を綺麗に掃除するというのは、中に入ってやってます。
ただ、そこは水、、、。
今は水の汚染はありますが、別にダストが舞っているというそういう状況の場所ではありませんので、その被ばくというのは、周りから受けるγ線の被ばくが中心になっています。
おしどりマコ
ですので、それを公開していただければ、、。
東京電力増田CDO
ですから、それほど大きいものになっているという認識はございませんが。
これからしっかりこの作業を通して、どういう被ばくがあるかというのは、自分達のところでとっておりますので、その値が非常に大きくなれば、また報告する事になると思います。
おしどりマコ
わかりました。
大きくなくても公表をして下さい。
すいません!質問が沢山ありますので、イエスかノーかでお答え頂ければ。
数字を答えて頂ければいい様な質問にしておりますのでそれを要望いたします。
でその、1、2号機の排気筒の測定値、2月18日に規制庁に報告されている物の公表は何時になりますでしょうか。
東京電力石橋氏(東京本店)
排気筒の件は、後でこちらからの方からご回答します。
おしどりマコ
わかりました。
それで増田さんがですね。
「現在、水とダストが重要で、その測定値を公開することが、情報公開として重要だ」と仰っておられましたが。
現在、フランジタンクの解体作業をされておりまして。
認可が下りてない段階ですが、倉庫外でダストのモニタリングをされていますが。
そのダストの測定値の公開を要望しているのですが。
「測定値を公開する予定はない」と云うご回答だったのですね。
汚染されたダストが舞い上がる状況での作業ですので、その測定値の要望を改めていたします。
如何ですか。
東京電力増田CDO
フランジタンクの解体作業についてのデータは外に示す事は出来ると思います。
ただ、作業をやっている段階で、作業中にどういう物があってという、その作業員ですね、労働環境を確保する上でのモニタの指示を出すというのは、それはですね、あまりにも労力が多くなりますので、そこは特段考えてません。
おしどりマコ
はい、あのー、作業中、、まあ翌日かは分かりませんが。
3号機の瓦礫撤去の際に付近の自治体にもダストが舞い上がった影響も考えられますので。
フランジタンクの解体は、表面線量が全βで5mSv/h と云う高い瓦礫の解体なので、倉庫外でのダストがどれぐらいかというのは出来るだけ、早急な測定値を随時公開して頂く事を要望します。
東京電力増田CDO
それについては、福島第一のサイトの中にダストモニターは、1号機の屋根を外す時も含めて、かなりのダストモニタを設置して今監視している。
おしどりマコ
あ、存じてます。
東京電力増田CDO
そのデータはしっかりとお出ししますので。
おしどりマコ
はい、存じてます。
東京電力増田CDO
それで分かると思っているんですけど。
おしどりマコ
いや、存じてます。
東京電力増田CDO
それ以上、また今回ですね、あの。
経産副大臣からの要求で、リスクをしっかり探したときに、そこもまたリスクとして浮かび上がってくるんだったらそのデータは出しますが、今は、私の感覚では、サイト内はしっかりとダストモニタの監視はやっていると思ってますので。
そのデータをしっかりお示しする事で十分監視できていると認識しております。
おしどりマコ
いえ、十分ではないです。
そのダストモニタを監視しているんですが。
そのフランジタンクの解体作業の時に、倉庫内でダストが舞い上がりますので。
倉庫内で瓦礫を解体して、そして屋外俳風機で、その倉庫外のダストを纏めるのですが。
その屋外俳風機の周りにダストモニタを設置して、屋外に瓦礫撤去の際のダストが飛び散るかどうかを監視することになっているんですね。
その監視しているダストモニタの公開を要望しているんです。
敷地内のふわっとした全体のではなく。
その作業に関するどの程度、ダストが舞い上がるのかという、その測定値の要望です。
それは、3号機の瓦礫撤去の際もそうでしたが、8個あるモニタリングポストだけでは、3号機の瓦礫撤去の際のダストを十分に感知することは出来ませんでしたので。
作業毎のダストが舞い上がる可能性がある作業毎のダストモニタ。
せっかく付けておられますので、その公開を要望します。
よろしくお願いします。
会見の一番最後に質問の回答
東京電力かんの氏
一部おしどりさんが質問の中でご回答になったところではございますが。
K排水路のサンプリングデータは何時から取ってたの?
というお話があったかと思います。
これにつきましては、おしどりさんが申された通り、2013年の11月に規制庁さんへの面談で回答しているデータ。
これがございますので、その点一つ改めて回答させていただいたという事です。
それと、2点目おしどりさんからの質問の中で地下水バイパスのサンプリングポイントとK排水路のサンプリングポイント。
これが、一緒。
という様なお話が出たように認識していますが、これについては、
質問の回答という事ではございませんが、地下水バイパスのサンプリングポイントよりも上流側で
K排水路のサンプリングを行っておりますので、ここは誤解のないようにお願いしたいと思います。