3行まとめ

・24日、2号機原子炉建屋大物搬入口周辺に高線量汚染水が発見され、それがK排水路から海に流出し続けていたことを東京電力が発表。

2011年3月25日、4月7日に、同じ場所で超高濃度汚染水が流れ出た跡が発見されており、筆者は2年前から指摘し続けているが、東京電力は「これ以上調査はしない」と2013年12月に回答。

K排水路から汚染水がそのまま海洋に流れ出続けていること、排水路の側溝放射線モニタは警報値が高いことを筆者は以前から指摘し続けているが、東京電力は「今後モニタリングはやっていくことになると思うが今の段階で知らせる内容は無い」と2014年6月に回答。

 

2号機建屋大物搬入口付近の汚染水が海に流出し続け

24日、東京電力は以下の情報を発表した。

K排水路に流れ込む排水路の上流に位置する2号機原子炉建屋の屋根、大物搬入口の屋根の雨水に高濃度の汚染水が見つかった。

高線量が見つかった2号機建屋大物搬入口付近、その汚染水が流れ込むK排水路の位置関係は下記である。

K排水路はそのまま港湾外に流れ込むことに注目して頂きたい。

タンクエリアの汚染水が流れ込むC排水路の排水口を港湾内に切り替えるときに、

筆者はたびたび「なぜK排水路の排水口も港湾内に切り替えないのか、ここの汚染度も高くそのまま港湾外に流れ続けさせるのか」と、

数年前から指摘していたことを覚えている。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150224_04-j.pdf より

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150224_04-j.pdf より

最も高濃度の部分は大物搬入上部である。

Cs134 Cs137 全β Sr90 H3
2015.2.19採取 6,400(Bq/L) 23,000(Bq/L) 52,000(Bq/L) 分析中

600(Bq/L)

排水の告示濃度限度 60(Bq/L) 90(Bq/L) (無し) 30(Bq/L) 60,000(Bq/L)

 

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150224_04-j.pdf より

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150224_04-j.pdf より

 

公表されていない2011年3月25日、4月7日の超高濃度汚染水の漏えい

24日に発表された資料を見て、筆者はアッと驚いた。

この2号機大物搬入口付近の枝排水路とK排水路の位置関係の図面を2年前から要求していたのだが、それが出たのだ。

写真 2 (11)

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150224_04-j.pdf より

 

なぜ筆者は2013年からこの部分に注目していたか。

2012年に公開された、TV会議動画(2011年3月12日から4月11日までの東京電力の会議記録動画)をチェックしていた際、

非常に気になる箇所を見つけたのである。

書き起こしの中から、その部分を抜き出す。

 

2011年3月25日5時台

1F発電班:●●
発電班ですけれども、2号機のR/B大物搬入口らしきものが出た形跡があるということで、一般排水溝に入る可能性がありますので、これから現場を確認しに行きます。それで、まだ未確認の情報ですけれども、常時水がだらだら流れているだけではなくて、流れ跡のような、色の変色した部分がある程度の幅をもって出ているということなので追加で情報が入りましたらまた直ぐご報告いたします。

2011年3月25日7時半頃
1F発電班:●●
すみません、先程中途になりました1F発電班からの2号の大物搬入口、2号機です、の前の水跡の情報が入りましたので報告します。

1F:●●
あの、R/Bですよね?大物搬入口。

1F発電班:●●
そうです。2号R/B大物搬入口前です。水は現在流れておりませんで、コンクリートの上に水跡があると、濡れた状態であると。周りのバックグラウンドも高いんですけれども、水に濡れたところで雰囲気で最大40mSV/h。
水に濡れてないところで約10mSV/h程度なので、若干水の影響はあるかと思います。ただ、これからも水が流れるかどうか注意しながら監視します。あとは、人はベタ付きにはできませんので出入りするときの情報を集めているくということになります。以上です。
2011年4月7日17時半頃
1F●●
情報ですけれども2号機の原子炉建屋の大物搬入口そこの今、搬入口自体は閉じておるんですけれども、そこからその水が浸み出したような跡が見つかっています同じように3月25日にも同じ場所からやはり浸み出した跡が確認されてまして、今回も同じような浸み出し跡が見つかってます。表面っていうか雰囲気線量もですねほぼ同じぐらい、今回測って50mSV/hぐらいです。その大物搬入口の出口あたりですね、ということになってますので、明日にでも大物搬入口のその扉の下を生コンで目張りするなりなんなりの対策をしたおきたいという風に考えてます。
1F●●
今は流れてないですね、乾く方向です。

本店●●
その範囲は

1F●●
大物搬入口を出て、大きい道路にその突き当りますですね、そのあたりまでずっと流れた後になっていると、そんな感じですかね。

1F●●
側溝におちた跡があるんですけど、側溝のところ、ハッチっていうんですか、開いてみても中は水は溜まっていない状態で、乾いた状態だということです。3月25日と同じような状況です。

つまり、2号機大物搬入口から枝排水路を通り、K排水路に超高濃度汚染水が、2度漏えいしたというのだ。

その雰囲気線量は3月25日で40mSV/h、4月7日で50mSV/h というのだからどれほど高濃度だろうか。

 

東京電力は、2011年に海へ汚染水を漏えいしたのは4月2日から6日まで、としか発表していない。

4月2日に漏えいが見つかり、6日に止水に成功した、としか公式発表は無い。

 

この情報を、2013年取材当時、青山道夫氏(気象庁気象研究所(当時)にぶつけてみた。

青山道夫氏は汚染水に関する論文をいくつも書いている研究者である。

「私の論文でも書いたが、海への汚染水漏えいは少なくとも3月26日 から、ということが海水の測定値からわかっている。

これは、わざわざ東京電力の測定している海水の測定値を元に書いた論文である。

それに合致する情報だ。海への汚染水の漏えいは4月2日~6日だけということは無いだろう。」

とのことであった。

 

2011年の高濃度汚染水漏えいを把握しながら調査しない東京電力

筆者はこの件を、福島第一原発作業員や、東京電力に対して取材し続けている。

しかし、東京電力は情報を把握しながら調査をしない。

2013年10月から、会見で質問し続けたが、12月に東京電力広報部からぶら下がりで次のような回答が来た。

「確かに、TV会議動画で、2011年3月25日と4月7日にそのような会話があったことは認める。

発話は認めるが、これ以上の調査はしない。規制庁にも過去の東電会見でも発表していない情報なので出さない」

この回答に筆者は驚いて、声を荒げたことを記憶している。

なぜ、調査しないのか。規制庁や過去に発表していない情報はこれ以上出さない、とはどういうことか。

(ちなみに、2013年に原子力政策や廃炉に関して「国が一歩前に出る」ということが決まってから、東電会見での情報の出方が明らかに変わった。そして2013年12月に特定秘密保護法案が国会で通過した。

その上での「過去に発表していない情報はこれ以上出さない」との発言で、それまでの東電会見の体制との違いに、筆者は憤ったのである。)

「2011年は大変な状況だったので、今から調査をするのは大変だ」との説明を繰り返すので

TV会議動画で、汚染水漏えいを報告した社員は把握していないのか、

今も大変な状況なのか(2013年12月当時)と重ねて質問すると

「報告した人間はもちろん把握しているが、これ以上調査をしない」と繰り替えすのみであった。

 

その後も、筆者はこの件の取材を継続しているが、東京電力からの回答は出てこない。

 

2014年1月29日の東電会見の質疑を抜粋する。

脱ってみる?デイリーより

2014年1月29日、東電会見にて筆者の質問に答える今泉氏(撮影:おしどりケン)

2014年1月29日、東電会見にて筆者の質問に答える今泉氏(撮影:おしどりケン)

マコ
今泉さんが、K排水路の調査状況について、2号機の裏面のU字側溝で、比較的高い濃度の汚染があると。
これが主たる汚染源になっているのではないか、と現在推定している所とご説明されてましたが。
去年の10月11月から、私が質問していますが。
2011年のテレビ会議動画を見ますと3月25日と4月7日に「2号機建屋の大物搬入口から、付近の側溝に汚染水が流れ落ちた後がある」という会話があります。
で、水が乾いている時点での表面線量が50mSv/h と40mSv/hでかなり高濃度です。
これはどの側溝に落ちたのか、教えて欲しいというのを以前から質問しておりましたが、去年にぶら下がりで広報の方から「発話があったことは認めるが、これ以上調査はしない」という回答を頂きました。
 
1月24日にこのK排水路での2号機の裏で汚染が見つかったという事で。
あらためて2011年3月25日と4月7日の2号機建屋の大物搬入口からの漏洩は、どの側溝に流れ落ちてそれが雨水排水路なのか、K排水路なのかというのも分かりませんのでお調べしていただけたらと思います。
 
「発話があった、発言された作業員の方の名前は分るが、調べる事はしない」とお答えになられたのですが、あらためてお調べを宜しくお願いします。

東京電力今泉氏
すいません、それを調べてお答えできるかどうかは、わかりませんけど、今何とも申しあげられませんが、確認はしてみたいと思います。
このように、たびたび、2号機裏とK排水路の汚染が見つかりながら、同場所の2011年3月25日と4月7日の超高濃度汚染水の海への漏えいの件は、何も調査されていないのである。

そして、2011年に海へ流出した超高濃度汚染水は、4月2日に見つかり6日に止水という漏えいだけになっている。

この2011年4月2日~6日の漏えいが、現在の福島第一原発の護岸エリアの地下水の汚染の原因とされて、現在、対策や調査がとられている。

まず、この初期設定が間違いであれば、どんな対策をとってもあまり意味が無いだろう。

2011年4月2日~6日の汚染水の漏えい部分だけでなく、その他の漏えい箇所の可能性も調査して頂きたい。

 

「1年前からこの汚染水漏えいを東京電力が把握」は間違い、もっと以前から

「2号機大物搬入口上部の汚染水がK排水路に流れ込み、海へ流出していることを東京電力は1年前から把握」

といったニュースが様々なメディアで報じられている。

筆者は驚いた。1年前どころか、もっと以前から把握しているはずだ。

どういう理由で1年前から把握、という情報を出したのか。筆者は東京電力に電話取材した。

 

ーー1年前から把握というのはどういう理由? なぜこの数字に?

東京電力:規制庁や福島県に昨日、説明した。そこで時系列なども話した。

それを取材した方々が、そういう(1年前から漏えいを把握)理解をしたんだと思う。

ーーでは、具体的にいつから把握していたのか? 正直に聞くと、測定値などからもっと以前から把握していたはずだろう?

東京電力:そこは…この件はおしどりさんのほうが一番詳しいと思う。

ーー3年前からこのK排水路の汚染について取材しているが…

東京電力:(監視・評価検討会でのK排水路の汚染の清掃の説明等)

ーーつまり、1年前から東京電力が把握していた、というニュースになったのは、

単に監視・評価検討会で、K排水路の汚染が議論に上ったのが2014年からであって、

K排水路の汚染の測定値を把握していたのはいつから? 以前からずっと測定していただろう。

東京電力:いつからというのはなかなか難しい。雨水の影響かと思っていたので。雨水のときにしか測定してこなかった。

ーー改めて聞くが、2011年3月25日、4月7日の汚染水漏えいの件は調査しないのか?

今回の発見された汚染と同じ場所だが?

東京電力:その情報は把握しているが、今回と同じ場所とは…

ーーいや、同じ場所。2号機大物搬入口からの枝排水路とK排水路の図面の公表をずっと要求していたが、

東京電力:(さえぎって)それがこの図面である。

ーーそうだ。公表されて驚いた。TV会議動画の会話からいっても、この部分の汚染水漏えいの話である。

東京電力:…過去の原因調査よりも、まず、目の前の対策をとっていくことになると思う…

 

K排水路から日々、海に汚染水が流出しても「知らせる内容はない」

排水路から海に流れ出る汚染水についても、筆者は以前から取材している。

2014年6月16日の東電会見質疑からその部分を抜粋する。

(この会見の書き起こしは、おしどりケンはやっていなかったため、@jaikoman 氏のものを引用する)

http://genpatsu-watch.blogspot.jp/2014/06/TEPCO201406161730.html

(常に書き起こしている@jaikoman 氏の記事は必読である)

C排水路から、全β汚染水が海に流出したことがわかった22日の側溝放射線モニタ警報の件とも重なる部分が多いので少し長めに抜粋する。関連記事:全β濃度の高い汚染水が海に流出

2014年6月16日 筆者の質問に答える東京電力白井氏(撮影:おしどりケン)

2014年6月16日 筆者の質問に答える東京電力白井氏(撮影:おしどりケン)

この10^3レベルの警報設定は東電側が考えているということで、全βでの警報設定レベルが高いと思うが。

東電白井:あの、ここの、ですから、側溝モニタで何を測るか、何を測って警報を発生させるかがポイントになるとお我々としては思っている。)

なるほど。タンクエリアの漏えいのみを見ると言うことだな?

東電白井:そうだな。こちらのスライド19にあるが、こういったタンク汚染水の排水路への流入を確認することが目標になる。)

では、排水路に流れている水が、炉規則の排水の告示濃度限度を超えるかどうかはどこで見ているのか?

東電白井:あのっ、そういったものについては、あくまでも!この側溝のモニタは、有無を確認すると言ったところで考えている。ですので!あの、その水が、告示濃度限度を超えるか、超えないか、の判断に使う事は考えていない。)

質問の主旨が伝わらなかったようで。側溝放射線モニタではなく、海に流れる排水の水が、告示濃度限度を超えるかどうか、というのはどこで判断されているのか?

東電白井:あの… 今、現段階もそうだし、今、現段階でそういったものを、、排水の途中で確認するのではなくて、そういった物については毎日のサンプリングや定期的なサンプリングでそういったなかったどうかを確認している。そういったことになる。)

わかった。では、現在、B排水路、C排水路、K排水路などで海に流れている排水に含まれるセシウムは、炉規則の告示濃度限度を超えている場合があるが、それは日々測定してK排水路などは発表しているのか?

東電白井:K排水路は今洗浄作業を確かやっていたとおもう。定期的に今、今後、排水路でどのように管理していくかについて、検討している途中と聞いている。今現段階で、判断する貯めに計測している状態ではないと思っている。)

以前、B,C排水路で流れている水が告示濃度限度を超えているという質問に対して、東電白井さんの回答で、側溝放射線モニタの準備もしていると回答だったと記憶しているが、これは、その回答は当てはまらないと言うことだな?

東電白井:あっ、じゃあ、そういった、あ、すいません。私、前回、そういった話をしていたと。確かにそう思う。で、その後、再度、この側溝放射鎖線モニタの位置づけを確認させてもらい、こちらの記載にあるように基本的にこの放射線モニタについては、タンク、堰等の汚染水流出の確認を行なうといったことで、改めて情報が入ったので、そちらについては訂正させてもらいたい。)

わかった。では、B,C排水路は今回の資料でも港湾内に排水口を変えると言うことで、K排水路の汚染水レベルというのは、発表してくれないのか?測定はしているのか?

東電白井:確か、3月の末ぐらいに、監視評価検討会の何かの時に、ええ、1回、そういったのは公表しているとおもう。)

日々の発表がないので、

東電白井:日々のサンプリングはしてないので発表はない。)

わかった。排水路の中で、K排水路が一番原子炉建屋に近い所に流れているので、爆発影響による汚染影響が最も高いが、その単発での測定レベルを見ても、告示濃度限度を超えているものが多いが、これはそのままずっと海に排水している考え方なのか?

東電白井:今現段階で、K排水路に入ってくる水は、基本的に回りに入っている雨水で、いわゆる高濃度の滞留水やタンクの水は漏えいがないことを確認しているので、そういったものはK排水路に流れ込んでいる状況でないと考えている。で、K排水路から出ている水は付近に降った雨とか、そういった水になるんで、雨水が回りの土や泥を拭くんでK排水路に入って、それで汚くなった水が海に出ている状況だとおもう。その対策として、一旦、K排水路、これ、他にはA排水路とあるが、そういった排水路の清掃を一旦行っている。そちらについては一回話しているとおもう。今後も定期的にそういった清掃作業はやっていく、ことになるとおもう。)

東電御社が、告示濃度限度ではなく由来で汚染水かどうかを判断していることは、以前も言っていたが、原子炉1号機から4号機に近いと言うことで、雨水であれど、告示濃度限度を超えた汚染水が、雨水となって排水路に流れている事は御社の測定でも出ているが。これはせんだってのノッチタンクの漏えいの際に雨水と判断したが、保安防護規則の18条規則にあたるものだったと、後から、発表し直していたが、雨水であれど、告示濃度限度を超えたものが海に流れている排水路がそのままになっている事に関して、特に対策は取らないのか?

東電白井:その、対策についてはさっきも話したように、清掃が必要なのでさせてもらっている。定期的にすると話している。)

対策ではなく、日々の測定、どのレベルの物が海に流れているかは測定しないのか?

東電白井:オンラインで計るようなものに今なっていないし、測定する物としては、今後、継続的な測定は、多分、将来的にはやることになると思う。これは、確か、国に説明している中で、規制庁さまとのやり取りの中で、いわゆる発電所から出ている被ばく評価として、今年度中にタンクとか、排水も含めて2mSv/y 、来年度中に 1mSv/y にしなさいといったことで、対策をして下さいと指示を頂いているので、そういった対策の中の一つとして、今、フェイシングや側溝の清掃を色々やらせてもらっている状況になるかとおもう。その対策の一つとして、先程、おしどりさんがいったモニタリングとか、そういった事は今後やる事になると思うが、現段階でどういったモニタリングを実施しているかは、まだ決まってないので、、… そちらについては、、… … 今後? やっていくことになると思うが、今の段階で知らせる内容はない。)

2015年2月現在、K排水路からどのようなレベルの汚染水が海に流出しているか、モニタリングのシステムは無い。

「フォールアウトの影響が雨水に出ていると思っていた。今まで降雨のあるときにしか測定してこなかったので。」

つまり、雨水で希釈されたものを今まで測定しており、通常はもっと高濃度のものが海へ漏えいしていた可能性があるのだ。

 

2011年3月の超高濃度汚染水漏えいも調査しない、なので、そのエリアの汚染に効果のある対策がとれるかわからない、

排水路から告示濃度限度を超えた汚染水が海へ流れてもそれは「雨水」

 これが現況である。

今、酷いことが新たに発生したのではなく、2011年からずっと続いているのだ。

しかし、なぜ今さら、この情報が大手メディアの間で大きく取り上げられているのか。

筆者が会見で質問しているときには、いつもどのマスコミも出席している。

なので周知の情報のはずである。(少し皮肉な言い方をすれば、理解していれば、だが。)

監視・評価検討会や東京電力会見などで、K排水路から告示濃度限度を超えた汚染水が海に直接流出している情報は何度も出ている。

この汚染水の問題が、さらに何か別の問題を隠すスピンコントロールのように思えてならないのは、

原発事故の取材をしすぎたせいだろうか。