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地元への通報が遅れたにもかかわらず会見では認めないが個別のぶら下がりでは認めた東京電力

Byoshidori-makoken

12月 8, 2016

 

質問の回答

東京電力岡村氏

今お調べがつきましたので、作業員さんの3号機の炉注停止の現場作業員ですけども。
登録企業さん20歳20代の男性以外の方です。
2名の方がともに50代の方。
経験年数が1.5年と5年。
それが2名の方。
残り1名の方は30代の方。
経験年数が1.5年。
作業班長ですねこちらは。
そういう様なクルーで仕事をしておりました。
おしどりマコ
1.5年の方が作業班長という事ですね。
因みにすれ違ったのはどの方か分かりますか?


東京電力岡村氏
ちょっとそこは今状況が判りません。


おしどりマコ
分かりました。
ありがとうございます。

 

 

2回目の質問

final
2016年12月5日東京電力定例会見夕方 2回目の質問

 

おしどりマコ
先程のやり取りで確認をしたいのですが。
ポンプの停止はLCO逸脱宣言後ではなく、
「発生確認後30分以内を目安に自治体に通報」ですよね?
ポンプ停止はLCO逸脱からの30分以内ではないです。
自治体への通報は。
炉注の流量変動はLCO逸脱からの30分以内ですが、これは、「10時02分に3号機の原子炉注水が停止したことを確認」と書いておられますので、これは発生確認後30分以内じゃないのですか?
「既設設備での原子炉注水不能、その発生確認後30分以内を目安に通報」が通報公表区分なのですが。
一番最新の今年2月に更新されたもの( http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2016/images1/handouts_160201_04-j.pdf )を見ています。


東京電力岡村氏
事象発生という定義はLCO逸脱する事になった確認を経てのタイミングですので、もちろん事象発生、、。
停止信号が入った時期は10時2分になりますけれども、その段階では別の号機が立ち上がるとか、いろいろな代替手段が成立しえますので、そこについてまだ確認する作業が必要だったというふうに理解しております。


おしどりマコ
いえいえ、LCO逸脱から30分以内の場合と、重要な事象は、事象発生確認後30分以内ですよね。
すいません!それだと「炉注が止まっていてもLCO逸脱の判断を遅らせれば通報が遅くなっても目安以内」ということになってしまいますよね。
でしたので、通報公表区分は重大な事象は、LCO逸脱の判断がある前にいくつかのものは、炉注の冷却停止であったり、SFPの水の漏洩であったり、敷地内のダストモニタが、確か、2μSv/hだったか、何か上昇があった場合。
これはLCO逸脱の判断を待たずに事象の発生30分以内の地元への通報だと思うのですが。
私そう読んでたんですが。
LCO逸脱から30分以内と書きき分けておられますよね。


東京電力岡村氏
通報連絡の基準を確認しておりますけれども、発生確認後という言葉を使っております。


おしどりマコ
そうです。
発生確認後です。
発生確認後の場合とLCO逸脱確認後の場合があります。
そしてこれは公表区分「A」で、発生確認後です。
そして公表区分「B」の炉注流量変動は運転上の制限からの逸脱です。
ポンプ停止の場合は、原子炉への注水不能、発生確認後30分以内です。
書き分けておられます。

final
東京電力岡村氏
10時02分につきましては、後から現場確認等をして判明している時間でもありますので、10時30分が、もちろんその時間軸という意味では何かLCO判断を遅らせればどんどんどんどん遅れる。
そういうご理解ではいただきたくないのですが、迅速に判断するという中で最終的にこれは・・・・停止、それから運転上の制限を逸脱というふうにすべからく判断するという時間。
その時間が今10時30分というふうに認識していますので、その時間こそがカウントダウンの始まり、ということになるかと思います。


おしどりマコ
では逆に言えば、炉注が停止してからなぜLCO逸脱の判断が28分も遅れたのですか?
炉注が停止するというのは。
原子炉の注水系が中止するというのは、最も過酷な重要な事象です。
区分の中でも。
止まりっぱなしで28分間LCO逸脱の判断をしていないということも、かなり異常だと思うのですが。


東京電力岡村氏
現場の確認も含めて進めていた。
という風になろうかと思います。


おしどりマコ
28分LCO逸脱の判断が出なかった、ということに関してですか?
現場の確認があったと。


東京電力岡村氏
そういう認識でおります。
もちろんそれが、決められたインターバル、溶融の時間というのは一義的に決まるものではありません。
迅速に正確に判断していくというのが求められますけれども、今般の場合はスイッチを直接切った、というような状況が現場の作業員から伝わってくるような状況。
そういったところと、間案してなぜ号機が立ち上がらないのかという様な状況。
そういったものをしっかりと整理をする時間が必要であった時間というふうに考えております。

final
おしどりマコ
すいません、公表区分「A」に関して、LCO逸脱から30分ではなく、事象の発生後30分以内を目安だと。
これは炉注の停止のみではなく、他もすべからく窒素ガス封入の公表区分への場合とか、モニタリングポストの場合とかでもLCO逸脱と書き分けておられるので、そこはちょっともう一度ご確認して頂けませんか?


東京電力岡村氏
あの、確認しますけれども。
繰り返しになりますが、同じ思想・同じ考え方で踏襲しております。
今回の10時02分という、時系列的には後からデータ確認をしてそのポンプのBに触れて停止をした事は判明してますが、10時30分がLCO逸脱の判断。
そういった時間軸になって、後から整理をしてデータチャート等を見てみると10時02分に止まっていたのだなぁと。
いうことを時系列でお示ししています。
ですので当直、それから責任者の判断のスタートポッドという意味では10時30分にこれは事象が発生している、という風にこちらで判断しています。


おしどりマコ
すいません、繰り返しになりますが。
やはり通報公表区分を見ても。
プールの冷却システム・窒素ガス封入のものでも全て一番重要な事象は、過酷な事故は発生確認後30分以内で。
2番目から以下のものが、LCO逸脱からの逸脱宣言後30分以内という目安なんですね。
何度も繰り返しますが、「原子炉注水が止まるのは最も過酷な状況」で。
これ、発生確認後30分以内の地元への通報です。
そして「流量が変化」が、逸脱宣言後から30分以内の地元への通報、となってます。
2016年2月5日更新の分です。
あのここはずっと変わっていないので。
急に炉注の注水ができなくなった事があって「いやいやこれは逸脱から30分後です」とか変えないでください。
これはきちんと、多分今どなたか菅野さんか誰か通報基準公表方法をお持ちだと思いますが、きちんとフェアに説明してください。
書いてあるので。

final
東京電力岡村氏
今、通報基準見ておりますけど、おっしゃるとおりですし我々の見解も認識がずれてるというふうに理解しておりませんので。


おしどりマコ
見ておられますよね!
では、公表区分で原子炉注水システムの最も重要な事象として公表区分「A」のものは1つだけで。
それは発生確認後30分以内を目安に通報、ですよね?
そしてトラブル・事故と分類をして既設設備での原子炉への注水不能。
これの発生確認後30分以内を目安に通報。
公表区分「A」と書いてますよね?
LCO逸脱判断の30分以内とは書いてませんよ。
2つ目からは書いてますが。


東京電力岡村氏
で、でですからその判断をしたというのが10時30分。
繰り返しになりますのでアレですけれども。


おしどりマコ
だから、これ本来10時2分の30分以内に地元に通報する事象ですよね?
公表区分おっしゃったので、先ほど。


東京電力広報
あのすいませんちょっと書き方がよろしくなかった。
という事もあるかと思うのですけれども。
我々の行為として確認したのが10時半で、振り返って確認をすると10時02分に起きていた自称ということだと思います。
10時半に確認行為があって、そしてLCO逸脱の判断をしましたということでございます。

final
おしどりマコ
いえ、それだと炉注が停止したことを把握したのはいつになるのですか?
10時02分じゃないお話をされたんですよね?今。


東京電力岡村氏
それが10時30分に、ですからデータを確認してそこがそういうことなんだ。
というふうに認識しました。


おしどりマコ
この10時2分に資料として出されている、プレスリリースとして出しておられる「3号機の原子炉注水が停止したことを確認」
これ10時02分なんですが、これはどういう意味なんですか?
じゃあ逆に。
その時は、書いたけれども実は分かっていなかった。
ということですか?


東京電力岡村氏
あの、チャート等を確認して最終的にここを、10時02分というのが確定したというのが、2分から30分の間をかけて特定していたということになります。
その30分が確定ということになります。


おしどりマコ
推定ということになるんですか?
では、3号機の原子炉注水が10時02分に停止していた。
と後で推定したという意味ですか?


東京電力岡村氏
あとでデータ等から、チャートデータ起動の信号が入っているコンピューターのデータ等から確定できたと言うことで時系列として表記させていただいております。


おしどりマコ
分かりました。
では、炉注が確実に止まったと現場、そして本店が把握したのは具体的に何分なんですか?
これはLCO逸脱の前ですよね?


東京電力岡村氏
ですからその確認作業を踏まえて、10時30分にそういった事象が確定したということになります。


おしどりマコ
LCO逸脱の判断が10時半だと。
その時に止まっていたことがわかった、ということなんですね?


東京電力岡村氏
止まっていた時間が確定したということになります。
「止まっていた時間が10時02分であったのだな」
と言うことがわかったと。


おしどりマコ
あの、とても重要なことだと思うのですが、現場そして本店が3号機の炉注が停止したということもした時刻はいつなんですか?


東京電力岡村氏
、、、、無言、、、。

final


おしどりマコ
いつ気付いたんですか?
3号機が止まってると。


東京電力岡村氏
ですから10時13分あたりから作業員から連絡があったり、いろんな状況、情報収集をして制御していた段階。
それが正確には10時02分から10時30分間ということになります。
断片的に作業員が連絡をしてくるような状況もありましたので、一体全体それが何につながっているのか。
それから計装員の点検をやっていると申し上げましたが、その点検の信号によって、あの模擬信号を入れますので模擬的に信号が出る場合もあります。
そういったものは当直側と作業員が事前にすり合わせをして・・・・でいるような状況も当時ありましたのでそこの、これが本物なのかどうかということを確認する時間が10時02分から10時30分までかかったと。

final
おしどりマコ
何度も繰り返しますが、原子炉の炉注の冷却が止まる。
といういうことは最も過酷な事のひとつですので、いつ情報をどのように知って、いつ炉注が止まっていると判断して、どのように情報発信していたか。
この時系列というのはとても重要だと思いますので。
「10時13分あたりだろうかと思います」
という形ではなく、10時半LCO逸脱判断する以前に確実に3号機の炉注が止まっていることは把握しておられますので、それが何分なのか、「10時02分で後から推定しました」「10時半に判断しました」だけではなく、その合間のものをきちんと時系列で教えてください。
この現場状況写真を再現されているよりも、どのような段階で、冷却が止まっていることを知り、そしてどのように発表されたのか。
という事はとても重要なことですので、それをきちんと情報公開してください。
よろしくおねがいします。

img_8506
スイッチへの接触状況写真 http://photo.tepco.co.jp/library/161205_02/161205_04.JPG


おしどりマコ
すいません、確認ですが。
LCO逸脱判断の前にどの時点で炉注が止まってることを把握したのか。
それから30分以内ですので、お時間は出してください。
10時13分あたりということではなく。
そして、10時13分あたりであれば地元への通報連絡は30分以内は守れていません。
よろしくおねがいします。

 

final
会見終了後、木元氏にぶら下がるマコちゃん

 

 

この時のぶら下がりではマコちゃんの理解で合っていると言われていました。

本来、事象の発生(原子炉への注水停止)から30分以内に自治体への通報なんです。

LCO逸脱宣言から30分以内の通報ではありません。

ぶら下がりの模様は後日マコちゃんが記事にしてアップします。