第三者検証委員会2016年6月16日東京電力本店

第三者検証委員会2016年6月16日東京電力本店

おしどりマコの質問

20160616b

おしどりマコ
本日の報告書で炉心溶融という言葉が曖昧で、炉心損傷と炉心溶融はほぼ同じ意味と。
この旨が報告書にも記載されていますが、この件で2点質問があります。
2011年当時から私は取材を続けておりましたが、当時の記者会見で東京電力は。
「炉心溶融と炉心損傷は意味が違う」と。
「東京電力として炉心損傷は認めるが炉心溶融まではわからないのでその言葉は適切ではない」という説明がありました。
まあ、この旨は内閣府の統合会見の。
記者会見の書き起こしにもありますのでご確認頂ければと思います。
で、そういう説明がありました、という事が1点。
2点目は、テレビ会議動画も全て見て、書き起こしを持っております。
当時現場(福島第一原子力発電所)と本店(東京)とのやりとりでも炉心損傷と炉心溶融は確実に使い分けておりました。
例えば、3月13日6時は3号機の予測だと。
「炉心損傷が6時15分に始まったとすると炉心溶融は8時15分」と。
「3月14日で2号機の状況は、はっきりと炉心損傷の割合で、2時間以降で炉心溶融になる」と。
その他も「CAMSのデータが5%以下かどうか。」
ということは、テレビ会議の中で度々議論の俎上になっております。
ですので当時、「炉心溶融と炉心損傷の定義が曖昧であった。」
ということは、2011年当時を振り返りましても、このご報告は少し当てはまらないのではないか、と思うのですがいかがでしょうか?


佐々木善三委員
すいません、炉心損傷と炉心溶融が同じというようなことは、書いてないと思いますし、炉心損傷についてはですねですね、学術上の定義もはっきり書いてあると思いますけれども。

佐々木善三委員

佐々木善三委員


おしどりマコ
はい、わかりました。


田中康久委員長
あの、ちょっと宜しいですか?


おしどりマコ
はい。

田中康久委員長

田中康久委員長


田中康久委員長
時期の関係をいいますと、炉心溶融の可能性の問題としてとらえる場合と、炉心溶融そのものとしての判断の場合とちょっと違いがありまして。
炉心溶融の可能性は、ある程度早い段階では言っておりました。
で、炉心損傷があるかどうかは結局はその当時はあまり、、、。
表現しておりますけど、中の会議では勿論。
損傷がどこから始まれば、炉心溶融がどこから始まる。
こういう中身で議論してますから、あの、基本的には現場は炉心損傷がある程度先にいって、それから悪くなって炉心溶融になると。
という認識で当時、最初のうちはいたんだと思います。
やり取りを見てるとですね。
で具体的なことは私どもはわかりませんけれども。
まあ経過を見てるとそういうふうな認識で現場は居たのではないか。
だから溶融は損傷が少し進んだ段階。
という現場は認識出たんではないかと思います。

20160616d
おしどりマコ
いえ、5%の議論を現場ではされていて。
そして佐々木弁護士。
先ほど原子力学会の定義。ということをおっしゃいましたが、東京電力から第三者検討委員会に依頼したのは、「事故当時の社内マニアルに習って炉心溶融を判定・公表できなかった経緯や原因」ということでしたので。
今回、あまり学会の溶融の定義という事は、ご説明に当てはまらない、関係ないと思います。
で、当時現場がCAMSで5%「以上か」「以下か」であったり。
炉心損傷が、炉心溶融。
時間的にきちんと使い分けておられましたので、あの、正確に言いますと。
「炉心溶融という用語は曖昧なので、ほとんど使用していなかったというものが多く、また、炉心損傷と炉心溶融はほぼ同じ意味と理解しているものもあれば、炉心損傷の状態の中でも損傷が進んだ状態が炉心溶融であると理解しているもあり、東電社内においても炉心溶融という言葉自体が統一的な用語として使われていたわけではなく、様々な意味で使用されていたようである」
これがご報告書の言葉ですが、当時のテレビ会議動画では書き起こし数十時間のものがあり、確実に炉心損傷と炉心溶融を使い分けておられます。
ですので、今回第三者委員会の目的であった、「社内マニュアルにならって炉心溶融判定を公表出来なかった経緯」というのは。
今回のこのご報告書の中では読み取れないのですが。

20160616c
田中康久委員長
ええとね、あの、私どももそこのご指摘のあったところは、結局聞き取りの際の、現場の皆さんはどういう表現をしているかという問題であって。
テレビ会議動画の時の表現とは必ずしも一致していないことがわかっています。
ただ、現場の認識、現場のその福島第一の現場にいた人たちの認識は先ほど言った、色んな事を書いてありますけども。
やはり、損傷と溶融とは大体そんなに違いはないという意識で現場はあり。
ただ、先ほど言った様に溶融は損傷が少し進んだ段階。
だからそういうことで、テレビ会議の中でも議論は。
損傷はいつ始まり、溶融はいつ始まるかと。
こういう日程になっているんだと、経過を見てて私どもは理解しました。
技術的なことは、詳しいことは私どもは専門じゃありませんから判りませんけれども。


おしどりマコ
わかりました。
最後に1点だけ。
テレビ会議動画ではなく、統合会見の内閣府にある当時の記者会見の書き起こしというのは全てチェックされたのでしょうか?
2011年の4月25日からの東京電力が加わった統合の記者会見。
どうの様に当時、炉心溶融、炉心損傷という言葉を使い分けて説明していたか。
という当時の記者会見の書き起こし、4月25日からの分は内閣府にあるのですが。
ホームページに、それは調べられたのでしょうか?

20160616e
佐々木善三委員
あのー、基本的にですね、必要なところは見ております。
ですから今ご指摘の様にですね、炉心損傷と炉心溶融が定義の異なる言葉。
異なる意味で使われた、という事は。
そこはご指摘の通りなんですけれども。

20160616h
おしどりマコ
質問の主旨は。
当時の会見でどの様に炉心溶融、炉心損傷という言葉を使って説明していたか。
現在もホームページ上にある内閣府の2011年の当時の記者会見を今回の調査で調べられたかどうか、という事です。
質問の主旨は。


田中康久委員長
それは具体的に言うと、調べてません。

20160616g
おしどりマコ
わかりました。

20160616i