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【起こし】SEALDs KANSAI津田くん「小学生の時に沖縄戦のことを勉強したことが今につながっている」

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安全保障関連法案に反対する学生と学者の共同行動

7月31日、「安全保障関連法案に反対する学生と学者の共同行動」が砂防会館にて開催された。

1部、2部で、学生5名、学者4名の素晴らしいスピーチが行われ、会場には拍手、笑い、涙が溢れた。

そのスピーチを順次、書き起こす。

安全保障関連法案に反対する学者の会

SEALDs 自由で民主的な日本を守るための、学生による緊急アクション

撮影:おしどりケン
撮影:おしどりケン

書き起こし目次

1部

神戸大学大学院 津田研人

廣渡清吾 専修大学教授

東北大学 斎藤雅史

岡野八代 同志社大学教授

明治学院大学 奥田愛基

2部

高山加奈子 京都大学教授

中野晃一 上智大学教授

 

 

神戸大学大学院 津田研人さん

撮影:おしどりケン
撮影:おしどりケン

こんにちは、神戸大学大学院津田研人です。

えーと、今日は関西から来ました。

普段はシールズ関西の方でデモや街宣に参加していますよろしくお願いします。

 

え、今僕は大学院で武力紛争のことについて研究をしています。

なんでそういった問題に関心を持つようになったかと言うと、小学生の時に沖縄戦のことを勉強したことが今の興味・関心につながっています。

で、小学生の時から疑問だったことというのは。

人間というのは戦争になったら簡単に人のことを殺すことができるのか。

あんなにむごいことができてしまうのか。ということが疑問でした。

 

で、その後、小・中・高・大と平和であったり戦争というものに関心を持って、勉強を続けてきたんですけれども、小学校、中学校の時というのは戦争というのは。

戦争は過去の人たちがやったことだから、今を生きている僕たちには関係ない。

というふうに、無意識のうちにどこかそういうふうに思っていたんですけれども、その後も高校大学と勉強を続ける中で、「そうではない」と。

戦争というのは人間自身がつくりだした状況であって、人間いうのは元々善とか悪とか決まっているのではなくて、状況次第でどんな行動でも取れてしまうのが人間だというふうに思うようになりました。

 

で、戦争というのはまさに人間がつくりだした状況であって、そのような状況の中で人間というのは平気で人を殺すことができてしまうので、戦争ではいかなる人も幸せにはなりません。

これは歴史が証明していることです。

だからこそ、人間というのは戦争という状況を作らないように努力していくことが必要なのであって、僕たちに求められていることというのは、日本が戦後70年間まぁ、曲がりなりにも維持してきた平和主義、というものを僕たちの自らの手で守っていくことだというふうに思います。

 

で、それにもかかわらず安倍首相というのは、再び日本が戦争できる国へと変えようとしています。

安倍首相は安保法案を戦争と結びつけられることを否定します。

しかし、仮に今回の安保法制が自衛のための武力行使であったとしても、人が武器によって殺し、殺される状況というものは変わりません。

そういった行為を持って戦争と言っているのだと安倍首相はどこまでわかっているのでしょうか。

 

同じことは自衛隊のリスクについてもいえます。

安倍首相は自衛隊のリスクが高まることがない、と断言しました。

しかし、実際の現場を考えるとこれまで以上に任務や範囲が拡大する中で、自衛隊のリスクが上がることは明白なことです。

それを安倍首相というのは認めません。

 

こういったことからわかることは、安倍首相というのは本気で国民の命であったり、平和というものを考えているわけではないということです。

そうでなければ、戦争であったり自衛隊のリスクという、人の命に関わる事実を否定し、目を背けるということができないはずです。

こういうところに安倍政権の欺瞞性があると僕は思っています。

僕は安倍政権がやっていることは単純に間違っていると思いますし、安倍政権が作り出すような社会で今後の人生というのを生きていきたくないので、安保法案に反対していきます。

これからも、頑張っていきましょう。

ありがとうございました。

撮影:おしどりケン
撮影:おしどりケン
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