東京電力広報、白井氏、養生ラックについての冒頭説明部分

DSC_0408 (2)

 
(音声、36秒)

「また、資料としては戻りますけど、スライド番号7番になりますけども、新しく養生板を設置してございます。

この養生板につきましては、FHM本体が落下してきたときに、これに耐えるといったものではありません。

FHMに何か一緒にくっついてきた物が落下した、あるいはFHM鉄骨とか何か一緒にくっついていて、

それが誤って落ちた、ですとかそういった時に、落下の衝撃を吸収するための物になります。

そういった養生板につきましても新たに移動ルートに設置をしてございます。

 

 

養生ラックの耐荷重を問う質疑

 

 

ーーではこのFHMの引き上げに関して養生ラックの耐荷重を先週から質問しているのですが、大体どれくらいでしょうか?

白井氏「先ほどもお話しましたように、これの落ちたことによって、全ての重さを耐えるといったようなものを想定してるものではないです。

ですので、おっしゃっているような、何トンに耐えるとか、そういったものについて評価をしているものはありません。」

ーーすいません、何トンに耐えるというより、どれくらい耐えられるのか、という質問なのですが。

白井氏「ですから、そういったものは評価していないとお話させて頂いております。

ーーわかりました。昨年、操作卓を落下された際に、敷いておられた養生ラックの耐荷重は750kgということを資料に発表されておられました。

今回、新しく敷設された養生ラックの耐荷重は、去年のはわかるが、今回のは分からないということですか?

白井氏「私の方ではわかっておりません。」

ーーわかりました。先週質問していましたが、まだ分からないということですね。

白井氏「先ほどもお話してるように、20tのものを耐えるような物ではないということは何度もお話しております。

ーーそれは何度も伺っていますが。では何キロまでなのか。

昨年使用されていたものは、750kgまで耐えうることが資料に出しておられましたが。

今回、FHMの引き上げに関して、新たに敷設した養生ラックは、違う形状のものですので、

既存のものと新設のものはどれくらいの耐荷重かということは製品の仕様に書いてあると思いますので。

この20tに耐えうるかどうかという質問ではなく、養生ラックの耐荷重はどれぐらいか、という質問です。

お調べしてご回答よろしくお願いいたします。

白井氏「ですからっ! 20tの引き上げに関係なく、興味として知りたい、という理解でよろしいですか。」

ーー興味ではなく、先ほど燃料交換…

白井氏「ですから、20tとは関係ないんですよと。新しい物を作ったんだから教えろと、ただそれだけ、という理解でよろしいですか。質問の主旨は。」

 ーーいえ。「燃料交換機の引き上げる際に、付属している設備などの落下に対して」ということを

白井さんご自身が先ほど説明されておられましたので。

今回の燃料交換機の引き上げに関して、関連のある養生ラックですので、耐荷重をご回答ください。

興味ではありません。今回の作業に付随するものですので、お調べしてご回答を。

先週から聞いております。よろしくお願いします。

白井氏「はい」

 

リスクコミュヶ―ションはできているのか!?

腐食や劣化が考えられるFHM(燃料交換機)の引き上げは、20tの本体の落下も問題だが、付属するものの落下も考えられる。

なので、どの程度の落下物まで耐えられるのか、落下物用だという養生ラックの耐荷重を質問しても、

「興味本位で知りたいのか?」とまともに回答をしようとしない。

2011年3月以降初めて、福島第一原発の敷地内の全ての作業を中断し、「万が一に備える」というFHM(燃料交換機)引き上げの作業だが、

記者会見ではまともな説明がない、というのが現状である。

 

質問をする筆者 撮影:おしどりケン

質問をする筆者
撮影:おしどりケン