2014年12月1日東京電力定例会見より
おしどりマコちゃんの質疑部分文字起こし
おしどりマコ
サブドレンのNo.20の全βの値が最高値のなっていますが。
サブドレンの汲み上げにおいて、横管でつながっているのはNo.15~No.19なのに、
なぜNo.20 の全βが最高値の様に上昇傾向なのかという事に対して何か評価はされてるのでしょうか。
東京電力小林氏
今ご指摘の通り、No.20は確か独立したサブドレンの色になっているかと思います。
場所的には大体、・・の隣という事で近いエリアにはあったかと思います。
こちらがどのような流れを示しているかについては。
特別何か決まった物があるかというと、今のところ調査を継続しているという事ではっきりとしたことはわかっていないです。
ただ、過去から線量が上がることに対してはやはり、雨が降った際の影響が非常に大きい様ですので、そう云う所も含め現在調査中です。
尚、先月末あたりから少しまとまった雨が降っている様でして、その頃から少し線量も上がってきてる部分が見られている様です。
おしどりマコ
わかりました。
No.18、No.19 の放射性物質の濃度の上昇をNo.15、No.16 、No.17から横管で繋がってる為だという事は原子力施設監視評価検討会でもご説明されてましたが。
その際、委員から「横管からではなく、何か汚染源、漏えい源があるのではないか」という指摘を10月からされてますが、その調査の中にNo.15、No.16 、No.17以外の漏えい源や汚染源の調査というのは含まれているのでしょうか。
東京電力小林氏
今、どういう形で調査が実施されてるかについては申し訳ありませんが、私が把握できてません。
元々、このNo.15、No.16 、No.17、No.18 、No.19という様なこのサブドレンの場所の一部はがれきの撤去が出来ないような状況にあり、その下の状況の詳細が確認できていない部分。
それから、排気筒の付け根のところにあります配管で10sVという様な値が出ているんで、その近辺での作業は現在実施していないと云う所もありますので、詳細なところについて、どういった形でその周りを見てるかは今、はっきり決まってないのではないかという風に思います。
いずれにしてもそう云う所を含めて雨が降った際に、そういう物が流れ込む可能性も含めて原因があるであろうと、云う所からそのサブドレンが繋がってる所を遮断するという事で、No.17のサブドレン、これを充填して詰めていくという様な作業が今進められている所です。
それによって下流側の影響を下げようという状況です。
おしどりマコ
すいません、それは存じてるんですが。
No.17を閉塞しているにも関わらず、繋がっていないNo.20がなぜ上がっているか。
という質問だったんですね。
特に漏えい源、汚染源の調査は横管で繋がってる所以外にはされていない、という事ですね。
東京電力小林氏
それは先程申し上げた通り、私が今把握できていないので。
おしどりマコ
分かりました。
ありがとうございます。
では、被ばく線量の評価状況について伺います。
発表が遅れた誤り、とは具体的に何なんでしょうか。
東京電力小林氏
まず、分布表の作成ツールというのを使ってまして、その中にデータを入力して、修正をしていくわけですが、その修正の部分に誤りがあった、という事だそうです。
それから、このツール自体がシステムから複数のデータを抽出して取り込んでいるという事があり、抽出する日がずれていたという事が確認されています。
それでデータの整合が取れていなかったのでそこを改めて確認させていただいたという事です。
根本的な間違えが有ったというよりは、システム上の入力に少し誤りが発生した関係で出来上がったデータが間違ったものになってしまったという状況だったようです。
おしどりマコ
分かりました、ありがとうございます。
平成26年9月の単月の「被ばく線量の分布」の被ばく線量を見ますと、先月出ました速報値と比べて、10m超え20m以下の方が20人増加されています。
確認ですが、速報値がAPDによる値で、その後ガラスバッジなどの積算線量計の値を加算して増加させる。
といった理解でよろしかったでしょうか。
東京電力小林氏
そうですね、基本的にガラスバッジの現像というのは時間がかかりますので、まず暫定値という形で分かっているものが一つ上げられるかと思います。
それからホールボディー等に含めて評価があるかと思いますので、そういう物と含め最終的な評価結果が出て来たところで最終の確定値を載せさせていただきますので、場合により数か月ぐらいずれる場合があるかと思います。
必ず前月分がフィックスしてるという事ではなくて報告のタイミングによって集計の時期に間に合うかどうかと云う所があるかと思います。
いずれにしても、この報告書を作った段階では最新のデータをいただいてそれを織り込んだ形での評価をしているものです。
おしどりマコ
分かりました。
毎回、暫定値と確定値を比較してますが、1か月で20人も増えたというのはここ一年で見ましても、急な増加なのですが、この増加をした方々というのは、どういう理由で若しくは、どういう作業の方々なのでしょうか。
例えば、サブドレンの作業などで、指のリングバッジを付けていた為、リングバッジの評価が入った為線量増加の評価が多かったなど。
何らか特定の事象があれば教えていただきたいです。
東京電力小林氏
実際どのような作業をしていたかについては。
まず、サブドレン関係の設置工事ですとか、関連のじゅきゃく工事、これらを管理していた方。
それから、汚染水の対策関係ですね、この対策をやっている方。
それから、除染作業など1から4号機の周辺の除染対策の工事などをやっている方。
このあたりの所が対象になっている様です。
という質問だったんですね。
特に漏えい源、汚染源の調査は横管で繋がってる所以外にはされていない、という事ですね。
東京電力小林氏
それは先程申し上げた通り、私が今把握できていないので。
おしどりマコ
分かりました。
ありがとうございます。
では、被ばく線量の評価状況について伺います。
発表が遅れた誤り、とは具体的に何なんでしょうか。
東京電力小林氏
まず、分布表の作成ツールというのを使ってまして、その中にデータを入力して、修正をしていくわけですが、その修正の部分に誤りがあった、という事だそうです。
それから、このツール自体がシステムから複数のデータを抽出して取り込んでいるという事があり、抽出する日がずれていたという事が確認されています。
それでデータの整合が取れていなかったのでそこを改めて確認させていただいたという事です。
根本的な間違えが有ったというよりは、システム上の入力に少し誤りが発生した関係で出来上がったデータが間違ったものになってしまったという状況だったようです。
おしどりマコ
分かりました、ありがとうございます。
平成26年9月の単月の「被ばく線量の分布」の被ばく線量を見ますと、先月出ました速報値と比べて、10m超え20m以下の方が20人増加されています。
確認ですが、速報値がAPDによる値で、その後ガラスバッジなどの積算線量計の値を加算して増加させる。
といった理解でよろしかったでしょうか。
東京電力小林氏
そうですね、基本的にガラスバッジの現像というのは時間がかかりますので、まず暫定値という形で分かっているものが一つ上げられるかと思います。
それからホールボディー等に含めて評価があるかと思いますので、そういう物と含め最終的な評価結果が出て来たところで最終の確定値を載せさせていただきますので、場合により数か月ぐらいずれる場合があるかと思います。
必ず前月分がフィックスしてるという事ではなくて報告のタイミングによって集計の時期に間に合うかどうかと云う所があるかと思います。
いずれにしても、この報告書を作った段階では最新のデータをいただいてそれを織り込んだ形での評価をしているものです。
おしどりマコ
分かりました。
毎回、暫定値と確定値を比較してますが、1か月で20人も増えたというのはここ一年で見ましても、急な増加なのですが、この増加をした方々というのは、どういう理由で若しくは、どういう作業の方々なのでしょうか。
例えば、サブドレンの作業などで、指のリングバッジを付けていた為、リングバッジの評価が入った為線量増加の評価が多かったなど。
何らか特定の事象があれば教えていただきたいです。
東京電力小林氏
実際どのような作業をしていたかについては。
まず、サブドレン関係の設置工事ですとか、関連のじゅきゃく工事、これらを管理していた方。
それから、汚染水の対策関係ですね、この対策をやっている方。
それから、除染作業など1から4号機の周辺の除染対策の工事などをやっている方。
このあたりの所が対象になっている様です。
こう云う所でやはり比較的線量の高いエリアの作業をされている方が10mから20mの間に入ってきているそういう様な状況です。
おしどりマコ
分かりました。
具体的に、20人の暫定値から増加された方々はガラスバッジなのか、リングバッジなのかホールボディーなのかも教えていただけますか。
分かりました。
具体的に、20人の暫定値から増加された方々はガラスバッジなのか、リングバッジなのかホールボディーなのかも教えていただけますか。
東京電力小林氏
対象が何で管理されてるか、という事でしょうか。
実際には、各企業さんの中で評価の方法というのはどの数字をとるのかも含めて基準があるかと思います。
その中で、APDを「正」になれるところ、ガラスバッジを「正」にされるところ等あるかと思います。
その中で各企業さんから報告を受けたものに対してその評価を載せているという事になりますので。詳細に何を以て判断したかについては、今私は把握できてません。
おしどりマコ
わかりました、お調べしてご回答いただけたらと思います。
といいますのは、サブドレンや汚染水の作業をされている方々の中で。
仰る通り、協力企業の形態によってガラスバッジやリングバッジを使用されていない方々もおられますので、その場合外部被ばく線量の評価がきちんとなされてるかどうか、というのも疑問ですので、お調べしてご回答いただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
被ばく線量の評価についてですが、今年の4月から10月までの評価の中で20mから50m以下の方々が協力企業の中で82人増えてますが、これも10月に82人増えた方々の具体的な作業を教えていただけますか。
東京電力小林氏
一概に言えるところではないですが、たとえば10から20超えの方々。
これが累積で上がってきているという方も中には含まれてきますので、すべてが一度に上がったという事ではないかと思います。
ですので色々な作業も含めてという事になるかと思いますし、特に線量の大きい方という事であれば先程お話しした様な汚染水の対策管理、サブドレン関係それkら除染関係。
こういう方々が中心になってるのではないかと思います。
おしどりマコ
分かりました、毎回の高線量被曝が予想される作業に関して、計画線量や作業後の被ばく線量等を公表してほしいと要望していますが、
「毎月月末の取りまとめで、それは賄えている」というご回答ですので、この取りまとめの時にもう少し詳細な情報も同時に教えてください。
よろしくお願いします。
あの、質問しても欲しい情報がいただけないという事ですので。
情報公開を宜しくお願いいたします。
で、先程のご質問の関連で。
2号機のSFPの冷却ポンプの停止、で現在調査中という事で。
これは何時ぐらいに取りまとめが行われるのでしょうか。
今のままずっと原因不明ですと、何故空気作動弁が「閉」だったかという事が不明のままですと、1号機、2号機、3号機も共通要因での同様の現象が考えられますので。
これは、いつごろ取りまとめをされるのでしょうか。
東京電力_小林氏
それ程時間はかからないとは思いますが、現在コンプレッサー関係でパトロールとしては月1回のパトロールという事で、前回は11月の13日ごろですかね、こちらの点検をしています。
その際には問題が無かった事は確認済みでして、その13日から27日までの間にどのような作業があったかのか、また何かコンプレッサーのスイッチを触るような何か点検があったのかという所について再度確認をしている所です。
とりあえず現在は作業関係について確認をしている所でして、その確認ができてきまして、それに該当するような作業があれば、そう云う所が原因になるんでしょうし、なければ何かもっと違ったところを見ていかなければならないという事になるかと思っています。
何れにしましても、このスイッチ自体が・・スイッチという事で人が操作をするスイッチになっています。
容易に何かがぶつかったりして切れないようにアクリル製のカバーが付けられていた、というものですので何かがあった際に操作をした可能性はあるかと思います。
そう云う所を含めて今調査をしております。
まあそれ程時間をかけずにその辺の調査は終了できるのではないかと思います。
おしどりマコ
分かりました。
今のところ機械的な故障ではなく人為的なものがかかわっている可能性が高いという事ですね。
東京電力小林氏
はい、そのように考えています。
おしどりマコ
わかりました。
すいません、最後に要望なのですが。
先程のタスクフォースの姉川常務の会見で、姉川常務ご自身が
「2011年3月の柏崎刈羽原発でのテレビ会議動画を見ていた方のメモの存在を知っているし、自分でも読んだ」という事を仰っておられました。
で、それが公開されていないものであれば、公開するように準備をする。
と仰っておられましたので、先程3月15日と申しましたが、柏崎刈羽で2011年3月、4月テレビ会議動画でメモを取っておられた物の公開を改めて要望いたします。
柏崎刈羽に限らずテレビ会議動画で2Fや他の場所でメモを取っておられた物があればその存在を姉川常務ご自身が読んだと仰っておられましたので、公表を改めて要望いたします。
よろしくお願いします。
おしどりマコ
分かりました、毎回の高線量被曝が予想される作業に関して、計画線量や作業後の被ばく線量等を公表してほしいと要望していますが、
「毎月月末の取りまとめで、それは賄えている」というご回答ですので、この取りまとめの時にもう少し詳細な情報も同時に教えてください。
よろしくお願いします。
あの、質問しても欲しい情報がいただけないという事ですので。
情報公開を宜しくお願いいたします。
で、先程のご質問の関連で。
2号機のSFPの冷却ポンプの停止、で現在調査中という事で。
これは何時ぐらいに取りまとめが行われるのでしょうか。
今のままずっと原因不明ですと、何故空気作動弁が「閉」だったかという事が不明のままですと、1号機、2号機、3号機も共通要因での同様の現象が考えられますので。
これは、いつごろ取りまとめをされるのでしょうか。
東京電力_小林氏
それ程時間はかからないとは思いますが、現在コンプレッサー関係でパトロールとしては月1回のパトロールという事で、前回は11月の13日ごろですかね、こちらの点検をしています。
その際には問題が無かった事は確認済みでして、その13日から27日までの間にどのような作業があったかのか、また何かコンプレッサーのスイッチを触るような何か点検があったのかという所について再度確認をしている所です。
とりあえず現在は作業関係について確認をしている所でして、その確認ができてきまして、それに該当するような作業があれば、そう云う所が原因になるんでしょうし、なければ何かもっと違ったところを見ていかなければならないという事になるかと思っています。
何れにしましても、このスイッチ自体が・・スイッチという事で人が操作をするスイッチになっています。
容易に何かがぶつかったりして切れないようにアクリル製のカバーが付けられていた、というものですので何かがあった際に操作をした可能性はあるかと思います。
そう云う所を含めて今調査をしております。
まあそれ程時間をかけずにその辺の調査は終了できるのではないかと思います。
おしどりマコ
分かりました。
今のところ機械的な故障ではなく人為的なものがかかわっている可能性が高いという事ですね。
東京電力小林氏
はい、そのように考えています。
おしどりマコ
わかりました。
すいません、最後に要望なのですが。
先程のタスクフォースの姉川常務の会見で、姉川常務ご自身が
「2011年3月の柏崎刈羽原発でのテレビ会議動画を見ていた方のメモの存在を知っているし、自分でも読んだ」という事を仰っておられました。
で、それが公開されていないものであれば、公開するように準備をする。
と仰っておられましたので、先程3月15日と申しましたが、柏崎刈羽で2011年3月、4月テレビ会議動画でメモを取っておられた物の公開を改めて要望いたします。
柏崎刈羽に限らずテレビ会議動画で2Fや他の場所でメモを取っておられた物があればその存在を姉川常務ご自身が読んだと仰っておられましたので、公表を改めて要望いたします。
よろしくお願いします。